2016年2月13日土曜日

20160213  ネット、出版界における文字、文章について

A「ここ数日でブログの閲覧者数が増えたのですが、そうした背景に基づき、新たに記事を書こうとすると、どうも「何かマズイことを書いてしまうのではないか?」などと考えてしまい、スムーズにペンが進まなくなってしまうようです・・(苦笑)
つまり、文章を書く上で感じるプレッシャー、圧力が閲覧者の増加に伴い強くなり、それが記事作成に際し、悪影響を与えたのではないかということです。
しかし、それはあくまでも私がプレッシャー、圧力として認識しているだけであり「閲覧者の増加」とは直接的にはプレッシャー、圧力ではなく、単なる数字の変化です。
そして、それをプレッシャーあるいは励起を促す要素の何れかと認識するのは私自身の問題です。
そして、そのように事態を認識すると、記事作成に際し、あまり肩肘を張らず、また特に深刻になることもなくなるのではないかと思った次第です・・。
ですから、現状において大切なことは、現状を認識しつつ、あわてず、落ち着いて書き続けることではないかと思います・・。」


B「まあ何でも大勢の前で自身のつくったものを発表、公表するのは緊張するものですからね・・。
また、それを見る人が増えれば、なおさら緊張の度合いは高まるものかもしれません・・。
そうした状況とは、学会のポスター発表で自身の発表ポスターの前に人があまり集まらないのでトイレに行き、帰ってきてみたら黒山の人だかりが出来ていたような感じでしょうか()
それでも私から見ればAさんのブログに1日に200人程度の閲覧者がいること自体が不思議ですね・・。」


A「ええ、それは私自身も不思議に思います・・(苦笑)
とはいえ、私の書いた記事が1200人以上に読んでいただいていることは単純にうれしい側面もあります()
しかしまた、それらがどのように読まれているのかということも若干気になるところですね・・。」


B「うん、そうした感じは私もよくわかります()
これまでに何冊か執筆、分担執筆などしてきましたが、自分が係った書籍が書店で並んでいるのを見るとやはりうれしいものです・・。
そして、その売行き、評価なども多少気になってしまうものです・・()。」


A「はあ、なるほど・・私はこれまでに書いた文章が書籍になったことはありませんが、ブログの記事といったネット上での文章とは、書籍と比べ、どちらかというと消費される文章であり、あまり記憶されるような文章、コトバではないような気がします・・(苦笑)
とはいえ、過分な望みであるかもしれませんが、私は自身の書いた文章がネット上のものであるにも係らず、読んで頂いた方々に良い意味で記憶されることを心の片隅で希望しながら書いております・・。
そして、そうした行為の絶対数が多くなるにしたがい出版業界をはじめ様々な分野での変化が生じ、社会全般における文化、知識の発展に寄与できるのではないかと思います。
多少大風呂敷であったかもしれませんが、実際の現状況とは、そうした方向に進んでいるのではないかとも思います()。」


B「ええ、ネット上でのブログをはじめ、様々なコンテンツの充実に伴い、出版業界なども変化しつつあると聞きますから、たしかにそういった方向に進んでいる一面はあるのではないかと思います・・。
そして、今後ネット社会と実際の書籍がどのような形で折り合いをつけるのかはわかりません。
しかしながら、特に文系の学術書、古典などについては、まだまだ実際の書籍の重要性が維持され、加えて、これは古本についても同様ではないでしょうか?」


A「・・それはたしかにそうですね・・。
また、それは大切なことではないかと思います。
といいますのは、学問、研究などにおいて実際の書籍を資料として用いる経験は必要不可欠ではないかと思うからです・・。
それは実際の辞書でコトバの意味を調べられないで、電子辞書で調べるという行為とは、人間として何といいますか致命的な退化ではないかと感覚的に思うからでしょうか・・。
また、こうしたことは様々な実験、分析機器などにおいても同様であり、私のお師匠の一人は御自身の院生時代に機器操作で苦労された話を周りの弟子どもによくされて、基礎の重要性を説かれていました・・。
そして、私がどうにか歯学分野にて学位を取得することが出来たのは、畢竟、機器の進化により、それらの操作がし易くなったことに因るのではないかと思います・・(苦笑)。
その意味で、私の基礎とは、あくまでも文系ではないかと思います・・。
そして同時に、その修練の過程、方法とは、理系学問分野のそれとは若干性質が異なるのではないかと思われます。
とはいえ、それはそこまで簡単なものではないと思います。
また、そうであったからこそ、様々な場面において、どうにか応用をきかすことができたのではないかと思います・・。
しかし、だからといって、私は「文系が理系よりも上である。」とは考えていません。
ただ「文系には文系の深みもある。」ということを理系の方々に知って頂きたいとは常々思っているところです・・。
そして私の一連のブログ記事とは、一面において、そうした思いの発露であるのかもしれません・・(苦笑)
しかし今後、私がもし理系分野の職に就くことが出来ましたら、またそこでの勉強をして、応用をきかすことが出来るようになりたいと考えております・・(笑)。」


B「まあ、どのような学問分野であっても基礎は大事ですからね・・。
とはいえ、Aさんの場合、背景知識の質、量は認めますが、同時にかなり特殊ではないかと思います・・(笑)。
そして今後、御自身のこれまでに得た知識、経験などの多くを生かすことができる職種に就くことを願っております。」


A「ええ、それは私もそのように願っております(笑)。」