2019年8月25日日曜日

20190825 横溝正史の作品にて描かれている社会について

どうしたわけか、一昨日(8/23(金))は新たな記事投稿や既投稿記事の再投稿をそれほど行わなかったにも関わらず、ブロガーでの記事閲覧者数が1000人を越えました。

一昨日のような、あまりブログに手を付けない日の閲覧者数は、多い場合でも50人程度であることから、これには多少驚かされました。ともあれ、読んで頂いた皆様どうもありがとうございます。

また、ここでもう一つ気になることは「どの記事が多く読んで頂いていたか」であり、これについては、それなりに分散はしていると云えますが、同時に、最近投稿した記事の方が、より多く読んで頂けている傾向があるとも云えます。一方で、数年前の投稿記事で多く読んで頂けているものもいくつかありますので、そうした記事を読みつつ「何故、この記事が多く読んで頂けたのだろうか」または「誰が、どのような方々が、この時期に、この記事を読まれたのだろうか」などと考えてみるのも、それなりに面白いと云えます・・(笑)。

ブロガーの記事管理では閲覧者数は分かるのですが、実際に閲覧された方々の個人識別については困難であり、また、自身の場合、こうしたことをあまり気に留めず、記事作成に取組む方が性に合っていると思いますので、去る4月からアメーバブログも開始しましたが、こちらは基本的にブロガーにて投稿した記事のコピペ記事であり、現在のところ、オリジナルの記事はありません。また、今後もこの投稿スタイルにて続けていこうと考えています。

そういえば、去る8月11・19日での記事投稿以降から数人の文系院時代の知人から連絡を頂きました。この文系院時代の知人達からは、かねてより「私のブログを時折読んでいる」と聞いていたため、それが何かしら効いているのではないかと思われましたが、こちらからそのことを質問することは差し控えておきました。

さて、そこから話は飛びますが、先週、首都圏にて活動した疲れが出たものか、ここ数日間はあまり書籍を読む気力が湧いてきませんでした。しかし、先日購入の横溝正史による「八つ墓村」は300頁過ぎまで至り、さらに先の展開も大変興味深いと云えます。

また、さきに読了の「獄門島」そして、この「八つ墓村」といった戦後ごく初期といった、それ以前の因習・習慣が強く残存あるいは支配している社会を描いた作品を読んでいますと、これまでに読んだ民俗学さまざまな著作、とりわけ宮本常一等による「日本残酷物語」が想起されてきます・・。「日本残酷物語」のような著作は、来年2020年開催の東京オリンピックに向けた「日本文化を世界に向けて広くアピールしていこう」といった、ある意味火照っている社会風潮に対して冷水を浴びせるものであり、そしてまた、そこに描かれている社会的文脈こそがある意味、真正な我が国の社会像であるのではないかと考えます。それ故、おそらく、この著作を読んだ後に、私もその中に含まれる所謂「ロスジェネ世代」の背景、もしくは問題作とされるドキュメント映画「ゆきゆきて神軍」作中にて追及される(到底)直視出来そうもない惨状を醸成するような社会のメカニズムも理解出来るのではないかと思われるのです・・。

くわえて、こうしたことは、おそらく外国の方々にはあまり理解されないと考えていましたがローレンス・ヴァン・デル・ポストによる太平洋戦争中での体験を描いた「影の獄にて」を読みますと、さきに述べたような我が国社会のメカニズムをかなり抽象化して理解されているといった感じを受けました。ちなみにこの「影の獄にて」は映画「戦場のメリークリスマス」の原作であり、(かなり)皮肉なことであるのか、この映画はその内容、主題よりもテーマ音楽によって国内にて広く知られています・・(苦笑)。

また、こうした構図自体もまた、一つの我が国社会の構図を示すものであるようにも思われますが、さて、如何でしょうか?

今回もここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。








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