2024年1月18日木曜日

20240117 新年のごあいさつにかわり(2120記事)

「新年あけましておめでとうございます。」と述べたいところではありますが、昨年暮れから元旦の能登半島地震をはじめ、国内外にて大きな出来事が続いたことから、年が改まったという感覚は乏しく、例年とくらべると「戦々恐々」といった観があります。

2020年から本格化したコロナ禍、一昨年2022年2月勃発の第二次宇露戦争、そして昨2023年10月イスラム原理主義武装組織ハマースによる大規模テロ攻撃ではじまったパレスチナ・イスラエル戦争は、2024年1月現在、いまだ収束の気配を見せず、逆に周辺地域などへ広がる動きも散見されることから、さきの新年の状況を「戦々恐々」と評した次第です。

他方、当ブログについては、ここ最近は専ら引用記事を充ててきましたが、やはり、しばらく引用記事の作成を続けていますと、作成している私の方にも情念・思いのようなものが生じ、それらを見識などのフィルターを通すことにより、自らのコトバとしての意見となり、そしてそれが当ブログでの独白形式記事の題材となります。

その意味において、引用記事の作成を継続していますと、自然、手持ちの題材が増えてしまい、スランプの際とはまた異なった悶々とした心情が生じ、それが現在、当記事の文章に結実しているのだと云えます。とはいえ、これがほぼ毎日コンスタントに作成出来れば良く、実際、当ブログ開始から丸3年は、ほぼ毎日、ブログ記事の作成を(どうにか)行ってきましたが、その当時と同様の活力は2024年の現在はないように感じられ、あるいは、そうした活力の鉱脈はいまだ見つかっていません。それでも、こうした活動は、継続していないと、新たな鉱脈を見つけること自体が困難になりますので、たとえ面白そうな引用記事題材のストックがあったとしても、引用記事一辺倒であってはあまり良くないのかもしれません・・。

そういえば、新年に入りしばらく経ってから、昨年の3月に訪問したドイツのケルンにて開催の国際デンタルショー(IDS2023)の取材記事が掲載された雑誌の別刷りが出版社さまより届きました。

これはもう少し先になると思っていたことから、新年早々大変嬉しい出来事でした。そこから、さきに述べた世界情勢から視座を変えて、自らの昨年を振返ってみますと、さきのドイツでの国際デンタルショーへの特派員としての訪問は自分にとって初めての経験でしたが、かねてより続いている第二次宇露戦争に関する海外ニュース番組動画などを視聴していたためか、多少リスニング能力がマシになっていたのか、言語ではそこまで苦労をすることはありませんでした。またデンタルショーの会場で驚いたことは、企業ブースに訪問した際、首から下げたプレス・パスを示し、そこに博士と記載があることを先方スタッフが認めると、対応がより丁寧なものに変ることが度々あったことです。

これはまさに「文化」であるのだと云えますが、しかし私からしますと、学位取得後10年を経て、初めての海外渡航にて、こうした経験をすることには、何か寓意や深意があったのか、あるいは皮肉めいた悪い冗談であったのか、今もって分かりかねるところです・・。

また、昨今SNS界隈で「博士」が少し話題となっていましたが、これについて私見を述べさせて頂きますと、人文系と医歯薬学を含む自然科学系では、それぞれの背景にある考えが異なり、自然科学系であれば博士号は運転免許に近いような感覚のものであり、他方の人文系であれば一種の称号に近い感覚があるのではないかと思われます。

実際、去る2015年に亡くなった伯父が法学博士の学位を授与されたのは60歳目前の2002年でした。この時はホテル勤務で南紀白浜にいた私も有給休暇を申請して実家に戻り、伯父の学位取得を銀座の中華料理店にて親戚一同で祝いました。つまり、学位取得とは、それほどの重みのあるものと認識していましたし、また現在、人文系アカデミアにて活躍されている諸先生方で博士号を取得されていない先生方は少なくなく、端的にさきと同様、そのような「文化」であるのだと思われます。

とはいえ、聞くところによると、専攻分野にもよるのでしょうが、以前と比較すると近年は、人文系でも学位取得が出来るようになってきたとのことであり、たしかに私の人文系院時代からの友人二人は、それぞれ大変なご苦労をされましたが学位取得に至りました。

そこから考えでみますと、私の学位は、さきの伯父や人文系院での友人二人と比べますと、まあ軽いものであるとも思われますが、しかし、私の場合はまた異なった種類の苦労があったのではないかとも思われます。そして、その先にある夢、具体的に今年の夢についてはまた近く、別の機会に述べたいと思います。

今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます!

一般社団法人大学支援機構


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