2018年11月11日日曜日

20181111 先日『野良犬』の記事が多くの方々に読んで頂けたことから【対話形式】

A「先日投稿のブログ記事を読ませて頂きましたが、あれも大分奮っていたように思いますが、どうでしょうか?」

B「ええと、それは直近に投降した『野良犬』に関する記事ですか?』

A「ええ、それです。一体そういったことを書かせるような出来事でもあったのですか?」

B「いえ、そうでもありませんが、以前に行っていた首都圏の歯科医院、大学歯学部、歯科大学をまわるような活動をしていますと、不図そんなことを思うのです・・。また、おかげさまでにて、あの『野良犬』の記事は、かなり多くの方々に読んで頂いておりますので、それなりに興味を持って頂いているのだと思います。」

A「ええ、表立った裁判沙汰にはならないにせよ、大学でそうしたことはしばしばあるとは聞いていますし、また、実際にそれで人生を滅茶苦茶にされたという自覚があるのでしたら、やはり何らかの方法でそれを主張されるのは、少なくとも咎められることではないと思います・・。」

B「ええ、私も基本的にはそのように考えているのですが、それでも、そうしたことをあまり大ぴらには主張し難いのが、我が国の社会ではないでしょうか?しかしまた、先日の『野良犬』の記事を作成していた際に思い起こされたことがありまして、それは、2010年の丁度この頃に師匠が退職されて私は鹿児島に残るべきか否か、周囲の方々に相談させて頂いたのですが、その際、伺ったアドバイスで、都内、千代田区にある古くからの歯科大学が来春2011年より、これまで博士課程に出願することが出来たのは医師・歯科医師のみであったのが、他分野にて修士課程を既に取得か取得予定の者も出願することが出来るようになったというのがありました。このアドバイスを伺った時点で出願期限までに若干余裕があったことから、これにはかなり迷い、また、前年、2009年11月には兄が亡くなっていましたので『鹿児島を離れて実家に戻るべきではないか・・?』とも何度か思ったのですが、他方で、以前にも当ブログにて書きましたが、研究室は師匠が去られた後、翌年の2011年には准教授の先生も定年退職される予定であり、さらに研究室の先輩院生等は『師匠のいなくなった研究室にいても・・』とのことで、学位取得後、早々に研究室を離れ、開業する方向にて動き出していました。そうしますと、研究室に残るのは助教の先生お二人と事務係の方お一人そして院生の私と計四名のみとなっていまい、研究室が担当している『歯科理工学』の講義・実習の遂行が覚束なくなってしまうことを、さきの准教授の先生に実験室の万能引張圧縮試験機の前で説かれました。しかし、であるからといって『院生として鹿児島に残るべきである。』とまでは明言されませんでしたので、私は迷ってしまい、結局あまり思慮深い【打算的】とは云えない、鹿児島残留の方向に舵を切ったわけです・・。これは現在においても良い選択であったのか、悪い選択であったのか、よく分かりません・・。何せ人生の中でこのようなことはありませんでしたし、参考にすべき類似の事例も知りませんでしたので・・。」

A「・・そのあたりの事情は以前に伺ったことがありますが、その2010年に鹿児島への残留を決めた理由は、その何と云いますか『義侠心』のようなものなのでしょうか?」

B「いえ、そのあたりはそこまでご立派なものばかりであるとは思いませんし、どちらかといえば惰性のようなものも少なからずあったのではないかと思いますね・・。ですから、それを『評価しろ!』というのは、ちょっと違うのではないかと思うのです・・。それでも、そうした事情によって何といいますか『あまり表出されることのない犠牲』を強い続けて、後になって用済みのモノのように扱う国や組織などはあまり栄えて欲しくはないですよね・・(笑)。」

A「え、そうしますと、Bさんはその用済みのモノのように扱われたといった認識を持たれているのですか?」

B「ええ、そこが大変に難しいところでして、個人個人で考えてみますと、実に親身に対応して頂けたという記憶もあるのですが、組織あるいはこの場合、そのおおもとは省庁が指示を出されたのでしょうが、その際に、こちらのことは何一つ考えていなかったように思われますので、そのことが、今現在思い出してみても暗鬱として、次いで怒りが沸々と湧いてくるようにな感じになるのです・・。まあ、それでも以前と比べますと、コトバにて、こうして割合平静を保って云えるくらいですので、かなり良くはなっているのですけれどもね・・(笑)。」

A「多分、そうしたことは忘れた方が楽であるのかもしれませんが、しかし、そこで忘れてしまったら、また同じようなことが自分に生じた場合、無自覚になってしまったり、あるいは周囲にてそうした事態が発生した際に何も云えませんからね・・。その意味でも記憶は大事なのでしょうが、しかし我が国の場合、イヤな記憶は酒で溶かすといった風潮があるように思われます・・。そして、そうしますと、臨在感・その場の空気によって支配されるような組織、国となっていくのでしょうかね?」

B「いえ、そこまではよく分かりませんが、それでも、あの時期のコトはあまり頻繁には思い出したくないのが本音といったところですね・・(苦笑)。ただ、同時に、それでも何かがあった際に思い出さざるを得ない『記憶』そして、その感覚に対する率直さは大事であると思いますけれども・・。」

今回もここまで読んで頂き、どうもありがとうございます!

~書籍のご案内~
増刷決定!
ISBN978-4-263-46420-5

医歯薬出版株式会社
~勉強会の御案内~
前掲著作の筆頭執筆者である師匠による歯科材料全般、あるいは個別・複数の歯科材料に関しての勉強会・講演会の開催を検討されておりましたら、よろこんでご相談承ります。師匠はこれまで長年にわたり大学歯学部・歯科衛生・歯科技工専門学校にて教鞭を執られた経験より、さまざまなご要望に対応させて頂くことが可能です。

*上記以外、他分野の研究室・法人・院内等 勉強会・特別講義のご相談承ります。

勉強会・特別講義 問合せ 連絡先メールアドレス
conrad19762013@gmail.com 
どうぞよろしくお願いいたします!

数年前より現在までに日本列島各地・特に西日本にて発生した、さまざまな大規模自然災害により被害を蒙った地域の速やかな復旧そして、その後の復興を祈念しています。




↑こちらもどうぞよろしくお願いいたします!