2022年5月15日日曜日

20220514 不活性状態を脱するための一つの手段としてのブログ・・

本日は、変則的に予め少し寝てから、ブログ記事の作成に取組みます。以前には、こうした試みをごく普通に行ってきましたが、ここ最近は、あまりそうしたことを行わなくなりました。これは、2020年からのコロナ禍により求められたこともあり、積極的に外に向い、何かしら活動をしようという性質が弱くなってしまったからであるとも思われますが、しかし、これは私自身に限らず、我が国の社会が、全体的に、そのような方向に進んでいるようにも感じられます。

とはいえ、やはり、それは、あまり良い変化ではないと思われますので、このコロナ禍が以前よりも深刻なものとして考えられなくなりつつある現在においては、そうした、いわば不活性となってしまった状態を脱するべく、また何かしら動き始めた方が良いものと考えています。

しかしまた、そのように考えてみますと、私の場合、2013年からは、生きるために、それまであまり経験しなかった不慣れなことをすることが多く、おそらく、それらの活動は、経験としては悪いものではなかったのだと思われますが、しかし同時に、自分としては、必要性に迫られたいわば外発的なものであり、そして、その意味で、多少過活動気味であったのではないかとも思われるのです・・。

あるいはまた、ある程度の年齢となり、それまで経験がなかった業界、分野などで活動することを求められることは、私にっては多少荷が重く、それが、このコロナ禍で活動の自粛を求められたことにより、それまでに無理をしてきたものが「自粛への適応」というカタチで現れたとも云えるのかもしれません・・。

視点を変えますと、そうした変化は「自粛への適応」よりも、端的に「不活性化」してしまったと思われ、また、私の自覚としても、以前はそれなりに活動していたという自覚があることから、これは外的な要因(コロナ禍による自粛の要求)によるものであったとしても相対的に「不活性化」してしまったことは間違いではないように思われます。

また、この「不活性化」のさらに深いところには、さきに述べた、それまでの反動や、いくつかの挫折といった要因があるのではないかと思われますが、私の場合、これまでの人生で挫折はいくつもあり、また、それらはどうにか乗り越えてきたと自覚はしていますが、今回のものに関しては、多少深刻であると云え、また、そうした事態をどうにか客体化し、乗り越えるためにも、当ブログは大変有効な手段であると考えています。

2015年に当ブログを始めた時点においては、そのようなことは全く考えていませんでしたが、最近になり思うことは、これまでの期間において、いくつかの挫折があり、またそれ以前から抱えてきた葛藤などを、このブログにて、カタチを変えて発信し続けてきたことから、どうにか私は生きてこれたのではないかということです。

あるいは約言しますと、そうした、いわば、自分との折り合いが付いていない状態を抱えたままで生きるためには、こうしたある種の工夫のようなものが必要であるのかもしれません・・。

しかしまた、世間一般においては、そのような個人の内面とも云えることは、あまり考慮されないと思われますので、ここでは世間からのプレッシャーなどを勝手に想定して焦ったりせずに、当ブログを続け、そしてまた過活動にならない程度に徐々に再活性化を図りたいと思います。挫折や何かしらの空虚感による過活動の後には、やはり虚脱のような状態が生じるというのは間違っていないと思いますし、あるいはまた、ここまで作成していて思ったことは、それは戦後から現在にまで至るまでの我が国にもまた、そうした見方が出来るのではないかと云うことですが、さて、如何でしょうか?

*少し寝てからのブログ記事作成もまた(記事の出来、不出来は別として)、悪くはないことがここで再発見されました。機会があればまた行いたいと思います。

ともあれ、今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます!
順天堂大学保健医療学部


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ISBN978-4-263-46420-5

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連絡先につきましては以下の通りとなっています。

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2022年5月14日土曜日

20220513 「謎の閲覧者」によって想起された既投稿記事について

1800記事到達まで残り、当記事も含めて24記事となりましたが、やはり相変わらず、毎回の記事作成が多少面倒に感じられているのが現状と云えます。こうした時は、あまり焦ることなく、書籍からの引用記事を作成した方が良いのかもしれませんが、ここ数回の投稿に関しては、自身の文章にて作成することが出来ていたことから、本日もそれに倣い、ともかく作成しようと思い立った次第です。

