2020年9月17日木曜日

20200917 其2 株式会社筑摩書房刊行 山田風太郎著 「戦中派虫けら日記」p.364

昭和19年6月5日
○科学の世界と芸術の世界は截然として二つに分かれている。この壁に小さな孔をあけて往来する人もあるが、天の炎をとって来てこれを渾然と溶かしてしまう人は稀である。-こんなことを寺田寅彦がいっていたような気がする。

 むろん自分もこの凡人の範疇から脱することはできない。両者の間に孔があるとさえ感じない。

 一日、恐ろしく頭が科学的なことがある。こういうときにはそうしても小説など読む気にはなれない。一日、恐ろしく空想と幻想に酔う時がある。こういうときにはいかにしても科学的なことに手が付かない。この変化は、彼方に忽然と立ち、此方に忽然と現れる。全然別人のようである。

 天の炎をとって来て両者を融合させたらどういう世界が現れるか、全然見当もつかない。

株式会社筑摩書房刊行 山田風太郎著 「戦中派虫けら日記」
ISBN-10 : 4480034099
ISBN-13 : 978-4480034090


20200917 1380記事に至って思うこと「回遊魚の泳ぎ?」

 去る4月末から書き始めた【架空の話】での記事もおかげさまで一昨日40回目の投稿となり、くわえて同投稿にて、総投稿記事数が1380となりました。これまで読んで頂いた皆さま、どうもありがとうございます。

そして本日もまた【架空の話】の続きを作成しようと考えていましたが、さきに述べたことに加え、つい先日、共有動画の「いいね」や「リツイート」によって、1日のインプレッション数が自身としては過去最高の5桁に到達したことから本日の投稿記事は、それに関連したことを書こうと思います。

さて、この調子にて今後も継続しますと来る10月には1400記事に到達することも出来るように思われます。また、さらにその後は、来年度に入る前に1500記事に到達することが叶うのではないかとも思えてきます。

1500記事まで作成すれば「何か」見えてくるのではないかとも多少思われるのですが、それは以前に思っていた「1000記事まで作成すれば~」と同様、実のところ、あまり意味のある問いではないのかもしれません・・。とはいえ、それでも書き続けていかないと「進化かもしれない」ことすら感じ取ることはできないと云えることから、当初の感覚的な予想から見えるものとは異なっていても、やはり書き続けた方が良いのだろうと思われます。

また、繰り返し諄いようですが、記事の更新や、いくつかの情報を共有し続けることによって、天動説的な自意識過剰ともとられることが多々あるのですが、時折「世の中に生じている出来事を先取りしているのでは・・?」と感じさせるような出来事も度々生じるようになるのではないかとも思われるのです。

この感覚・思いは、当ブログの継続や情報共有化によって徐々にボンヤリとながら生じてきたものであり、あるいは精確には、自身内部(認知機能)がどこかおかしくなったことによるものであるのかもしれませんが、とはいえ、こうした時こそ、あまりそうした出来事を一々吟味・検討するのではなく、薄ぼんやりと、そうした思いを抱きつつも、それら行為を継続することが大事であるように思われるのです。また一方で、そうしないと、何かよく分からないものに呑み込まれてしまうのではないかといった感覚もあり、さらに、これを別言しますと「これまでの継続によって得ることが出来た認識や感覚とは、それを継続することによってのみ、生きたものとして自身内部に留め置くことが出来るのではないか?」といったいわば「回遊魚の泳ぎ」にも似たものがあると云えます・・(苦笑)。

それ故、今しばらくは、自身の精神衛生のためにも続けた方が良いということになるのです・・。とはいえ、もしかすると今後1500記事まで到達してみても、その次は「あまりキリが良いとは云えないから2000記事までは続けよう・・」といったことになるのかもしれません・・。2000記事まで作成すると何かが分かるようになるのでしょうか?

あるいは10000時間の法則というものがあるとも聞き及びますので、これとも少し関連してくるのかもしれません・・。もっともこの10000時間の法則を前提として、それが当ブログのみならず、広義に文章作成を対象とするのであれば、もう少しは早い時期に何らかの感覚的に分かる結果に至るのではないかと思われるところですが、さきにも似たようなことを述べましたが、こうしたいわば功利的な下心を出さず、ただ続けることが、現時点では重要であるのだろうと思われます。しかし、そもそも、その続ける「目的」とは「ある程度明晰に世の中に生じている出来事を先取りすること」なのであろうか、ここまで書いてみると、それも違うように思えてきます。しかし「単純にただ書くのが好き」であると云うわけでもなさそうです。こうしたことは対象や大きさこそ違え、各人が葛藤を抱いていることであり、そして人間の文明において、思いのほかに重要なことであるように思われるのですが、さて如何でしょうか?

*今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます!



ISBN978-4-263-46420-5

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