2018年11月21日水曜日

20181121 徳島在住以降初めての新たな著作の読了から思ったこと・・

昨日乗っていた夜半の大阪発徳島行のバス車内にて、去る9月23日に徳島への転居以来はじめて購入し読み続けていた書籍(上巻)を読了しました。この著作は上下巻ものであり、本日より続きの下巻を読み進めていこうと思いますが、同時に徳島にて初めて新たな書籍を読了したことは、多少嬉しく感じます。

これは単なる個人的な偏見であるのかもしれませんが、書籍などを読みに際しては、あまり人口の多くないゆったりとした環境よりも、多少人口密度が高く、不快に思うか思わないかの瀬戸際あたりの環境の方が、集中して読むことが出来るように思われます。また、私はかねてより書籍を読むことは、どの地域に在住していても続けていたことから、読書時の環境については、それなりに考えてきたと云えますが、面白いことに、昔からあまり変わらない自分の習性として、首都圏に入ると書籍を読むスピードが有意に速くなります。

そして、この感覚あるいは現象をこれまで繰り返し感じてきたことから、さきに述べた『多少人口密度が高く、不快に思うか思わないかの瀬戸際あたりの環境の方が、集中して読むことが出来る』といった考えに至ったと云えますが、しかし他方で、自分の場合、より多くの書籍を読んだのは和歌山在住時であり、また(自分なりに)気合を入れてさまざまな書籍・論文等を読んだのは鹿児島在住時の頃でした。

そこから、あまり人口密度の高くない地方都市在住の時期であっても、それなりに多くの書籍を読んできたとは云えるのですが、ここで現在と異なることは、明確な目標の有無、そしてその目標への道程から、つかの間、自分を逃避させるための何かの存在といったことになります。つまり、当時の自身は目標を意識している時も、そこからの逃避をしている時も読書をしていたということになります。そして現在においては、自分で思い定めた学位の取得といったある程度重い目標はなく、それ故、そこからの逃避もまた必ずしも不可欠ではないことから、現今における読書は、見方によれば、自分のニュートラルな本質を示しているとも云えるのかもしれません・・。

それでも、仕事上での必要性以外で、毎日何らかの書籍は少なくとも何頁かは読んでいますが、徳島在住以降の全く新たな書籍の読了は、今回のこの著作であり、また、私見としてはこの著作同著者前作の『サピエンス全史』と同様、かなり面白く感じられ、特に頁が進むにつれて、読み進む速度が増し、そして夜半いや真夜中といっても良い24時少し前の高速鳴門あたりのバス車内にて、この著作を読みおえた時は何やらよく分からない感慨が生じました(笑)。さらにそのすぐ後に、このバスが高速鳴門の停留所にとまり、ドアが開きますと、何やらベートーベンの第九交響曲のサビが聞こえてきました・・。書籍を読了した直後の余韻に耽っていた自分は、当初これを幻聴ではないかと思いましたが、よくよく考えてみますと、以前にもバスがこの停留所に停まった時も、同じ曲が流れていたことが思い出され、そこから、これは幻聴でなく、映画『バルトの楽園』で知られる坂東俘虜収容所がこの付近にあったことに因む選曲であることに気が付かされました・・。あまり知られていることではありませんが、我が国で最も著名と云っても過言ではないクラシックの楽曲ベートーベンの第九交響曲が日本で、いやアジアで初めて全曲演奏されたのは、ここ徳島県の鳴門市(かつては板野郡)であるのです・・。くわえて、それは今から丁度100年前、第一次世界大戦が終結した年(1918年)のことです。

今回もここまで読んで頂き、どうもありがとうございます!
~書籍のご案内~
増刷決定!
ISBN978-4-263-46420-5

医歯薬出版株式会社
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前掲書籍の筆頭著者である師匠による歯科材料全般、あるいはいくつかの歯科材料を主題とした勉強会・講演会の開催を検討されておりましたら、よろこんでご相談承ります。師匠はこれまで長年にわたり大学歯学部・歯科衛生・歯科技工専門学校にて教鞭を執られた経験より、さまざまなご要望に対応させて頂くことが可能です。

*上記以外、他分野での研究室・法人・院内等の勉強会・特別講義のご相談承ります。

勉強会・特別講義 問合せ 連絡先メールアドレス
conrad19762013@gmail.com 
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数年前より現在までに日本列島各地・特に西日本において発生した、さまざまな大規模自然災害により被害を蒙った地域の速やかな復旧そして、その後の復興を祈念しています。
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