2018年10月22日月曜日

20181021 対話形式「四国を舞台にした映画作品から」稲田騒動と銅鐸出土地域の分布について・・

A「ここ数日間ブログの更新がされていなかったと思いますが何かあったのですか?」

B「いえ、この週末は新たに届いた書籍入れを組み立て、そこに収納する書籍を本箱から取り出しているうちに、面白そうな書籍を見つける度に斜め読みしていましたら、記事を作成することを忘れていました・・(笑)。・・いえ、それでも、この読書により、また新たに作成する記事のネタを仕入れることが出来たと思われますので、これはこれで価値があったのではないかと考えます。」

A「まだ、書籍の整理を全て終えていなかったのですか・・?それで、今回の整理で持ち込んだ書籍は全て片づけることが出来たのですか?」

B「・・いえ、まだもう少し残っていますが、これで六~七
割方は片付いたと思います。また、今回の整理で映画のDVDソフトがいくつか出てきまして、途中から、これを流しつつ書籍整理の作業を行っていました。また、ここ最近は映画を視る習慣がなくなっていましたので、これはこれで面白く、セリフをラジオのように聞き流しながら作業が出来たと思います・・(笑)。」

A「はああ、映画のセリフをラジオのように聞き流すですか・・。それで、どんな映画を流していたのですか?」

B「ええ、以前、鹿児島在住時に購入した1998年製作、磯村一路監督の「がんばっていきまっしょい」という作品です。この映画ははじめ知人に勧められてツタヤでレンタルして視たのですが、当時の自分は何かしら、おおいに感じるところがあり、そのソフトを購入するに至りました。また、この作品の主要な舞台が愛媛県の松山市でして、もう一作、それ以前より気に入ってソフトを購入していたのが山田洋次監督、1988年製作の「ダウンタウンヒーローズ」という作品であり、この作品もまたその主要な舞台は松山市です。そして、さらに面白いことに、当ブログにおいても何度か題材にしましたが、当時、松山市には親い親戚が在住しており、鹿児島在住時には近くを通る際に何度か訪問させて頂いたのですが、その訪問の折、松山を舞台としたこれら作品を視てもらおうと、荷物に入れて持参しました。そして後日、私が鹿児島を離れ帰郷した頃には、この親戚もまた松山を離れ東京のご実家に戻られていたのですが、その時期に半年ほど、この親戚のお宅のごく近くに住んでいた時期がありまして、そこではしばしば、その親戚のもとへお邪魔させて頂き、そこで視聴し終わったものとして、松山在住時にお渡ししたこれら作品が返却されたのです・・。ですから、これら作品は、まあ色々と動いているのです・・(笑)。」

A「へえ、そんな経緯があったのですか・・しかし、そのように考えてみますとBさんは愛媛県 松山と縁があると思われるところですが、どうも面白いことに同じ四国ではありますが、少し東側に外れましたね・・(笑)。」

B「・・はあ、なるほど、それは面白いご意見ですね・・(笑)。・・しかし、そのように考えてみますと、私はこれまでに四国を舞台にした映画作品は割合多く視ているようでして、ここ徳島を舞台にしたものでしたら2006年公開、出目昌伸監督の「バルトの楽園」がそうであったと思いますし、あとは2005年公開の行定勲監督の「北の零年」も、その始まりはここ徳島といいますか、まあ徳島藩の淡路島ですから・・しかし、この作品の物語の発端である稲田騒動もしくは庚午事変により、古来より南海道に属し、そして江戸期を通じては徳島藩に属していた淡路島が以降、突如として近畿圏の兵庫県に属するようになったわけなのですが、このことは、その後、考古学の研究が為されるようになり、銅鐸出土数を現在の都道府県毎に示されることによって幾分か混乱を招くようになったのではないかと思われるのです・・(苦笑)。つまり、銅鐸の出土が多い淡路島が兵庫、徳島の何れの県に属するかにより、県毎の銅鐸出土数は大きく変わってくるものですから・・(笑)。
ともあれ、そのような事情を呑み込むことにより、こうした古代の出土物などは現在の行政単位にて考えてみてもしょうもないことであることが分かり、むしろ、それを考えるのであれば、古の行政単位などで考えてみた方が得ることが多く、さらに、この銅鐸について考えてみますと、淡路島を含み、そして取り囲む兵庫(播磨・摂津)、大阪(摂津・和泉)、徳島(阿波)、和歌山(紀伊)といった地域に銅鐸の出土数が多いことから、当時の銅鐸祭祀を共通の基軸とした集団の分布といったものが理解出来、さらには、その後の古墳時代への歴史の流れを考察する上でも示唆するものが少なからずあるのではないかと思われるのです・・。」

A「はあ、なるほどねえ、稲田騒動による淡路島の帰属の変更から地域毎の銅鐸の出土数への言及ということになるのですね・・(笑)。なるほど・・。しかし、その稲田騒動は現在考えてみますと、なかなかよく理解出来ない、いわゆる封建的名誉心らしきものが大きく絡んでいるのでしょうね・・。」

B「ええ、当時の人々はおそらく現在の我々よりも、そうしたことを気にしていたのだと思いますし、あるいは秩禄といった給与にも直接関係していたとも思われますので、死活問題でもあったのかもしれませんね・・。」

今回もまた、ここまで読んで頂きどうもありがとうございます!
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増刷決定!
ISBN978-4-263-46420-5

医歯薬出版株式会社


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