2020年4月12日日曜日

20200411 おかしくなれる時期と(非典型的)知性について

先日の投稿記事にて書きましたが、今後、1300記事に到達出来たとしても、この数値自体あまりキリが良いものではないため、その後、1500記事あたりまで継続した方が良いのではないかとも思われますが、そうしますと、ほぼ毎日1記事ずつ作成したとしても7ヶ月程度かかることになりますので、年内での到達は困難であると予想されます。他方、2日毎の新規投稿であれば、来年の夏前頃には達成出来る目算が立ちます。そうしますと、およそ6年で1500記事を作成したことになり、また、その期間、10日のうち6~7日は新規の記事投稿を行ってきたことになります。とはいえ、こうしたハナシは、未だ自身としては、かなり先の雲を掴むようなハナシであり、1500記事への到達については未だ現実感といったものが皆無です・・(苦笑)。

それよりも、当面の目標である、1300記事そして、5年間のブログ継続がどうにか上手く行けば良いと考えています。そして、その先に、さきの1500記事また、6年間のブログ継続が見えてくるのだと云えます・・。とはいえ、これも、何度か述べたことではありますが、これまでの1000記事以上の到達、そして4年間のブログ継続も、自身としては、あまり明確に自覚しないで進めてきたと云えますので、その間(1000記事・4年間と1500記事・6年間)には、あまり大きな違いといったものは存在しないのではないかとも考えています・・。

いや、あるいは、その間には何らかの深い断層があるのかもしれませんが、そうしたものを経験し自覚するのは、結局、自分自身であり、こうしたことに関しては、経験された方々のご意見であっても、自身については、そこまでは参考にはならないのではないかと思われるのです・・。そして、こうしたことを書いていますと、かつて歯科生体材料学分野での研究で、ひたすら試料作製を行っていた時期が思い起こされます・・。この時期は、さまざまな工作機器、分析機器を用いて作業を行い、また、試料作製の間は主に(関連分野の)論文を読んでいました。そして、この論文読みがエスカレートし、後には音読をするようになっていました・・(苦笑)。この時期については、現在考えてみますと、多少おかしくなっていたのではないかとも思われるところですが、しかし、同時に、こうした、おかしくなる(なれる)時期があるからこそ、成長出来る人間も少なからずいるのではないかと私は考えます・・。
昨今、典型的知性と非典型的知性と云うコトバを聞くことがありますが、後者の非典型的知性については、特に、さきの「おかしくなる(なれる)時期」があるからこそ(どうにか)知性と呼ぶに値するものを獲得するまでに成長出来るのではないかと考えます。また、同時に人文社会科学分野の研究については、芸術家や文筆家と同様、そうした経験は、半ば必須であると考えます。

そして、こうした(おかしい)行為を、傍目をあまり気にせずに出来るのは、相対的に(他者から見られるという意味での)社会性が乏しい男性が多いことから、古来から思想家や芸術家そして、それらの近現代版とも云える人文社会科学分野の研究者は(変わり者の)男性が多いのではないでしょうか・・(笑)。

佐藤秀明編 新潮社刊『三島由紀夫の言葉 人間の性』pp.100-101
『はっきりいってしまうと、学校とは、だれしも少し気のヘンになる思春期の精神病院なのです。これは実に巧みに運営されていて、入院患者(学生)たちは、決して「私は頭がヘンだ」などと気づかせない仕組みになっている。先生たちも何割か、学生時代のまま頭がヘンな人たちがそろっていて、こういう先生は学生たちとよくウマが合う。何千人という人間のいる学校のなかで、ほんの何人かの先生がこの秘密を知っていて、この秘密を決して洩らさぬように学校経営をやっていく。』
「おわりの美学」(「女性自身 昭和41〈1966〉年2月14日~8月1日)

そしてまた、こうしたことを肯定することにより、社会は徐々に変化していくのではないでしょうか。しかし、この「肯定」については、おそらく、社会における恒常性の多く担っている女性からの強要されたものでない肯定が必要であると考えますが、おそらく、こうしたものは、戦争の敗北などで、社会構造や価値観に大きな変化が生じると、何と云いますか、悪い循環のメカニズムが作動してしまい、緩徐的な自国内部における「カチンの森」のような動きが生じ、その国の文化は衰亡していってしまうのではないかと思われるのです。また、そうした視座から、私にはテレビなどに出演されている多くのお笑い芸人やコメンテーターの方々が、無理をして美々しい制服を着用されている赤軍の政治将校のようにも見えます・・(苦笑)。

・・いやしかし、完全犯罪的に、時間をかけて、ある国の文化を滅ぼすのであれば、これはなかなか良い方法であるのかもしれません・・。

*ChatGPTによる要約に手を加えたものです☟
以前、歯科生体材料学分野で研究していた時期を思い出すと、当時は、様々な機器を用いて試料を作製し、実験をしていた。そして、それら作業の隙間時間は関連論文を読むことが多かった。やがて、この論文読みがエスカレートして音読するようになった(笑)。思い返すと、この時期には多少おかしくなっていたかもしれないが、同時に、こうした「おかしくなる(なれる)時期」があるからこそ、人は成長できるとも云える。昨今、典型的な知性と非典型的な知性という言葉を耳にすることがあるが、後者の非典型的な知性は、「おかしくなる(なれる)時期」があるからこそ、成長して知性を身につけることができるのではないかと考える。また同時に、人文社会科学の分野においても、芸術家や文筆家のように、このような経験は必須であると考える。そして、こうした「おかしい」と見える活動・行動は、他人から見られるという意味での社交性が乏しい男性において、よく多く見られることから、思想家や芸術家、そして現代の人文社会科学分野の研究者は、変わり者の男性が多いのではないかと思われる(笑)。そしてまた、こうした考えを肯定することにより、社会は徐々に変化していくことができるのだと考える。しかし、この肯定とは、その社会の恒常性の多くを担う女性からの強制されたものでない、自発的なものが必要と云える。そのため、戦争の敗北などで社会構造や価値観に大きな変化が生じると、悪い循環のメカニズムが駆動し始め、社会内部での緩慢なカティンの森のような動きが生じ、その国の文化は徐々に衰退してしまうのではないかと考える。また、この視点からは、テレビ出演の多くのお笑い芸人やコメンテーターの方々は美しい制服を着用している赤軍の政治将校のようにも見える(笑)。とはいえ、もし完全犯罪的に時間をかけて、ある国の文化を滅ぼすことを目指すのであれば、これはかなり良い方法と云えるかもしれない。

ともあれ、今回もここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。




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