2021年2月20日土曜日

20210220 食べ物のハナシから始まり、感覚的な才能の仕組みの認識、そして時代精神について

これまでにも何度か書いてきましたが、ここ最近になり、また記事作成が難しく感じられるようになってきました。こうした時は、あまり深く考えずに、とりあえず何かしら書き始めてみるのが良いのではないかと思われ、そして、今回もまた、その伝にて書き始めた次第です。

また、どうしたわけか、一昨日投稿の記事は思いのほか多くの方々に読んで頂き、ボクとしても驚いています。あるいは、何かしら「食べ物」に関しての記事であると閲覧者数が伸びるといった傾向があるのかもしれません。さて、一昨日の記事にてとりあげました「ラーメン二郎」目黒店さまは、以前ボクがほぼ週一にて通っていた10年以上前と変わらずに続いていました。また、店主の方も少しだけ年齢を感じさせはしましたが、ほぼそのままであり、またラーメンの味の方も変わらずに「悪魔的なうまさ」でした・・。こうした継続的な事業が出来ることは、それだけでやはり「気骨」のあらわれであると云え、正直なところ、その「気骨」の1000分の1程度でも、このブログ記事作成に頂きたいと願うところです・・。

そして、実際それを多少なりとも頂くことが出来たのか、今回の記事作成は思いのほかスムーズに進んでいます。また、前回の投稿記事にて学んだことは「何かしら話題となっている食べ物」についての記事は、比較的作成し易く、さらにさきに述べました閲覧者数が伸びる傾向があると思われることです。これは現在スランプ気味のボクにとっては一つの有効な手立てであると云えますが、同時にあまり多用しない方が良いとも思われます。その理由は「食べ物のことを書けることは重要であるかもしれないが、そればかりに頼るようになると、今度は他の抽象的な思索を促すような文章を作成することが困難になる」といった恐れがあるためです。

そういえば、食べ物と云えば「どこに行っても何故だか美味しいお店を見つけてしまう」というある種の才能を持たれている方がいましたが、私はおそらく、その真似は出来ないとは思いますが、同時に、こうした食べ物に関しての記事を書き続けることにより、その才能の「仕組み」については感覚的ではあれ、何となく理解出来るようになるのではと思われるのです。こうした(感覚的な)理解の仕方は科学的でなく、再現可能性がないことから邪道であるとされがちですが、しかし、こうした複数の理解の仕方が真摯な議論を重ねることにより、より普遍性が高まり、科学的と再現可能性を備えた認識・知見に近づいていくのではないでしょうか?

また、そのように考えてみますと、我が国が他国からの文化を取り入れ、それを忠実に真似している段階から、次に、それを自国文化の一つとして認識される段階に入りますと、それは国風化・日本化というのでしょうか、一種独特の変遷を遂げると云えます。それは、その当時の時代背景そして時代精神といったものが作用しているのだと云えますが、まさしくそこに、その時代での「複数の理解の仕方が真摯な議論を重ねる過程」といったものが見えてくるのではないかと思われるのです。

そして、そうやって抽象化・言語化された複数の歴史上事物の変遷過程を調べて行きますと
時々は「あっ!」と驚くような発見もあるのではないかと思われます。そして、こうした
分野横断的な知見の集積そして、さらなる抽象化・言語化が課題先進国とされる我が国の今後において重要ではないかと思われる次第です。

そういえば、先日、臼田篤伸先生より自著であり彩流社刊「銅鐸民族の悲劇」をお送り頂きました。当著作にて描かれている「銅鐸」は、一般的に時代がくだるにつれ大型化・高装飾化していくとされていますが、こうした変遷過程とは、近代に我が国に齎された西洋式軍艦のそれとも類似しており、また結果として銅鐸民族、大日本帝国、双方共に滅びました。そして臼田先生の著書によると、銅鐸民族は滅亡後、天孫族への隷従を余儀なくされ、それは極めて過酷なものであったとのことでした。他方、帝国臣民はその滅亡後、一体、何に対しての隷従を余儀なくされたのでしょうか・・。

より精確な知見を拾い研究を行いますと、少なからぬ相違も見出されると思しきこれら変遷過程ではありますが、こうした文化的事物の変遷過程概要を国内外にて、数多くサンプリングしてみますと、さきに述べた程度の類似性そして、その背景にある共通する歴史の流れ、あるいは時代精神のあり方も見つけることが出来るのではないかと思われてきますが、さて、如何でしょうか?

臼田篤伸先生どうもありがとうございます!
ボクは先生の著作から、お馴染みの江上波夫氏による「騎馬民族征服説」また松本清張氏による、ほぼ同様の御意見、さらに岡正雄氏による「日本民族の古層」などに描かれている歴史像をより具体・明瞭化したものを認識しました。これは昨今も含め、ある種、性善説的描写がされがちな傾向のある我が国の歴史像の対極にあるものとも云え、さらについ先日、当ブログにて引用しました株式会社筑摩書房刊 宮台真司 速水由紀子 著「サイファ 覚醒せよ!」内にある「家畜人ヤプー」をも想起させました・・。

史実をディストピアに近いものとする史観・認識は忌諱されがちですが、他方で、昨今の我が国を鑑みますと、それも「むべなるかな・・」といった思いも残念ながら生じてきます・・。

*今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます!


ISBN978-4-263-46420-5

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