2018年12月9日日曜日

20181209 1145記事への到達から思ったこと『主に記事作成の環境の変化から』

今回の記事投稿により、総投稿時数が1145となり、年内の到達目標である1150記事まで残り5記事となります。そして、来年3月前までには、どうにか1200記事まで到達したいと考えています。これは未だ先のハナシではありますが、実際に1200記事まで到達することが出来ましたら、このブログの継続等につきましては、またその時に考えてみようと思います。

とはいえ、思い返してみますと、去る8月前半に千葉県市川市より、ここ徳島県徳島市に移移り住んで以来、4ヶ月近くの期間にて90記事程度を作成・投稿してきましたので、およそ4日のうち3日は新たな記事作成をしてきたことになります。また、去る5月末の1000記事の到達以降、もう少し記事更新の頻度を少なくしても良いと考えていましたが、実際にはこの程度であり、今後は記事更新の頻度を若干少なくしても特に問題はないものとも思われます。

また、徳島への移住以前に作成した記事を読んでみますと、現在に比べ、日常、さまざまな刺激に接して生活していたことが感じ取れます。その意味で、ブログ記事などの散文的な文章を作成するのであれば、より刺激の多い大都市での生活の方が都合が良いと思われます。他方、大河的、長編作品などを読んだり、あるいは自らそうしたものの作成を試みるのであれば、あまり刺激が多いとは云えない、ここ徳島での生活の方が都合が良いのかもしれません。

そうした思いから、以前購入してはみたものの、あまり読んでいなかった現代語訳の『平家物語』を手に取り読んでみますと、思いほのかに読み進むことが出来、これまで知らなかったこともいくつか知り勉強になりました。また、現代語訳の『平家物語』はこの他にも、いくつかのバージョンがあり、それらをいくつか読むことにより、その概要は理解できるように思われます。

そういえば、先日より読み進めているユヴァル・ノア・ハラリ著『ホモ・デウス』も下巻後半部まで至り、おそらく年内中に読了に至ることが出来ると思われます。この著作は同著者による前作『サピエンス全史』と比べ、全体的により観念的・抽象的な記述が多いと思われることから、それを理解しつつ読み進めていくのは、前作と比べ、いくらかの困難さをおぼえますが、それでも、こちらも大変興味深く、面白い著作であると思われます。そして、読了後にまた、興味深いと思われた記述を抜粋引用してみようと思います。くわえて、この著作に加えて、かねてより読んでみたいと思っている著作は『銃・病原菌・鉄』の著者として知られているジャレド・ダイアモンドによる『歴史は実験できるのかー自然実験が解き明かす人類史』であり、出来れば年末年始の多少時間のある時に購入し、読み進めていきたいと考えています。

くわえて、些細なことであるのかもしれませんが、以前の首都圏在住時において必然的であった電車通勤の時間とは、あまり快適なものではありませんでしたが、それでも書籍を読むという意味においては、それなりに意味があったようにも思われます・・(苦笑)。

そして、最近こうしたことを思い立つようになったのは、おそらく先日の鹿児島訪問にてお目にかかった先生方からの影響によるものと思われます。また、さらに、それらの源流を探っていきますと、それは師匠にあるように思われます。おそらく研究室や講座の気風・雰囲気といったものは、その場所のみに留まり・有効なものではなく、何と云いますか、属人的にして感染性のあるものであるのではないかと思われるのですが、さて、如何でしょうか?

今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。
 ~書籍のご案内~
ISBN978-4-263-46420-5
医歯薬出版株式会社

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前掲書籍の筆頭著者である師匠による歯科材料全般あるいは、いくつかの歯科材料に焦点を当てた勉強会・講演会の開催を検討されておりましたら、よろこんでご相談承ります。師匠はこれまで長年、大学歯学部・歯科衛生・歯科技工専門学校にて教鞭を執られた経験から、さまざまなご要望に対応させて頂くことが可能です。

*上記以外、他分野での研究室・法人・院内等の勉強会・特別講義のご相談も承ります。

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20181208 対話形式【ヒト、カネ、モノの順序・地域の高等教育機関について】

A「先日のブログ記事を読ませてもらいましたよ。私も少し前までは色々なところに行っていましたけれど、Bさんから見ると、やはり地域によって、その変容の仕方は大分違うものなのですか?」

B「ええ、それが特に専門というわけではありませんが、そうしたフィールド・ワーク的な手法は以前、身近に人文社会科学系の研究者の方々がおり、その方々とのやり取りで勘所のようなものはある程度掴んだと思いますし、また一応私も修士の学位は経済学ではありますが、より精確に云いますと、地域学、まあ民俗学のようなものですので、そこまで荒唐無稽ではないように思われます。ともあれ、そうした視座から眺めてみますと、やはり同程度の期間での地域毎の変容の仕方はかなり違っているように思われます・・。」

