2016年3月26日土曜日

20160326 修士号についての私見

最近のニュースでMBAというコトバがよく出てきましたが、これはMaster of Business Administrationの略であり、日本語にしますと経営学修士ということになり、おそらく専門職学位の一つであると思います。

また、さらに大きな分類では、文系学問分野の修士号ということになると思います。

多くの学問分野において、同一の修士号という名称が与えられてはおりますが、これは各々学問分野により随分とその扱いが異なるのではないかと思います。

たとえば工学部をはじめとする多くの理系学部卒のうち、かなりの割合が大学院修士課程にまで進みます。

他方、文系学問分野の多くでは、さきの理系学部ほどの割合が大学院修士課程まで進学することはないと云えます。
しかし近年は教育、会計、法律などの専門職学位などが存在することから、この限りではないのかもしれませんが・・。

しかし、それでも我が国において、全体的に見て、文系よりも理系学問分野の方が、より多く大学院修士課程に進む傾向があるとは云えます。

そのような中、私は反時代的ともいえる専門職大学院でない、昔ながらの文系学問分野の大学院修士課程に地域学、民俗学を専攻するため、五年の社会人生活の後、進みました。

私は学部時代、部活動に没頭しておりましたが、同時に古今東西歴史の知識に関しては、小学生以前からの(根拠のない)自信を持っておりました・・(苦笑)。

ちなみに、この自信とは、その後随分傷つきしましたが、現在なお保持しております(笑)。

それはともかく、以上の理由と、いくつかの経緯により、私は大学院に進むことを希望するようになっておりました。

大学院に修士課程、博士課程あるいは博士前期課程、後期課程などがあることも知らずに・・(苦笑)。

そうした自身の希望を文系学問の研究者であった親戚、知人に告げたところ『まあ、とりあえず数年くらい働いてみて、それで大学院に進みたければ進めばいいのではないかな?』
といったことをいわれ、結果的にそのようになりました・・。

とはいえ、学部時代に進みたかった大学院とは、首都圏にある某大学であり、その分野はヨーロッパ文化専攻でした。

それが五年の社会人経験、特に南紀にて暮らした経験により地域学、民俗学専攻を希望するようになっておりました・・。

この希望する専攻の変化とは、私が『自国の文化、民俗について殆ど何も知らないことを痛感した』ことによります・・。

そして、ここでの修士課程の院生生活とは、それまでの人生で最も多くの書籍を読み、同時に議論をした時期であり、現在考えてみますと、遅蒔きの青春であったのではないかと思います・・(笑)

そして、その後、働きながら首都圏にある大学の博士課程に進み研究を続けたいと思うようになりましたが、どうしたわけか、異なった分野(歯学)の博士課程に進むことになりました・・。

ここでは色々なことがありましたが、どうにか学位取得にまで至ることができました・・。

この時お世話になった皆様、どうもありがとうございます。

とはいえ、現在の私とは、こうして取得した、頂いた学位に見合った人間であるのかどうかとは、イマイチよくわかりません・・(苦笑)。

また、よくわからないからこそ、この一連のブログ記事を作
成しているのかもしれません・・(笑)。

ともあれ、ここまで興味を持ってお読みいただいた方々、どうもありがとうございます。