2018年3月3日土曜日

20180303 習慣と身体化から思ったこと喫煙とブログ記事の作成について・・

本日の首都圏もまた昨日に続き日中気温が上がり、過ごし易い一日でした。また、昨日投稿分のブログ記事は投稿翌日にしては多くの方々(130人以上)に読んで頂けました。
これを読んで頂いた皆さま、どうもありがとうございます。
さて、これまでの総投稿記事数も915に至り、そして、これまでのペースを維持しますと来週中には920記事にまで届き、さらに今月末には940記事以上にまで到達することが予想されます。果たしてこのままのペースを維持して5月中に1000記事へ到達することは出来るのでしょうか・・(笑)?

それはやはり多少怖いため、今後も何かしら記事の着想がある時は、それを下書きのように書き溜めていこうと思います。

これまでの経験によりますと、面白いことに文章の着想が湧く時期とは、ある程度集中しており、また反面で、そうでないスランプの時期とは、なかなか辛いものがあります・・。

そういえば、小林秀雄が『如何なる文章の達人であっても、何かの『間』に乗らないと文章など書けるものではない。』と述べていましたが、これは自身の経験からも、たしかにその通りであると思われます。

さらに小林秀雄は『この『間』と煙草が関係があるのだ。』とも述べていましたが、これも自身の経験から肯定されます。自身も煙草を止めた後しばらくは本当に文章を書くことが出来ませんでした・・(苦笑)。

面白いことに昭和の作家・文豪達の写真・映像などを見ますと、その多くが煙草を吸っていますが『喫煙と書かれた著作の面白さの間には何らかの関係はあるのか?』という実験を行うとしたら、おそらく現在と昭和では良い比較が出来るのかもしれません・・(笑)。

あるいは、こうしたことを述べますと、あるいは『喫煙を擁護しているのか?』といった疑問を持たれるかもしれませんが、現在では時折煙草を吸いたくなることはあるものの、その一方で、かつては日常的に煙草を吸っていたことが信じられないといった感覚もあるのです・・(苦笑)。

そのように考えてみますと、喫煙であろうが冒頭のブログ記事の作成であろうが『習慣』とは恐ろしいものであると同時に面白いものであるとも思われ、そして、この『習慣』とは、別の視点から述べますと『身体化』とも表現することが可能であるように思われます。

『身体化』すなわち、身体がそれを覚え、半ば無自覚で自動的にある行動をするというのは、喫煙に関しては、そうした部分が少なからずあったと思われます。しかし、ブログ記事の作成に関しては、今現在においても正直なところ『果たして半ば無自覚で自動的に行っているのだろうか?』と疑問に思われます・・。

そして、この疑問には、おそらく『それら行為を行うに際し用いる意識の多寡』が関与しているのではないかと思われます・・。

また、そうした方向に考えが至りますと、これまた半ば必然的に、現在の我々の社会とは『さまざまな技術の進化発展により、一つ一つの行為に対して用いる意識を少なくしようとしている』と云えます・・。また、それを云い換えてみますと『さまざまな行為の身体化への機会を減らそうとしている』とも云い得ます。

しかしその一方で『このような時代であるからこそ、我々は各自の本性に見合った能動的に為し得る、高度に身体化し得る、意識を用いる活動に対し、より集中することが出来るのだ!』とも云えるのかもしれません・・。

しかしながら、あるいは技術の進化発展により、一つ一つの行為に用いる意識が少なくなることが日常化・常態化してしまうと、その根本にある個人の意識自体が希薄なものとなってしまい、ひいては自身の本性であるとか能動的といったことを認識・自覚すること自体が面倒になってしまうのかもしれません・・(どこかで三島由紀夫が『禅寺に家電が導入されたら、もうそれは禅寺ではない。』と述べていたことにも通じるのかもしれません・・。)。

ともあれ、そうしたことの判断とは最終的には各個人の嗜好・好みに立脚しており、上からの政策云々のレベルではないと思われるのですが、おそらく我が国の場合、そうした意味における思想・哲学といった超物理的なものへの関心が欧米を主とする他の先進諸国と若干異なるのではないかと思われます・・。また、良い悪いを抜きにして、おそらく、これには宗教・信仰の存在がある程度有意に関与しているのではないかと思われますが、さて如何でしょうか?

今回もここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。
昨今、現在までに
列島各地にて生じた、あるいはしている地震・大雨・水害・火山噴火などの大規模自然災害により被災された諸地域の復興を祈念しています。


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