A「・・やはりそうですか、そのように考えてみますと、ある程度近くに大都市があるというのも良し悪しかもしれませんね・・。先日のBさんのブログに書かれてたように、半ば必然的にそちらの方にヒト、カネ、モノな吸寄せられていってしまいますからね・・。まあ、その意味では鹿児島のような九州南端の都市は、他の大都市に近い地域に比べれば、独自色を出し易い環境ではあるのかもしれませんね。」

B「ええ、たしかにそうかもしれませんね。それでも鹿児島の場合、北隣の熊本もそれなりに大きい地方都市であり、この二つの都市は、そうですね、多分、律令制度以前より似たところもありながらの因縁めいたライバル関係のようなところがあり、まあ、私が知る限りでは国内には類例がないように思われます・・。別の言い方をしますと、この二つの地域は、古来よりライバル関係にあったからこそ、それぞれ独特の地域性・特性を育み、現在においても九州圏内に留まらない独特の文化あるいは何らかの情報を発信し続けることにより、全国規模で、ある程度の求心力を保持しているのではないかと思います。」

A「はあ、なるほど、たしかに昔から肥後と薩摩はライバル関係であり、肥後は朝廷・官側の前線基地であり、他方の薩摩は、それこそ律令制以前からの朝廷・官側に対して反乱を起こしていましたからね・・。そして、そうした地域におけるライバル関係のようなものが近現代では旧制高等学校ナンバースクールの設置にも影響していたのかもしれませんね(笑)。」

B「・・ああ、なるほど、云われてみれば、たしかにそうであるかもしれませんね・・。また、そのように考えてみますと、やはり先日のブログ記事にて述べた地域の高等教育機関は、その地域の地域性・特性などに対して重要な役割があるのでしょうね・・。」

A「ええ、おそらく、そうだと思います。カネやモノもたしかに大事であるかもしれませんが、それを稼ぎ、消費し、その仕組み、つまり社会を駆動させる前段階のヒトが集まるところですからね。」

B「・・そのように考えてみますと、先日のブログにて述べた和歌山市での新たな看護学部の設置も少なからず意義のあることであり、また、現在決して状況が良いとは云えない徳島県が今後、この地域が阿波と呼ばれていた頃の活気を取り戻すためには、地元の何らかの組織と全国規模のそれが協力し、新たな高等教育機関をいくつか設置するのが良いのではないかと思われ、また、そこでさらに以前の記事にて述べた徳島の地域性・特性をも加味して医療介護系の大学が良いのではないかと思われるのですが・・。」

A「はあ・・若い人達を県内に呼び込むためにはたしかに大学の設置は効果的であろうし、またそれが、これまでの地域性の延長線上にあるとも云える医療介護系であれば良いのではないかということですか・・それは具体的には国内にいくつか存在する日本赤十字の看護大学のようなものですか?」

B「ええ、日本赤十字の看護大学でしたら、とても良いと思いますね。この大学はたしか現在では北海道、秋田、東京、豊田、広島、福岡の六つがありまして、近年中に首都圏にもう一つ新設するといった情報を以前聞きましたが、四国には未だ赤十字看護大学がありませんので、もしも設置を考えて頂けるのでしたら、かねてより医療系と親和性がある地域性と云える徳島にして頂ければ、少なくとも学生さんの学ぶ環境としては決して悪くはないように思われるのですが・・。まあ、それでもそれは必ずしも日本赤十字看護大学ではなくとも、たとえば首都圏の看護学部を擁する大学が新たな看護学部の設立を考えている場合においても同様ではありますが・・。」

A「なるほど、しかし、そのように考えてみますと、それは何も看護学部に限定しなくとも、他の医療介護系でも良いのではないでしょうか?たとえば、それこそ歯科衛生学科などを東京都内にある大学が新たに設置しようと試みていても近年の規制により、大学母体の立地地域での設立が困難となっていることもあるでしょうから、そうした大学と地域自治体や大学が連携し、何と云いますか公設民営のようなカタチで大学を新たに設立しましたら、それはそれで新しく、また入学される学生さんもその後の就職にも繋がるのでしょうから良いのではないですか?」

B「ああ、そうですね。たしかにこれは何も看護学部にしぼる必要性はありませんでした・・(笑)。」

今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。
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ISBN978-4-263-46420-5
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前掲書籍の主著者である師匠による歯科材料全般、いくつかの歯科材料を題材とした勉強会・講演会の開催を検討されておりましたら、よろこんでご相談承ります。師匠はこれまで長年、大学歯学部・歯科衛生・歯科技工専門学校にて教鞭を執られた経験から、さまざまなご要望に対応させて頂くことが可能です。

*上記以外、他分野での研究室・法人・院内等の勉強会・特別講義のご相談も承ります。

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