2018年2月18日日曜日

20180218 昨日投稿記事から思ったこと【能動性・創造性・過渡期にありがちな混乱?】

驚くべきことであるのか、昨日投稿分の記事は投稿翌日にして150人に近い方々に読んで頂けました。当初、記事の趣向が変化したことにより、閲覧者数が減少するといった危惧もありましたが、おかげさまにて、さきに述べたような状況となりました。読んで頂いた皆さま、そして古川先生どうもありがとうございます。そしてまた、これを契機として同様の趣向による記事を定期的に作成・投稿していこうと思うに至りましたので、よろしければ今後ともどうぞよろしくお願いします。

とはいえ、これまでに作成した一連のブログ記事、特に初期のものに関しては、ある程度以上は対話形式を採っており、また、それらはさまざまな場面にて自身が経験した対話を複合させたり、また幾分かは創造の要素も入ってはいますが、いずれにせよ、骨子となるものは全て自身が経験した対話であると云えます。そのことから、これらのあまり企図せぬ経験こそが昨日の投稿記事に結び付いたようにも思われるのです。

くわえて、ここで思うことは、こうした明確には企図しない無意識とも云える準備段階、練習といったものが思いのほかに重要であるということであり、このことは個人から世界史規模に至るまで、ある程度普遍的に云えることではないかとも思われます・・。

そして、そうした際に特に重要であると思われるものが『能動性』であると考えます。こうした明確には何かしらの目的に向けた練習とは云えない能動的な活動の継続により思いがけず、何らかの新たな発見が為されるということは、古今さまざまな類例があることを御存知であるとは思いますが、その基層にあるものとは、受動性による義務的な活動のみでは決して行い得ない『何か』ではないかと思われるのです・・。

また、この能動性とは創造性とも浅からぬ関連があるのではないかと考えます。そしてこのことは前世紀末頃の社会主義国家の瓦解といった現象とも関連付けて考えられることが多々あるのですが、おそらく我が国においては、この見解の基底にある本質への理解が社会全般にてあまり為されないまま、現在に至っているのではないかと思うことがあります・・。

おそらく、この本質とは経験によって紡ぎ出されたある種の哲学なり思想といったことになるのでしょうが、おそらく我々日本人は普段の日常生活において適応し得るような、あるいは我が国社会においては普遍的とも評し得る経験論的な哲学・思想はかなり根強く、伝統的に保持しているのでしょうが、おそらくこうした在来もしくは土着の哲学・思想とは、一面においてさきに述べたような本質を徹底的に拒み、且つ、我々が本来持つ能動性や創造性の力を弱めるような作用を持っているように思われ、特に現在とは、インターネットによる同一情報の流布・拡散が遂げられた結果によるものか、その傾向が著しくなっているのではないかとも思われます・・。あるいはこれもまた一種の過渡期にありがちな混乱に過ぎないのかもしれませんが、いずれにしましても、現在の我が国とは予断を許さない状況にあると思われますが、さて如何でしょうか?

ともあれ、今回もここまで読んで頂きどうもありがとうございます。

昨今、列島各地において発生した地震・大雨・水害・火山噴火などの大規模自然災害により被災された諸地域の復興を祈念しています。
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