2018年11月18日日曜日

20181117 柑橘類について思ったとりとめのないこと・・

以前在住していた和歌山では、この時季になりますとスーパーなどの野菜、果実売り場にて蜜柑が多く置かれるようになります。それは普段柑橘類をあまり購入しない私でも自然に手を伸ばし購入するほどです。また、和歌山における蜜柑については以前にもブログ記事にて取り上げましたが、現在在住している徳島もまた、全国的に知られている酢橘をはじめ、蜜柑や柚子などの柑橘類の栽培が盛んです。

おそらく和歌山と同様、徳島も柑橘類の栽培に適した自然風土であるのだと思われます。とはいえ、もう少し視野を広げてみますと、同じ四国内においては、これまた蜜柑、伊予柑で有名な愛媛県があり、また高知県は柚子の栽培で知られています。

柚子のような比較的酸味の強い柑橘類は、どちらかというと沿海部ではなく、内陸部のいくらか標高が高い場所の方がよく育つように思われます。また、ここまで書いて思い出されたことは、以前、当ブログにて和歌山県の飛び地として取り上げた和歌山県東牟婁郡北山村では『じゃばら』という柑橘類が多く栽培されていることです。その果皮・果実には花粉症などアレルギーに対する抑制物質が多く含まれているとのことであり、これは私が和歌山在住の頃はあくまでもローカルなハナシであったのですが、現在では首都圏のスーパー(比較的高級な)においても、その加工品(ポン酢、飴、ジュース、果汁・・)が販売されており、これに関しては多少隔世の感があると云えます・・(笑)。

ともあれ、この北山村も内陸部の比較的標高の高い、中山間地域と称されるところであり、この地にて栽培される『じゃばら』もまた柚子と同様、酸味の強い柑橘類です・・。自身の味覚の記憶を頼って書きますと『じゃばら』の方が柚子よりも若干柑橘類特有の苦みのようなものが強かったように思われます・・。感覚的ではありますが、おそらく、この苦みのようなものの中に、さきのアレルギーに対する抑制物質が多く含まれているのではないかと感じられます。

また、さきに述べた愛媛県と豊予海峡・豊後水道を挟んだ対岸の大分県においては『かぼす』の栽培が盛んであり、さらに九州各県においては、それぞれ地域特有の柑橘類が存在すると云えます。

そして、ここまで書いていて不図思い出したことは、蝶の幼虫は、その種類毎に食べる葉の種類も異なり、揚羽蝶は柑橘類、特に蜜柑の枝に卵を産み付け、孵化した幼虫はその葉を食べるというということです。

そうしますと、柑橘類の栽培が盛んな西日本各地に揚羽蝶も多いということになり、またそこから平家の家紋が揚羽紋であったことが想起されます。

治承寿永の乱の頃において平家は勢力基盤の多くが西日本にあり、他方源氏は関東地方を主とする東国を地盤としていたことから、平家の揚羽紋の発想は自然であると云えます。
また、ここからは多少蛇足になりますが、平家の最盛期を築いた当時、氏の長者であった平清盛が安芸国(現在の広島県廿日市市)の厳島神社を氏神として崇敬しましたが、後世、この地の野球球団が平家と同じ赤色を基調として、また同じくこの地から出たロックバンドの2001年にリリースされたミリオンセラー楽曲の題名が『アゲハ蝶』であったことは、何かしら因縁めいているとも思われるのですが、さて如何でしょうか?



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