2021年7月18日日曜日

20210718【架空の話】・其の64

ヨーロッパ文化専攻修士課程を修了した私は、学士編入試験を経てK医療専門職大学の口腔保健工学科の第二学年の学生となったわけであるが、これは周囲の主に現役で入学した学生さん達と比べると、明らかに浮いた存在であり、それは卒業まで変わらなかった。私としても、こちらから歩み寄った方が良かったとは思うのだが、恥ずかしかったのか、そのままであった。

また他方で3年生に進級後しばらく経ってからはE先生からの誘いにより、K大学での実験に参加することとなり、それとアルバイトとの両方により、歩み寄るにも、あまり時間に余裕がなかったのだとも云える。それでも試験前にはノートを貸してくれたり、一緒に勉強をしたりして、どうにか医専大での3年間は無事に過ごし、歯科技工士国家試験に臨むことが出来た。

当時、国内では東京と広島に国立大学法人による四年制の歯科技工士養成課程が設置され、その他の同四年制課程は、公設民営の専門職大学にて、ここ九州では熊本とK、中四国では岡山と徳島、近畿・関西地域では滋賀と和歌山、中部東海地域では静岡、北陸地域では石川、関東甲信越地域では、千葉、新潟そして群馬、東北では宮城、そして北海道にあり、全国で合計15大学あった。

このうち国立大学法人である2大学以外の13専門職大学は全て、設置後から数年しか経ておらず、その継続的な運営も危ぶまれていたが、いざ開学して蓋を開けてみると、立地する地域により若干の偏差はあったものの、総じて受験者数は多く、好調な滑り出しであり、その後も受験者数は現在に至るまで全体的に微増傾向を示しているとのことである。

入学後、そうした事情に詳しい学内知人の述べるところによると、立地する地域にかねてから存在する公立の医療系大学への受験を希望する層が、設置学科そして学費などの類似点から、少なからず医専大の受験に流入してきているとのことであった。

とはいえ、それは医療系大学の花形と云っても良い看護学科などについてのハナシであり、私が在籍する口腔保健工学科などは、その中で最も目立たない学科であり、総じて、どの医療専門職大学においても、他学科と比べると人気が乏しい傾向があった。

これはひとえに、歯科技工士という医療専門職の職分があまり広く知られていないからと云え、また、その中でも特に大きいと思われるのは、実際の臨床現場に出て活動している歯科技工士の姿を見ることが極めて少ないということである。

しかしながら、私はこうした事情があることにより、Kに縁のある開業歯科医師の先生から声を掛けて頂き、そして入学に至ったわけであるが、そこからの3年間はさきに述べた事情によってか、とても短く感じられた。また、あまり娯楽らしい娯楽もなく、わずかに娯楽と云えば休日のアパートで寝そべりつつ読書をしたり、あるいは近くのツタヤにてDVDで映画作品をレンタルして観るといったものであった。

実家からの連絡は月に一度ある程度であり、また、Wにいる兄や延岡勤務となったBからの連絡もまた、概ね同様の頻度であり、個人的な感覚としては、初めての一人暮らしのわりにはホーム・シックにもならなかったと云える。あるいはまた、そのようになれる時間もなかったと云えるのかもしれない・・。

ともあれ、そのような調子にて、どうにか国家試験そして卒業に至ったわけだが、たしかにその間に歯科についての勉強はかつてないほどにしたと云える・・。入学当初は人に何本の歯が生えており、また、それら全てに固有の名称や、さまざまな形状的特徴があることを何一つ知らなかった私としては、それなりの進歩と云え、また、それ以上に手先をよく使ったといった記憶がある。これはほぼ修行と云って良いほどに使ったのではないだろうか・・。

今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます!

順天堂大学保健医療学部

日本赤十字看護大学 さいたま看護学部 



一般社団法人大学支援機構



~書籍のご案内~
ISBN978-4-263-46420-5

*鶴木クリニックでのオペ見学につきましても承ります。

連絡先につきましては以下の通りとなっています。

メールアドレス: clinic@tsuruki.org

電話番号:047-334-0030 

どうぞよろしくお願い申し上げます。













20210717 かなり久しぶりの対話形式「過去の自分に助けられた件」

A「最近スランプ気味であるとBさんのブログに書いてありましたが、見たところ、そこまでスランプのようには見えませんが、実際のところ状況はどうなのですか?」

B「ええ、記事作成に取り組む前までは、大抵何でもないのですが、いざ記事作成を始めようとすると、あたかも逃げ水のように、昼間に考えていた記事のアイデア、タネが消え去って行くような感じがありますね・・。ともあれ、これに関しては、以前も似たようなことを書いていた記憶があり、また、そこでは、現在のようにアイデアが浮かばない状態での意識の流れも文章にしてみることにより、どうにか片づけることが出来るのではないかと述べていましたが、これは後で試してみようかと考えています・・。」

