2016年10月11日火曜日

20161011 言語、語彙体系の相異から感じること・・

A「本日も比較的長距離を歩いて移動したと思います・・。

また気温もこれまでに比べ若干涼しくなり、日中の気温も以前の夏日(30℃超え)ほどはこたえなくなりました。

さて、本日投稿分のブログ記事に関しましても、これまで通り今現在に至るまで、特に主題、テーマを定めておりません・・(苦笑)。

そういえば、昨日投稿の記事において北杜夫著「楡家の人びと」に関して少し記しましたが、その後調べてみますと、この著作に関しては英訳版が存在するようです。

これは原書(日本語)を読了の後、機会があれば是非読んでみたいと思います。

とはいえ、北杜夫といえば個人的な見解として以前もブログ記事にて記しましたが「どくとるマンボウ」シリーズを英訳にて刊行してみましたら、なかなか破天荒な試みであり、面白いのではないかと思われます・・(笑)。

ただし、それに対し(ある程度多くの)読者がいるかどうかはまた少しハナシが異なってくるのかもしれません・・(苦笑)。

その点やはり「楡家の人びと」とは、様々な視点から英訳版を刊行するのに相応しい著作(文学作品)であったようです。

また、英訳版の文学作品といえば、先日より大岡昇平著の「俘虜記」を読んでおりますが、それら(主に英論文)を比較的多く読んでいた時期と比べますと、やはり読むスピード、読解力が落ちていることが明らかに感じられます・・(苦笑)。

とはいえ、この著作もある程度時間をかけても、どうにか読了に至りたいものです・・。

また、英語にて書かれた小説で私が面白く感じた著作の一つとしてジョージ・オーウェル著の「パリ・ロンドン放浪記」が挙げられます。

これは岩波文庫から邦訳が刊行されておりますが、双方共に大変面白く、且つ読み易いと思われます。

加えて、この著作の内容とは、どちらかというと若い時分に読むのに適しているとも思われますので、これにより少しでも興味を持たれた方々、もしよろしければ、一度書店にて手に取り読んでみてはいかがでしょうか?

また、個人的なハナシではありますが、英語にて書かれた小説に関してここ最近思うことは、こうした著作を読んでいる間とは、不思議なことに、あまり日本語の文章が浮かんでこないということです・・。

あるいはこうしたことは、私の能力の現時点のある面での限界を示しているのかもしれません・・(笑)。

こうしたことも、今後継続的に訓練(どのような訓練であろうか?)を行うことにより、徐徐に改善されていくのでしょうか・・?

これに関しては若干興味があり、また今後行ってみる価値があるのではないかと思われます・・。

しかし、考えてみますと、こうしたことは実は言語間(日本語、英語)においてのみ見られる傾向といったものではなく、学問分野間においてもまた存在するのかもしれません・・。

このことに関しては、先日投稿のブログ記事での荒俣宏著「理科系の文学誌」の抜粋引用部から不図思うに至りました・・。

また、それと関連して我が国における様々な学問分野の進化発展に伴う分化により生じるセクショナリズムガラパゴスタコツボ化などは、あるいはこうしたこととも関連があるのではないかとも考えさせられます・・。

とはいえ、学問がより進化、専門化していくことにより、こうしたセクショナリズム、ガラパゴス、タコツボ化が生じることは、実際問題として、ある程度は仕方がないことであるとは思います・・。

そうしますと、その一方においてセクショナリズム、ガラパゴス、タコツボ化が進行するのと同時に、それを包括する考えを随時考案、検討していくことが必要になるのではないかと思われます。

そして、感覚的ではありますが、おそらく我が国とは、この作業に関して、これまでのところあまりその価値を見出せずにいるのではないかと思われます・・。

さて、これを読まれた皆様はどのようにお考えになるでしょうか・・?

今回もここまで興味を持って読んで頂き、どうもありがとうございます。

さる四月に熊本周辺にて発生した大地震により被災された地域の出来るだけ早期の諸インフラの復旧、そしてその後の復興を祈念します。」