2018年9月11日火曜日

20180911 地域独自の事物のヒエラルキー・価値観について・・何が正統・正当であるのか?

昨日投稿分の記事は投稿翌日にしてはかなり多くの方々に読んで頂けました。読んで頂いた皆さま、どうもありがとうございます。そして、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

さて、ハナシは変わりますが、これまで、いくつかの地域に在住し痛感することは、当然と云えば当然であるのですが、その地域独自のヒエラルキー・価値観がかなり強固に存在するということです。

この独自のヒエラルキー・価値観の発露がその地域内にて収束している場合であれば特に問題はないのでしょうが、何らかの状況により、それが他地域あるいは他国のヒエラルキー・価値観あるいは自尊感情を損害することになると、我が国の人々の多くは、その状況についてのある程度正当もしくは正統な【これが難しいのかもしれないが】論拠・事実に基づく相手が納得出来るような説明【弁明】をすることが出来ない、もしくは、著しく苦手といった傾向があると思われます・・。

そして、そうした態度を咎められると、半ば感情的になり、更に態度を硬化させ、より状況を悪化させるといったことが少なからずあるのではないでしょうか・・?

このことは、自身においても身につまされることがあると云えます・・(苦笑)。【とはいえ、こうした告白を他人事のようにして取り上げ、ヒトをイジる材料にする態度と比べますと、いくらかはマシではないかとも思われますが・・(笑)。・・しかし、そのように考えてみますと、我々日本人の集団としての笑いは、往々にして、こうしたことを好んで材料にするといった性質があるのではないだろうか・・?】

また、この性質は地域・地域の独自の学校文化のヒエラルキー・価値観により更に先鋭化・強化される傾向があり、おそらく地域・地域には小中高そして大学までの模範コースといったものがあり、そこから傍系として、さまざまなコースが付加されるといった進路のシステムのようなものが示されるのではないかと思われます。

その意味において私立学校文化が国内にて特異的に発展を遂げたと評し得る首都圏地域は、おそらく、その中にいるとあまり実感することはないのかもしれませんが、そうした地域にある程度の期間在住することになれば、その地域独自の首都圏と比較するとシンプルにして強固な進路のシステムを【否応なく】認識することになると思われます・・。

そして、この地域独自の進路のシステムは、さきに述べたように強固且つ排他的であると云え、とりわけ首都圏の多くの私立校に対する敵愾心・反発心のようなものは表層に【特に金銭・経済が関与する場面においては】出てくることは滅多にありませんが、その実、内面において強く持続し燃焼していると考えて決して大きな誤りではないと云えます。

また、これらのことは、全て自身の経験、それに加えて同様に地域での在住経験を持つ首都圏の方々のご意見から抽出したものであり、少なくとも荒唐無稽ではないと考えます。

くわえて、さきに伺ったご意見の中で特に興味深いと思ったものは『現在の我が国総理大臣が以前に総理大臣であった際、その内閣を退陣【2007年】に追い込んだのが、そうした地域の価値観が概ね共通して持つと云える首都圏の私立校に対する【感情的とも云える】強烈な憎悪に近い敵愾心であり、そして、それが巡り巡って現今政権下の特に地方国立大学法人に対する一般的にあまり芳しくないと評される対応の一つの要因になっているのではないか?』といったご意見であり、表層の取り繕い方【社会の変化、少子化云々・・】はさておきつつも、それもまた、一つの穿った見方であるとも思われますが、さて、如何でしょうか?

とはいえ、それでもやはり率直さが大事であると思うのですが・・。

今回もここまで読んで頂きどうもありがとうございます。


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