ペンで紙に書く作業に比べて、PCでのキーボード入力は、未だ慣れていない作業であることからか、PC前に座り、ブログ記事作成に入るまでには、日によって異なりますが、多少時間がかかり、この逡巡しているとも云える状態を脱するためにも、とにかくキーボードに向かい、何かしらの文章を作成しようとしますと、冒頭の文章のような、いわば「ツカミの文章」が出来るわけですが、このことは、ここまで作成した中での発見、あるいは、忘れていたことの再認識であると思われますので、またしばらくは、この「とにかくキーボードに向かい文章作成を始めること」を忘れないようにしたいと思います。

とはいえ、これまで(どうにか)1700以上のブログ記事を作成してきましたが、ツイッターなど他のSNSとの連携投稿などで、その内容を、あらためて読む機会がある既投稿記事は、その中のごく一部であると云え、また、何かの機会に「おお、以前にもこのようなことを書いていたのか・・」と(半ば)忘れていた記事が思い起こされることも度々あります。

また、こうしたことは、ツイッターとの連携を行う以前の、ブロガーのみでの投稿を行っていた時期の方が頻繁にあったと記憶しています。そして、そうした記事を思い起こさせる契機となっていたのは、ブロガーでの統計情報の記事閲覧状況を確認し「ああ、この記事が現在読まれているのか・・。」と、それら(半ば)忘れていた既投稿記事を見つけた時であったと云えます。

こうした、いわば「謎の閲覧者」は、その閲覧状況を継続的に見ていても、特定の誰かが想起されることはなく、それでも現在に至るまで続いています。そして、そうした閲覧されていた記事を読み直して得られた考えを材料として、新たな記事作成を行うこともあれば、また、そうした記事をツイッターとの連携投稿を行い、その投稿に、関連すると思われる内容の他記事を返信したりしていますと、面白いもので、その関連性の内容を新たなブログ記事として表現してみたいと思うことがありますが、ここ最近は、あまりそうしたことを行わなくなってきたように思われますので、やはり、以前と比べて、文章作成に関しては活性が落ちていると云えます。とはいえ、そうした状況も、波の様に寄せては返し、変化するものであると、これまでの経験は語りますので、あまり焦ることはなく、ともかく、何かを意識して、今しばらくは続けることが重要であると、ここ最近は考えています。

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2022年5月13日金曜日

20220512 歴史的文脈、背景の意味について思ったこと

直近の投稿記事にて「ここ最近は仮説があまり思いつかなくなった。」との主旨を述べましたが、これは後になり考えてみますと、その後、関連著作などからの当該分野に関する知識が増加することにより、そうした、空想にも近い仮説は簡単には思いつかなくなったとも云えるのではないかとも考えるようになりました。

どの分野の著作を読み進める場合においても、当初は何も分からず、まさに五里霧中の態であるのですが、そこから幾冊か読み進み、さらに、インターネットからも情報を集め続けていますと、徐々に、その背後にある文脈、背景のようなものが認識され、そして、そこからは、その認識された文脈や背景とも整合性のある仮説が思いつくようになるのですが、その時に、いくらかの体系付けられた知見が文脈や背景にありますと、やはり、生じる仮説は制限されてくると云えます。

そしてまた同時に、他者が主張する仮説に対しても、その背景にある、知見や文脈も気になってくるのですが、おそらく、こうしたことは、何も書籍から得られる知識のみならず、現在のさまざまな報道などにおいても同様であると云え、たとえば、現在なお継続中の東欧での戦争についての、さまざまな報道を動画サイトなどで視聴していましても、そうしたことは半ば無意識ながら考えているように思われます。

つまり、それらの扱っている内容が、現在の状況であれ、あるいは過去の歴史であっても、何らかの主張や主旨がある文章や動画などには、須らく文脈や背景があり、また同様に、さきにあげた東欧での戦争においても、現在報道されている状況に至るまでの文脈や背景があり、それは、さまざまな発現の手法によって、19世紀のクリミア戦争から説明することも出来れば、あるいは、さらに以前の16世紀からのロシア帝国とオスマン帝国との当地域をめぐる争いからも説明出来ると云えます。

また、幸いなことに、これらの歴史については、ある程度まではわかっており、日本語のみでも理解出来るような状況があると云えます。そして、ここからが重要であると思われるのですが、それは、今後、生じる出来事においても、それが如何なるものであれ、これまでの歴史的文脈、背景に基づくものであり、それに結節するものであると云うことです。

