2021年10月23日土曜日

20211023 現在読んでいる著作から思ったこと(スマホを持たないことの効果?)

前回の記事投稿により、総投稿記事数が1640となっていたことを先ほど気が付きました。そうしますと、残り60記事の投稿にて、現在目標としている1700記事への到達となります。そして、これは、毎日1記事の投稿頻度の場合、2カ月程、つまり、年内での到達の目途が立つことになります。他方で、10月も残り少ないことから、出来るだけ投稿頻度を下げずに今後も続けたいと考えていますので、どうぞよろしくお願いたします。

さて、つい先日、スマートフォンを地面に落とし、少し破損してしまったことから、修理まであまり触らないように、携帯せずに置いておいたところ、これまでと比べて、少し調子が良く、読書が進んだことから、あるいは、私の場合、そこ(スマホを持たないことと読書の進み具合)にも何か関連があるのかもしれません・・。

しかし他方で、現在読み進めている一冊もまた、大変興味深いものであり、まさに「読ませる」のです・・。当著作は原作はおそらくイタリア語であると思われますが、それを和訳にて、ここまで「読ませる」のは、もちろん、訳者の力量も少なからずあるとは思われますが、やはり、大本にある著者の文体、コトバ使いなどに、何か「力」があるからではないかとも思われるのです・・。

ともあれ、当著者による作品は、以前に何冊か読みましたが、そこでも同様に、この独特の「読ませる」文章があり、今回の著作においても、以前のそれと通底する感覚がありつつも、新しい要素もあり、さらに当著作は、以前に読んだ話としての筋がある「小説」とは異なり、著者の見解、考えを幾つかの項目を立てて述べたものであることから、多少、観念的あるいは抽象的になりがちかと思うとそうでもなく、数多くの画像が図示されており、概ね納得しながら読み進め、さらには、これまでに読んだ記述の中にも既に、少なからず、興味深いものがあることなどは、さきの「スマホを持たないことによる効果」よりも、やはり著作が持つ惹き付ける面白さの方が(私にとっては)余程大きいのではないかと思われるのです・・。

しかしまた、今回読み進めている著作は400頁以上あり、ここ数日間のスマホをあまり触らない期間にて、120頁ほどまで読み進めることが出来ましたが、これは最近の自分としては、明らかに早いものであり、あるいは、以前の「薔薇の名前」と「プラハの墓地」の読書にて無意識に培った当著者の文章を読み進めるコツなどもあったのかもしれません・・。

そう、これまでの記述にてお分かりになったと思われますが、当著者とはウンベルト・エーコで、また、読み進めている著作は「ウンベルト・エーコの世界文明講義」であり、その中には、我が国のサブカルチャーの一面を理解する際にも応用可能な概念があるように思われました。

そういえば、はじめてウンベルト・エーコの著作を知ったのは、文系の師匠の研究室本棚に「薔薇の名前」上下巻があり、この少し奇妙な表紙絵柄の著作に興味を持ち尋ねてみたところ、物語概要を説明され、そして「・・それは、たしかショーン・コネリーが出演して映画にもなったよ。多分、この作品は大抵のお店に置いてあると思うから、興味があれば借りて視ると面白いかもしれないよ・・。」とのことであり、すぐにレンタルしてから、その後ほどなくして神保町の書店にて同著作上下巻の新古本を見つけ購入し、読んだのは現在から既に20年以上前のことになりました・・。

その後「永遠のファシズム」や「プラハの墓地」などを読みましたが、いずれも大変興味深い記述が多く、あるいは私見となりますが、その述べるところや、実証精神の発露の仕方などは、戦前の我が国の研究者とも相通じるものがあるように思われました。ともあれ、当著作につきましては、おそらくまた後日、記事題材にさせて頂くと思われます。

ともあれ、今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。

順天堂大学保健医療学部


一般社団法人大学支援機構


~書籍のご案内~
ISBN978-4-263-46420-5

*鶴木クリニックでのオペ見学につきましても承ります。

連絡先につきましては以下の通りとなっています。

メールアドレス: clinic@tsuruki.org

電話番号:047-334-0030 

どうぞよろしくお願い申し上げます。









0 件のコメント:

コメントを投稿