2017年3月13日月曜日

20170313 ある地域に見られる特徴・パターンについて・・

違う地域に久しぶりに訪れますと、その地域の人々の顔、身体的特徴にある種のパターン、傾向があるのではないかと思うことがあります。

また、現代ほど人々の行き来が多くない過去の時代での異邦人とは、より一層そうした地域のパターン、傾向を感じることが多かったのではないかと思われます。

かつての毛人、蝦夷(エミシ)といったコトバも、そうした身体的特徴を古代らしく即物的に表現したものであるとも云われております。

自身の場合、知っている限り主に東海地方の混血であると聞いておりますが、そこには長身、細身といった現代にウケる要素は皆無であると密かにコンプレックスを抱いております・・(苦笑)。

そしてまた、その身体的特徴(鹿児島弁では『横ばいのこじっくい』というらしいです・・)とは、意外と古くからのものではないかと、以前に見たご先祖が写されたいくつかのモノクロ写真から思うこともあります・・(苦笑)。

それ故、こうしたことはコンプレックスに感じても仕方のないことであるのかもしれませんが・・(笑)。

それはともかく、こうしたことは、さまざまな地域においても同様に存在すると思われることから、冒頭に書いた地域における最大公約数的な顔、身体的特徴のパターン、傾向といったものが存在するのではないかといささか短絡的ながら考える次第です(笑)。

そういえば、こうしたことは明治政府のお雇い外国人医師のベルツも何処かで述べていたかもしれません・・。

また、自身としては、それぞれ滞在した地域における在地、土着の人々のそうした特徴は関西、九州共にどちらかというと憧れの対象ではあったものの、在地、土着の所作、コトバ使いをはじめとする文化全般をなかなか真似できないことに対し苛立ち、次第に開き直り、結句、自前の所作、コトバ使い(関東弁)で押し通すようになっていきました・・(苦笑)。

そしてその結果、さらに自身を異邦人であると強く感じ、その地域を殊更に客体化して見てしまうという姿勢が身に着いてしまったのではないかとも考えられます・・(苦笑)。

また、そうしますと、今度は首都圏へ帰郷後、今度は首都圏の文化に対してもまた、そうした姿勢を身に着けてしまったようにも思われるのです・・(苦笑)。

あるいはこれは滞在期間に幾ばくかの書籍を読んできた結果によるものであるのでしょうか・・?

ともあれ、こうした経験の後にはじめて上京を歌ったさまざまな歌など意味あい、感覚がわかるという実感もまた湧いてくるのです。

しかし一方『そうしたことを現在こうして文章にて書き著している自身とは一体何者であるのだろうか?』と考えてしまうのです・・(笑)。

あるいは、こうしたことは明確な結論が出そうにないものであることから『出来れば考えることがない方が幸せ』であるのでしょうか・・?

しかし、そうしますと、そうしたことをマクロの視点で考える『歴史』の意味、価値もまた、よく分からなくなってきます・・。

今回もまた、ここまで興味を持って読んで頂き、どうもありがとうございます。

昨年、熊本、山陰東部そして福島県周辺において発生した地震により被災された地域の出来るだけ早期の諸インフラの復旧、そしてその後の復興を祈念しております。


金関丈夫著『日本民族の起源
岡正雄著『異人その他ー他十二篇