こうした見解は、多少、後知恵じみたものとして、とらえられるかもしれませんが、それはまた、詭弁ではなく、そして間違いではないのです。

それ故、昨今、戦争当事国の元首が(狂信的に)歴史にのめり込むことにより、現代版「汎スラブ主義」とも云える考えを抱くに至り、去る2月末からの隣国への侵攻を実行したとして「歴史」が何かしら悪影響を与えるものとして、とらえられがちであるのですが、そこで重要であると思われることは、以前投稿の「ウンベルト・エーコの世界文明講義」からの引用記事にあった「百科事典にあるあらゆる真実は、どれも再検討の可能性に開かれている。わたしたちが学術的に開かれた意識をもっているなら、新たな資料がいつか発見されることへの心構えが必要だ。」のように、現在我々が知っている歴史には、どれも再検討の可能性があり、何らかの資料や遺跡などの発見により、既存の歴史像が変わることもあり、また、歴史全般にはそうした性質があることから、それは他国への侵攻の理由にはなり得ないと思われるのですが、しかし、一国を動かす権力者が、ある(偏狭とも云える)自国を絶対化するような視点に基づいた歴史観を信じるようになると事情は異なってくると云えるのかもしれません・・。

ともあれ、そうであるからこそ、面倒であるかもしれませんが、さまざまな異なった視点に基づく歴史像を文脈や背景として認識し、そしてまた、ある特定の歴史像に惑溺しないことが重要であると思われるのですが、これについて最近思ったことは、そうした何と云いますか、体感的とも云える理解に至るまでは、ある程度の期間の訓練が必要であり、さらに、それは若いうちからのものである方が望ましいのではないかと云うことです。

無論、こうした訓練の継続とは、さまざまなスポーツと同様、向き不向きがあると思われますが、こうした分野も、医学などの実学とは異なった種類のものではあれ、それなりの重要性があることは、昨今の国際情勢からもご理解頂けるのではないかと思われるのですが、さて如何でしょうか?

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2022年5月10日火曜日

20220509 文化様式の一つとしての古墳造営様式から

先日来から読み進めている、我が国古代史を主題とした著作は、その後も移動時や就寝前の読書にて頁が進みましたが、当著作においても、当初から4世紀代までと、5世紀代以降の古墳では、副葬品の性質・傾向が異なるといった見解であり、概ねこれまで通りの見解であったと云えますが、他方で、そうした副葬品の性質や傾向が変化した、さまざまな要因の見解については、今しばらく読み進めてつつ検討してみようと思います。

時代や地域の相違による、同目的と思しき、各種道具や祭器における形状や意匠の相異と同様、古墳などの墳墓においても、そうした時代性や地域性などのようなものは明らかに存在し、以前、在住していた和歌山県においては、古墳の造営様式に際立って特徴的な傾向があったと云えます。

その造営様式においては、紀ノ川流域あるいは、さらにその下を走る中央構造線沿いの地域において多く産出される青石と呼ばれる緑泥片岩を板状に加工したものを積層して壁状と為して玄室や羨道を造営し、また、玄室については、上方に向かうに伴い、積層板石が中央に向かい徐々に持送りされて、いわばドーム状となっており、この玄室内様相と、同じく壁面の積層された板状青石の様子・意匠を組み合わせて、しばし眺めて意識化することにより、紀州北部地域、紀ノ川下流域における特徴的な古墳造営様式の概要は、理解出来るのではないかと思われます。

さらに、この紀ノ川下流南岸地域において特徴的な玄室の内部には、壁面の積層にも用いられた板状の青石が、まるで棚か梁のように玄室内に懸架されているものが少なからずあり、この意匠(石棚、石梁)もまた、当地域における後期古墳を特徴付けるものであると云えます。

