2019年9月17日火曜日

20190916 文体について思ったこと(読んでいる書籍から思ったこと)

先週はブロガーにて新たに作成し、アメーバブログ上に転載した記事が、アメーバブログにて何度かランク・インしました。これら記事を読んでくださった皆様、どうもありがとうございます。

このランク・インがどの程度のことであるのか、イマイチよく分かりませんし、また記事の作成においては特に気にすることでもないと思われるため、このまま出来る限り継続していこうと思います。また、それと関連して、今回投稿する当記事により、総投稿記事数が1210に到達します。

1210記事と云っても、あまり良い区切りではなく、また、去る7月終盤に到達した1200記事から、ようやく10記事の更新という速度は、多少遅いようにも思われるため、今後は週末を中心とした金・土・日のうちに2記事程度、新たに記事を更新していこうと思います。そうしますと、ひと月に少なくとも8記事程度は更新出来ることになり、したがって、年間100記事程度の更新ペースとなり、この程度であれば自身の感覚としては許容範囲となります・・(笑)。

とはいえ、年間100記事の更新ペースにて、このまま継続していきますと、2000記事への到達まで5年以上掛かることになりますので、また新たに先が思いやられて来ます(苦笑)。

そういえば、先日来から、また新たな書籍を数冊読み進めていますが、そのうちの1つは、おそらく歴史書に分類される著作であると思われますが、これは読み進めるのが面倒な割にはなかなか面白いといった、ある意味困った著作であり、感覚としては加藤周一著の「日本文学史序説」に近いものがあると思われます。おそらく、現在のペースにて読み進めますと、読了に至るまで数か月を要すると思われますが、この著作は出来るだけ読了まで至りたい、あるいはその価値があると考えています。

しかし、そのように考えてみますと、以前に読了した、ある程度の文量を持つ作品として思い起こされるのは司馬遼太郎著「翔ぶが如く」全10巻ですが、この作品も、現在考えてみますと「よく2か月程度で読み切ったな・・。」と多少思わないこともありません・・。そして、その理由について考えてみますと、おそらく小説作品には概ね、何と云いますか、読み進めて行きますと「その文体に乗せられる」といった性質があり、それにより読む速度が加速するのではないかと考えます。

他方、硬質な文体の学術書などは全般的に、そうした「文体に乗せられる」要素は乏しいものの、多くの情報が濃密に含まれており、それらが読み手にとって興味深いものであれば、ある程度速やかに読み進めることが出来るのではないかとも思われます・・。

また、そのように考えてみますと、ある程度昔の方が著した、硬質な文章により構成される著作でも、文章はそのままで、フォントのみ現在のものとしたものであれば比較的読み易いものもあり、陸奥宗光による「蹇蹇録」の文章は、現在においても十分に名文と評価し得るものと考えます。あるいはまた逆に、現在において、同時代(現在)を扱ったこうした文章を作成することが困難であることの方が問題であるのかもしれません・・(笑)。

ともあれ、こうしたことから「文体」にも時代性・流行のようなものがあり、意識されることは少ないのかもしれませんが、そうしたものを時代・国・地域などによる特徴を認識しておくことは、それなりに意味があるのではないかと考えます。

そしてまた、それと同時に、それぞれの時代・国・地域などにおける、何かしらの普遍的な特徴・傾向などをも見出すことが出来るということは、面白いことであり、そして、そうした認識に至るためには、やはり読み続け、そして、主体として書き続けることも大事であるように思われます。さて、もうしばらく書き続けていますと、何らかの認識の相転移のようなことは生じるのでしょうか・・(笑)。

今回もここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。


日本福祉大学
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ISBN978-4-263-46420-5

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