2016年7月4日月曜日

20160704 営利組織・ゲゼルシャフト(Gesellschaft)と共同体組織・ゲマインシャフト(Gemeinschaft)と海外文化と古墳について 閲覧者数100000人到達

A「冒頭から余談となりますが、つい先日より「はてなブログ」においてもブログ記事の公開をはじめました。

ここでの閲覧者数は未だ二ケタ代ですが、以前作成したブログ記事のなかで閲覧者の多いもの、個人的に気に入っているものをここにコピペすることにしました・・(笑)。

気が向きましたら、こちらもどうぞ読んでください。

また、今後機会、余裕が出てきましたら、それら内容の加筆修正を行ってゆこうと考えておりますが、さて、何時のことになるでしょうか・・(苦笑)?

また、ハナシは変わりますが、かつて我が国の社会科学分野の文献において
「日本の会社組織とは、会社という本来、営利の追求を目的とする、ドイツ語でいうところのゲゼルシャフト(Gesellschaft)であるはずのものが、特に我が国においては、それがゲマインシャフト(Gemeinschaft)・共同体組織、地縁、血縁社会)する傾向がある。」
といったことが記されているものが多く見られたのではないかと思います・・。

また、山本七平のいくつかの著書などからも、そのようなニュアンスを看取することができるのではないかと思います。

ちなみに山本七平のこうした論点とは丸山眞男と被る部分が多く、そして、それを結節するものが小室直樹およびその思想であるのかもしれません・・。

ともあれ、私としては現場からの発想が根源に存在することが多い山本七平の著書に古くから親しんできました・・。
(これにはお師匠からの影響もあります・・。)


しかし一方、それら一つ一つの定点的な分析、論述および、そこからの歴史的背景への(センスの良い)飛躍そして、さらに、その分析、論述とは、丸山眞男の方が優れているのではないかと思うこともまた少なからずあります・・。
これを読んでくださっている方々はどのようにお考えになるでしょうか・・?

さて、それはさておき、さきに述べた我が国における様々な営利組織であるゲゼルシャフト(Gesellschaft)の共同体組織、ゲマインシャフト(Gemeinschaft)への変化の現象とは、特に現在においては、その「逆流」が生じているような漠然とした感じを受けます・・。

おそらく、これは現在様々なところにて報じられている格差の拡大、格差社会化などとも少なからぬ関連性があるように思います。
あるいは結句、こうしたものは、同様の現象に対する異なる視点であるのかもしれません・・。

また、こうした社会的な潮流とは、少なくとも我が国においては、国外の圧倒的な力、を持つ文明、何らかの国際的な強い傾向と対峙せざるを得なかった時に特に顕著に見受けられるのではないかと思いました・・。

また、先日読んだ我が国の古墳に関する書籍において
古来より大陸(文化)の玄関口であった北部九州地域における古墳とは、その全般的な傾向として、副葬品の豪華さに比して、墳墓自体は小さく簡素であることから、この地域においては、古墳の埋葬者である地域の首長とは、あくまでも現世における指導者であり、特に近畿、関西において見られる巨大な墳墓が造営される神性を付与されたような宗教指導者的存在ではなかったのではないか?」
といったことが述べられていましたが、この分析から、もしかすると古代首長の埋葬様式における傾向の根底にも、さきに述べた営利組織、ゲゼルシャフト(Gesellschaft)と共同体組織、ゲマインシャフト(Gemeinschaft)的な要素の地域における濃淡、つまり一種の地域性などが看取されるのではないかと思いましたが、如何でしょうか?

とはいえ、ここまで興味を持って読んで頂いて、どうもありがとうございます。
また、さる四月の熊本における大地震によって被災された地域の諸インフラの早急な復旧そしてその後の復興を祈念しております。」