ともあれ、こうした古墳造営様式や、それに用いる材料が概ね定型化されてきますと、それは、いわば、可視化された文化様式のパッケージとも云えるものとなり、そしてまた、これと類似する意匠、造営様式を持つ古墳が、さきの地域外にて発見されますと、その地には、古代ヤマト朝廷の海運事業の一翼を担っていた紀ノ国の豪族紀氏との、何らかの繋がりがある人物が埋葬されていたのではないかと推理されるところですが、これについては、実際のそうした類似した造営様式古墳の分布から考えてみますと、また興味深い仮説が出て来るのでしょうが、ここまで来ますと、それは古墳造営様式に留まらず、以前にも述べた銅鐸、そしてさまざまな日常道具に至るまでが、そうした仮説を生み出す材料となると云えるのですが、しかし、ここにきて最近よく思うことは、こうした時に、仮説があまり思いつかなくなったということです・・。

これは、まだ若く、馬力があった頃では、あまり意識することはなかったのかもしれませんが、こうした「仮の物語」を生み出すところで、我々は少なからずエネルギーを費やしているのではないかと思われます。

ともあれ、また、我が国の古代史が面白く感じられてくるようになってきますと、身体の方も活性化され、そうした仮説も以前と比べて、いくらか滑らかに思い付くようになっていくのではないかとも思われるのですが、さて、実際のところは如何でしょうか・・?

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2022年5月7日土曜日

20220507 中央公論社刊 北杜夫著「どくとるマンボウ医局記」pp.38‐40より抜粋

中央公論社刊 北杜夫著「どくとるマンボウ医局記」
pp.38‐40より抜粋
ISBN-10 ‏ : ‎ 4122056586
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4122056589


私の在局中、私の知るかぎり患者から暴行を受けた医者はなく、ただ一人、殴られたり追いかけられたりして被害を受けたのは、HO先生、ホウさんが唯一人だと聞いた。つまり、あまりにホウさんが優しいので、患者のほうでもついこの相手与し易しと思ったのかもしれない。
 にもかかわらず、ホウさんはみんなからひそかに尊敬されていた。表にこそ出さないが、物凄くガクがあり、それこそ何でも知っているというもっぱらの噂であった。
 入局してしばらく経って、たまたま図書室にいたホウさんに向って、私はー今はその言葉を忘れてしまっているがー或るドイツ語について尋ねてみた。それは精神医学用語であると共に、文学用語でもあったからである。他の先生に訊いたとて、満足する答は得られそうもない、むろん教科書などには載っていない難解な用語であった。
 すると、ホウさんはこう答えた。
「さあ、ぼくは知らないが、ひょっとするとこの本に載っているかも知れないから、調べてごらん」
そして、本棚の中のぶ厚い一冊を指さした。私がそのドイツ語の本を開いてみると、果たしてくわしい説明が記されていた。
 むろんのこと、初めからホウさんは知っていたのである。だが、あくまで謙虚なそのお心が、「さあ、ぼくは知らないが」と言わせたのだ。単に学問がある先生なら私も幾人も知っている。だが、慶応精神科の歴史を通じておそらくもっともガクがあったであろうホウさんのこの優しい謙虚さ。このような方と一時なりとも一緒にいられたことは、私の人生の幸せ言える。HO教授が退職されるときに同窓会報に載せられた一見随筆のようなユーモアに富んだ小論文は、医学のほかは大して知識とてない日本の医者たちへの模範文とも言えるであろう。日本の学者は確かに優秀ではあるが、学問バカ、専門家バカばかりがこの世に溢れているようだ。
 そこへ行くと、外国の医学書の論文の中には、医学だけではなく、歴史、文学、美学などに造詣の深い、読んでいて教えられるものが沢山ある。
 私のもっとも好きな本は、精神薄弱者の研究者、ドイツの故ホルスト・ガイヤ―博士の「馬鹿について」であろう。原書のほうは、ラテン語やギリシャ語が多方面にわたってちりばめられていて、私の読みこなせるものではない。末尾に、ユーモアに満ちた警句や逸話が並んでおり、これまでも書いたことがあるが、あえてもう一度引用しておこう。
 「勤勉は馬鹿の助けにはならない。勤勉な馬鹿ほど、はた迷惑なものはない」
また、誰でもその名は知っている有名なクレッチマーの大著「体格と性格」は、まずシェイクスピアの「ジュリアス・シーザー」からの引用文があり、こう書きだされている。
 「普通人びとは悪魔といえばたいてい痩せていて、細い顎に尖り髭をうすく生やしていると考えるのだが、一方肥っちょはどこか気立ての良い愚かさを備えていることになっている。陰謀をめぐらす者は傴僂で軽い咳ばらいをする。齢とった魔女は干乾びた顔つきをしている。朗らかで淫らな雰囲気の場所では、でっぷりとした騎士フォルシュタフが鼻を赤くし禿頭をぴかぴかさせながら姿を現す。常識あるおかみさんは、ずんぐりしてまんまるな姿で手を腰にあて、腕を張っている。聖者たちはひょろりとした姿で、手足は長く、眼光は鋭く、顔色は蒼ざめゴート人のような厳かな物腰だ。
 手短にいえば、節操高い人と悪魔とは尖り鼻で、ユーモアがわかる人は太い鼻をしていなければならぬということだ。これはどういう意味であろうか?さしあたって、これだけのことは言えるであろう。つまり、民衆の空想が幾世紀にもわたって語りつがれながら結晶化したところのものは、客観性をもった民族心理学的記録であり、おそらくは研究者にとっても多少注意を払うくらいの値打ちのある大衆観念の沈殿物であるかもしれない」
 どうですか、皆さん。医学書としては文学的ではなかろうか。

