2016年4月25日月曜日

20160425 最近小説、物語などについて思ったコト

このたびの熊本、九州の地震にて被災された地域の方々が早期に平穏な暮らしに戻られることを祈念しております。

A「現在読み進めている野上弥栄子著「迷路」とは、昨年12月1日に投稿した私のブログ記事において、はじめてその名前が出ました。

その後、実際この著作を購入し、読み始めるまで4カ月程度の時間差がありましたが、大変面白いことに、閲覧されたブログ記事を見ておりますと、それに気が付いておられる方(方々)もいらっしゃったようです・・・。

このような発見をしますと「よく読んでいただいていて光栄です。」と思うと同時に「ウカツなことを書けないな・・。」といった多少コワいような感じをも受けます・・(苦笑)。

とはいえ、それが誰であるかはわかりませんが、そうした反応により私はブログ記事の作成を継続していることができております。
どうもありがとうございます。
お蔭さまです。

また、昨今の記事投稿により300記事に手が届きそうな状況にもなってきました。

最近は帰宅が若干遅くなることも間々あるため、ブログ記事の作成、投稿をかなり面倒に思うこともあり、そして本日もまたそうした状況であったのですが、上記の発見をしたことにより、また何かしら記事を書くことに決め、ここに書いている次第です・・。

現在読んでいる上記著作下巻は100頁近くまで読み進みましたが、繰り返すようではありますが、大変面白く、また現在の我が国の状況において読んでみると、さらにその面白さが増すように思います。

その一方、現今様々な小説が多く新刊、刊行されております。

そしてまた、私の知らない著作もかなり多くあると思いますので、断言することは出来かねますが、おそらく小説、物語に関しては過去、昔に記されたものの方が端的、単純に面白いのが多いのではないかと思います。

れに加え、少なくともひと昔前までの著述家とは、自身の作品に対し、あまり「これこそ自身の最高傑作だ!」ということは、あまり書かない、言わなかったのではないかと思います・・。

そして、著者にそこまで言わしめた原因とは一体何であるかと考えてみるのもまた、現在の我が国あるいは世界規模での何かしらの傾向、特徴なりを考える上において少しは参考になるのではないかとも思います・・。

さらに、その「最高傑作」とされる小説と対比される海外の小説としてジョージ・オーウェルの「動物農場」、「1984」が挙げられていることに対し、私は「それはいくらなんでも違うのではなかろうか?」と考えさせられます。

そして、その主要な原因とは、まさしく、その著者が「これこそ自身の最高傑作である!」と様々な意味においていえるということに象徴されるのではないかと思います。

おそらくジョージ・オーウェルの「動物農場」、「1984」を記す際のスタンスとは、どちらかといえば「止むに止まれず」といったものではなかったのではないかと考えさせられます(少なくとも自身の最高傑作であるというような陽性なスタンスは取れないのでは・・)。

また、たしか太平洋戦争中の日本軍戦闘機をめぐり意見の対立が見られた相手側である日本アニメの雄がジョージ・オーウェルの「動物農場」を過去にアニメ化していることもまた何だか面白く思われます・・。

とはいえ、少なくとも、一口に警世的な含みを持つ著作とはいっても、その「警世」なるものというのも、様々な種類、ニュアンスがあるということはいえるのかもしれません・・。

また、どのような小説、物語が、どのように受容されるかにおいてもまた、一国あるいは地域の情報リテラシー、文化水準、民度などとはある程度理解されるのではないかとも思われますが如何でしょうか?」

ここまで興味を持って読んでくださった皆様、どうもありがとうございます。