2018年5月13日日曜日

20180512 一昨日・昨日からの続き、専門職大学に期待すること・・

昨日投稿分記事もまた投稿翌日にしては多くの方々に読んで頂けました。これを読んで頂いた皆さま、どうもありがとうございます。また、当記事の作成後に思ったことですが、来年度の専門職大学の開設が順調に為されることにより、これまで地方自治体あるいは地域医師会・歯科医師会などが運営母体であった各種医療系専門学校が単独あるいは複数合併し、新たな専門職大学が設立されることもあるのではないかと思われました。

そして、そうした流れが生じることにより、既存の人文社会科学系学問を志望する学生さんは今後さらに減少していくことが見込まれます。しかし、実際のところ、人文社会科学系を本気で志す方々は、減少した後の人数程度が適正であり、これまで我々が所与のものとしていた大学学部・学科における人数の配分とは、あくまでも、戦後社会に適応させるための便宜的なものであると云えます。

また、それによりマスプロ教育を行うようになった(余儀なくされた?)大学側に対して学生の不満が爆発したものが、1960年代末の学生運動であるとも云えます。

こうした背景・文脈から考えてみますと、新設される専門職大学は、実業各界との連携を強めた職業ベースの教育が為されるとのことであり、それは教育が本質的に人間対人間といった、ある種プリミティブな要素により為されることを加味しますと、少なくとも、さきに述べた1960年代における状況と比べれば、かなり改善されているのではないかと思われるのです(『数十年前と比較するな!』と思われるかもしれませんが、この時に定着してしまったマスプロ教育が現在に至っても大きく変わっていない大学・学部・学科は決して珍しくないと思われます。)。

さらに、その包括する学部・学科には医療・介護系といった技術を要するものが多いことから、実業各界との連携を強めた職業ベースの教育が為されることは、時宜に適っていると思われます。それに加え、今後は実業各界における組織に対するいわゆるIR活動が適正に為されることが職業ベースであれ『大学教育』を行う上で重要であると考えます。

ともあれ、こうした状況を鑑み、そして今後来るべき時代の潮流を読み、特に文系学部を主体とする比較的小規模な大学は、近隣の医療・介護系大学および専門学校との連携もしくは合併などを模索・検討されるのが良いのではないかと思われます・・。

また、専門職大学の一般化により人文社会科学系学問を志す学生が減少することは、さきにも述べたように、そこまで憂慮すべきことではなく、むしろ『それでも、その学問をやりたい!』といったコアな学生さんの率が増加することにより、そのアウトプットもより優れたものになることが期待されます。

これに関連して、自身のことは未だ断定は出来ませんが、おそらく文系ベースの人間であり、また、そうであることから、こうしたブログ記事作成の継続などが出来ているのではないかと思われるのですが、それも本質的には自分でもよく分かりません・・。しかし同時に書き続けていることにより、以前よりかは多少分かるようにはなっているようにも思われるのです・・(笑)。


ともあれ、今回もまた、ここまで読んで頂きどうもありがとうございます。

数年前より現在に至るまで日本列島各地にて発生し、現在も継続して発生している、さまざまな大規模自然災害によって被害を被った地域の諸インフラの復旧および復興を祈念します。
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