20200506 ブログ記事の作成と読書から思ったこと、新書の面白さ

前回の記事投稿によって、総投稿記事数が1772に達し、本記事を含めて28記事の投稿により、当面の目標としている1800記事に到達します。先日、4月末から当ブログの更新を5日ほど休みましたが、後日、どうにか1800記事まで到達することが出来ましたら、今度は5日どころか、あるいは1カ月以上休もうと考えています。

そして、おそらくは、また再開して、そこから1年ほどで新たに200記事作成し、2000記事まで到達することが出来るのではないかとも思われてきます。そうしますと、概ね8年間にて2000記事を作成したことになりますが、継続期間は置いておき「2000記事」について考えてみますと、私の行為としては相対的に継続した方であると云えます。また、それ以上の期間、継続してきた行為について考えてみますと、それは、以前にも述べましたが読書であると云えます。

とはいえ、こちらも以前と比べますと、大分馬力が落ちた感があると云えますが、そうした中で、かねてより興味関心を抱いている、いくつかの分野についての書籍を飛び移りつつ読んでいることが良いのか、読み進めるテンポは、分野や書籍内容によって異なってきますが、ともあれ、どうにか続けることが出来ているとは云えます。

また、当初は未知であった分野での著作を何冊か、どうにか苦労しつつも読み進めて、自分なりの認識を得たと感じた時などは、年齢により多少鈍化した感はあるものの、やはり、それなりに高揚するものであり、そしてまた、それを宥めて燃料とすることにより、さらに、その先の興味関心の駆動へと繋がるとも云えます。

そして、その当初の足掛かりとなった著作は、私の場合、いや、多くの方々にとっても「新書」である場合が多かったのではないかと思われますが、さて、如何でしょうか?

この新書という書籍の様式は、世界規模にて、どの程度まで一般的であるのかは分かりませんが、しかしながら、これまで未知であった分野への初手の一冊としては、適切であるのではないかと考えています。

そして、その新書を読了し、さらに深めたいのであれば、同著者による、もう少し文量の多い著作に取り掛かれば、また、それなりに「知の手ごたえ」を感じることが出来るのではないかと思われます。

私はそのようにして、いくつかの分野での著作を読み進めてきて、年齢により多少、馬力も衰えてはきましたが、それでも、自覚する、ある種の未熟感からか、未だに「もう少しは伸びしろがあるのではないか」と(いつも)思われるのです・・。

そういえば、先日来から読み進めている我が国古代史についての著作は、さらに頁が進み、古墳時代初期に至り、徐々にまた面白くなってきたように感じられます。

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2022年5月6日金曜日

20220505【架空の話】・其の94 【モザイクのピースとなるもの】【講義篇①】

ええと、こちらは口腔保健学科と口腔保健工学科の共通教養科目「歯科英語」の講義室で良かったですか?