A「ふーん、まあ、そうしたことを口語体ではあっても文章にすることによって、とりあえず端的に文字数は増やすことが出来ますからね・・。そうしますと、それはたしかに悪くないアイデアではあるのかもしれませんね・・。」

B「ええ、そうですね・・。そして、今となっては、そうした記事作成のためのアイデア自体も結構以前のものであると感じられるのです。また、そうしたことを書いていた頃、といっても、せいぜい4,5年前のことではあるのですが「記事を作成しなくては・・」といった強迫観念のようなものがありまして、そうしたある種「正常とは云えない」感覚も、当時の記事作成では役立っていたようであり、また現在スランプ気味であるとはいえ、当時から比べますと、いくらかはマシにはなっており、さらにまた、そうした現状をも文章に著していますと、不思議なことに、今後しばらくについても「どうにかなるかもしれない・・。」と思うことが出来るようになってくるのです・・。」

A「ふーん、なかなか泥臭いハナシですが、あるいは書いている側からしますと、さまざまな偶然を飛び移りつつ、とにかく記事数を稼いでいた過去から、徐々に安定した記事作成が出来るようになってはみたものの、それでも、完全には安心することは出来ず、今に至るまで記事作成を続けているといったような感じになるのでしょうか・・。」

B「・・ああ、そうした感じはたしかにありますね。強迫観念のようなものを背景として、とにかく記事作成をしていた時期はどうにか過ぎたものの、それでも記事作成の恒常的なコツのようなものは得ることなく、今に至るといったところですね・・。そしてまた、そうした意識の流れを、現在こうして口語ではあっても、言語化してみますと、さきほどのように「今日の記事作成はどうにかなるかもしれない・・。」と更にまた思えてくるのです・・。(笑)。」

A「うん、分かり難いのかもしれませんが、それもブログを続けて来た余禄のようなものではないでしょうかね・・。また、誰であっても、継続的な活動の中ではスランプのようなものがあり、そうした時期に、たとえ足踏みのようなものであっても活動を続けていますと、また、その次の何かが自然に拓けてくるのではないかと思いますね・・。」

B「ええ、そうした御意見も時折聞くこともありますが、実際に、その真っ只中にいますと、あまりそのように視野を広く持つ余裕がなくなるようです・・。それでも、そのご意見は心のどこかに留めておきたいところですね・・。しかし、さきの話しに出ました「アイデアがなかなか出て来ない意識の流れ」自体を言語化してみたことは、なかなか良かったと思います。多分、これで1記事分くらいにはなっているのではないかと思います。」

A「うん、これは多分「過去の自分に助けられたと」いった感じになるのではないでしょうか。それと、以前Bさんは【架空の話】を作っていましたが、あれはどうなっているのですか?」

B「あ、あの一連の【架空の話】には、さらに続きがあるのですが、どうも書きあぐねているのが現状です・・。また、こちらが勝手に思い込んでいることではあるのですが、あの後から、さらに先を書き進めるためには、舞台としている鹿児島に行ってみる必要があるのです・・。そして、このコロナ禍の中ですので、これが収束してきましたら訪問して、その何というかインスピレーションを得たいと思っているのです・・。」

A「はあ、そのような感じだったのですね・・。まあ、さらに先の話を書き進めるためには、現地への訪問が必要と云うのは分からなくもないですが、それでも、試しに訪問前であっても何かしら続きを書いてみたらどうですか?」

B「・・そうですか・・。それはどうも気乗りがしませんが、そちらのご意見もまた、意識のどこかに留めておくことにします。」

A「うん、私はあの【架空の話】で専門職大学というものが実際にあることを知りましたし、あとは作中で散見される、歴史ネタですか、あれも面白いのが所々ありましたので、まあ、こちらも勝手な意見ですが、続きを書き進めてみたら面白いと思いますよ。」

B「はあ、ありがとうございます。ではもう少し検討はしてみることにします・・。」

今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます!


日本赤十字看護大学 さいたま看護学部 



一般社団法人大学支援機構



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電話番号:047-334-0030 

どうぞよろしくお願い申し上げます。