2018年7月13日金曜日

20180713 専門分野の知識と社会での扱いについて・・【対話形式】

過日の西日本を中心とした大雨により、未だ二次被害発生のおそれの残る地域があるとのことです。これまでに被害が生じた地域の速やかな復旧、そして今後発生する二次被害が出来る限り小さいことを祈念しております。

A「昨日の投稿記事を読ませてもらいましたけれども、あの話相手になっている方は人文社会科学分野の研究者の方なのですか?」

B「ええ、まあそうですけれども、それでも特定の誰かを設定したわけではなく、知人である数人の人文社会科学分野の先生方のキャラクターから抽出したものと云えます・・。しかし、それがどうかしましたか?」

A「・・そうですね、残念ながら私にはよくは分かりませんが、おそらく、あちらの分野の先生方も大変な思いをされているのでしょうね・・。また、日頃、私を含めた医療関係者は、まさに書かれていた専門知識と臨床技術といった社会での直接的な有用性にて守られているため、あまりそうした意見を述べる必要はないのですが、それでもある程度生きてきますと、あるいは現在の我が国の社会を見ていますと、そういった歴史や思想の重要性といったものが何となく分かってくるのです・・。とはいえ、分かってはきても、それをどうやって学べば良いか、そして誰について学べば良いか、さらにはそうしたことを継続的にモノになるまで学び続ける自信も正直なところよく分からないのです・・。しかし、そのよく分からないままで何か意見を述べてしまい、それが何らかの影響を社会に及ぼすということにでもなれば、ある意味医療過誤よりも怖いですからね・・。ですから、まあ自分なりに色々と書籍を読んで考えてはいるつもりですが、これまであまり縁のなかった分野ですので、そのコツのようなものがイマイチよく分からないのです・・。」

B「・・いえ、これまでに医師・歯科医師といった医療従事者の方々から、そうした率直いや正直なご意見を伺ったことはありませんでした・・。これまでの私の実感ですと、さきの方々の多くは、常日頃より先生、先生と呼ばれていることから、あまり分からない分野のことまで臆することなく述べるといった傾向があり、それがその筋の本職の研究者達を戸惑わせるといった事態になっているのではないかと思われるのですが、他方で、Aさんのような方が今後更に増えていくことにより、より真摯な学際的交流が生まれ、そこから何かしら創造的な取り組みが為されていく可能性も生まれるのではないかと思われます・・。」

A「・・うーん、多分それは私だけでなく、多くの医療従事者、何もドクターに限らず、ナースもそして歯科衛生士さんも薄々は思っていることではないでしょうか・・?それにドクターでも、さきほどBさんが言ったような、何と云うのですか、その『歴史的文脈』?をあまり理解せずに、意見を述べ、そしてそれが社会においても既存の医療従事者としての権威?に便乗し、受け入れられてしまっているといった事態も決してないとは云えませんからね・・。そして、かつてならいざ知らず、現在のようなインターネットで多くの情報を入手することが出来る時代であれば、そうしたことは多くの場合、露見してしまうのではないかと思うのです・・。」

B「ええ、それは私もブログを書いていて時折思うことであり、また気を付けていることでもあります・・。ともあれ、また何か人文社会科学系のことでごお話、ご質問などがありましたら、喜んで伺います。それに本当に不思議なことに我が国ではあまり云われることはないのですが、人文社会科学系の学問は、能動的に取り組むからこそ分かるようになり、さらには、その先の展開をも面白い思うこと出来るようになるといった性質があるのです・・。」

A「なるほどねえ、教養は強要出来ないということですか・・。なるほど、それでしたら私ももう少し勢いがつくまで読んでみるとしましょう・・。」

今回もここまで読んで頂きどうもありがとうございます。


~書籍のご案内~
増刷決定!
ISBN978-4-263-46420-5


~勉強会の御案内~
前掲著作の執筆者である師匠による歯科材料全般もしくは特定の歯科材料にしぼった勉強会・講演会などの開催を検討されておりましたら、ご相談を承ります。師匠はこれまで長年にわたり大学歯学部・歯科衛生・歯科技工専門学校にて教鞭を執られた経験から、さまざまなご要望に対応させて頂くことが可能です。

~勉強会・特別講義 問合せ 連絡先メールアドレス~
conrad19762013@gmail.com 
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

数年前から現在に至るまで列島各地、特に西日本にて発生したさまざまな大規模自然災害によって被害を被った地域の諸インフラの復旧および、その後の速やかな復興を祈念しています。