あッ、口腔保健工学科の方々がそこにいますので、ここで良いですね。いや、良かった良かった。それでは、すぐにPCをセットしますので、ちょっと待っていてくださいね。ええと、プロジェクター機器への接続ケーブルはこれかな・・?あ、これで大丈夫のようですね・・。そして・・あッ、PC画面が映りましたね。では、今回の講義スライドを出しますのでもう少々お待ちください・・。

はい、では、これですぐに講義に入れるようにしましたので、少しだけ自己紹介などをさせてください。口腔保健工学科の皆さんとは歯科理工学実習や講義の時に度々お目に掛かっていて御存知であると思いますが・・ええと、では、口腔保健工学科の皆さんはどうぞ挙手をしてください・・。

・・ああ、やっぱりあの奥の方で固まっていますね・・。どうぞ遠慮しないで前方の席に座ってください・・(笑)。・・しかし、そうしますと、残りの皆さんは口腔保健学科ということになりますが、おそらく50名以上はいらっしゃるのでは・・?私がK医専大に入った頃は口腔保健学科の定員が40名であったと思いますので、その後も増員しているのですね・・。それで、皆さんの学年は何人いらっしゃるのですか?・・えッ65人!それで口腔保健工学科の方は20人で私が在籍していた頃と変わりはありませんので、また大分増えましたねえ・・。そうしますと、この教室に85人の学生さんがいて、そのうちの男子学生さんは口腔保健工学科の10名だけということですか・・。こうした状況は嬉しいのだか肩身が狭いのだかよくわかりませんね・・(笑)。

えッ、私はこの共通教養科目である「歯科英語」は履修しなかったのか?ということですか・・?ええ、私は二年次からの学士編入でしたので一年次の科目は履修していないのです。それで、口腔保健工学科の皆さんはご存じであるかもしれませんが、ここを卒業した後、K大学の院に進み、現在はセラミックス系の歯科材料についての研究をしているのですが、歯科系に進む以前は、人文系分野の院生でした・・。ええ、そちらの方は修了して、修士の学位は取得させて頂いています・・。

そうした背景がありまして、これまで、こちらの科目を担当されていたH先生が、今年度からしばらく**に留学されることになりましたので、その期間の代役として、私が選ばれたわけではあるのですが、実のところ、こうした科目の講義経験ははじめてとなりますので、皆さん、どうぞよろしくお願いします・・。

しかしまた、指導要領はH先生からお聞きしていて、教材や資料一式もお預かりしていますので、まあ出来なくはないとも思いますが・・。

では、本題に入りましょうか・・。ええっと、教科書の方は指定のISYK出版の「歯科衛生士・歯科技工士のための歯科英語」で良かったですよね、これは皆さんもう持っていますね・・。ああ、注文はしているけれどもまだ手許に届いていない方々については、今日は、近くの方に見せてもらうようにしてください。

このテキストには基礎的な歯科臨床用語や、主要な歯科材料の名称などは、一通り網羅されていると思いますので、大学を出たあとの色々な場面でも役立つのではないかと思います・・。また、テストの方は、主にこちらのテキストから出題することになると思います。くわえて、それぞれの章に関連する英語論文なども、事前にH先生から預かっていますので、それらを資料として、さらに深掘りした歯科英語の講義が出来ればと考えています。

そして、その後の時間は「歯科英語」にとらわれない、より一般的な英語を題材として講義をしてみたいと思っています。そこで、その題材となる何か良い著作を御存知でしたら、どなたか教えてください・・。来週まで待ちますが、もしも特にないようでしたら、私が選んだ著作にて進めさせて頂こうと思いますが、いいですか?

・・はいッ。皆さんにとってはそこまで難しいものではないと思いますが、現在、私が教材として検討しているのはジョージ・オーウェルによる「Down and out in Paris and London」(「パリ・ロンドン放浪記」)です。・・いや、たしかに世界的に知られているディストピア小説「1984年」と同著者によるものではあるのですが、こちらの一冊はノンフィクションであって、何といいますか、記述がいちいち具体的なのです。そして、この現象や物事の記述の仕方、いや、それ以前にある視座のようなものは、皆さんが現在学んでいる歯科医療や医療全般とも相通じるものがあるのではないかとも私には思えるのです・・。

・・・と、まあ、こじ付けや牽強付会とも云える意見をここで述べてしまいましたが、そうでなくとも、この一冊は面白いと思いますので、皆さんがよければ、これで進めたいと思います。

もちろん、他に何かご意見があるようでしたら、講義の後でもいいですので、どうぞ仰ってください。

それでは、本日の所定のテキストを用いた講義に入りましょうか・・。

今回もまた、ここまで興味を持って読んで頂き、どうもありがとうございます。

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