2022年3月5日土曜日

20220305 継続的な文章作成の基礎にある口語的な経験について

ここ数日の首都圏は、やや春めいてきて、日中は過ごし易かったですが、陽が陰ると、やはり寒く感じられます。ともあれ、そこから、もう寒さの底は過ぎたのではないかと思われますが、これからがまた、三寒四温といった感じで、徐々に暖かくなっていくのだと思われます。

また、この温暖化とは逆行するかのように、先月24日に第二次世界大戦以来最大規模とされる戦争が、東欧地域にて勃発したことは、私の気分を暗鬱としたものにします。果たして、この戦争はどのようなカタチで展開し、そして終わり、さらに、そこから極東地域に対しては、どのような影響が生じるのでしょうか?

今回の戦争が、我が国に対しては直接的な災禍をもたらさなかったとしても、その後、これに類する出来事あるいは国際間での争いは、ここ極東地域においても、近年のうちに生じる可能性は十分にあると思われます。

そして、そうした事態を認識し、さらには、ほんの少しであっても先(未来)を見通すためには、私見となりますが、歴史などの人文社会科学に対する、活きた、あるいは能動的な興味を抱き続けることが重要であるように思われます。

一連の投稿ブログ記事やツイッターでの投稿をご覧頂きますと、ご理解頂けるかと思いますが、現在の私は取得学位の分野よりも、いくつかの人文社会学分野の方に興味関心があり、それは学位取得の2013年から応力緩和のような現象として徐々に進行し、そして当ブログをはじめた2015年からは、まさに当ブログの作成によって更に拍車が掛かり、現在の状態に至ると云えます・・。

とはいえ、であるからといって、学位取得分野での研究活動をはじめとする全ての活動が無意味であったとは全く考えておらず、あの分野でのさまざまな活動があったからこそ、たとえば、現在に至るまで断続的にではあれ、当ブログにて投稿している一連の【架空の話】は作成出来ているのだと云えますし、おかげさまで、この【架空の話】は、総じて自身作成の記事としては、比較的多くの方々に読んで頂いています。くわえて、以前にも述べましたが、何人かの方々から「読んでいるよ。」とも伝えて頂きました。

文章の出来不出来などは少なからずあるとは思われますが、それでも、この【架空の話】は、概ね自身の経験に基づいており、作成している最中に、突如として当時の記憶が想起されることがあり、そこから、記憶というものの不思議さを感じることも度々あり、また、そのようにして思い出した中で「何時頃から私は、現在に至るまでの当ブログを続けることが出来るようになったのだろうか?」と考えたことがことがありましたが、これはやはり在鹿児島時代であるように思われ、就中、大学や専門学校での「歯科理工学実習」や、専門学校での「歯科英語」の講義経験が私にとって大きかったのだと思われます。

つまり、それまでの私は、何と云いますか、人前にて手を動かしつつ、話し続けるような3時間を過ごしたことはなく、また、それ以前に大勢の前で話すための自分のスタンスもなかったことから、YouTubeにて視聴していた宮台真司先生や、同じく小林秀雄や、ポッドキャストにてよく聴いていたJ-WAVEのDJであるピストン西沢氏などの話し方の真似を試みていましたが、出来の巧拙は別として、当時はそうしたこともマジメに努力していたことが思い出されます・・。

しかし、その努力によって、話し方がどうにか上手くなったとしても、その内容がある程度充実し、且つ論理的なものでなければ、自身としても不甲斐ないと思われたことから、当時の私は、そうした話し方にくわえて、自分なりに精一杯努力をして話していた記憶があります・・。

とはいえ、肝心のその内容についてですが、おそらく通常であれば、歯科理工学実習の内容に関連した学術的な内容の話をしつつ実習を進めるべきであったのでしょうが、当時の私は、教科書や実習指導書等に書かれた内容以外にて、そうしたことを面白く、自分のコトバにて話すことは困難であり、そこから自然と、当時も(あるいは現在以上に)好んでいた人文社会科学分野での話をよくしていました・・。

もちろん、教科書や実習指導書、さらに当時は先端の英語論文も読んでいたことから、実習分野と関連する学術的な知見や自分の研究領域、およびそれに近い分野のことについては、ある程度話すことが出来ましたが、しかし、それだけでは所定の3時間を費やすことは出来ません。くわえて、それは数カ月にわたって続くのです・・。

また、このことにつきましては、後日あらためて記事を作成しようと思います。本日に関しては昨日と同様【架空の話】の続きを作成しようと考えていましたが、ここで述べたことは、また何処かで、あらためて文章化することもあると思われたことから、とりあえずはドラフトとなるものとして、ここに作成しました。

今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます!
順天堂大学保健医療学部


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連絡先につきましては以下の通りとなっています。

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2022年3月4日金曜日

20220304【架空の話】・其の86 【モザイクのピースとなるもの】【東京訪問篇⑥】

やがて我々は商店街の最後にまで至り、さらに、そこから続くアーケードがなくなった道をしばらく歩いてから左に曲がると、すぐに都営バスが走る比較的大きな通りに出た。

ここからさらに、道なり南方向へしばらく歩くと、目的地の医院に着くはずであるのだが、時刻の方は14:00まで未だ若干余裕があったことから、近くにあったコンビニエンス・ストアに入り、カップのホット・コーヒーを注文して店内のイート・イン・コーナーで飲むことにした。

E先生はコーヒーに対してもこだわりがあり、一人暮らしであった学生時代は、神田界隈のコーヒー専門店にて定期的に数種類の豆をローテーションで購入され、ご自宅で豆を挽き、淹れていたのことであった。それでも、こうしたコンビニエンス・ストアのコーヒーも特に文句も云わず普通に、いや、美味しそうに飲み、そしてカップを傍らに置いて「うう、少しはシャキッとしたかな・・。」と立ったままで伸びをした。

そうした様子を眺めていた私も荷物をイート・インの備え付けの椅子の上に置いて、両手を上げて伸びをした。そして、その時、偶然に目に入った壁掛け時計は丁度13:45を指していた。

また、その様子から、さきに伸びを終えていたE先生は気が付かれたのか「あ、45分か・・ここからだったら5分もかからないで医院に着くことが出来るから・・50分にここを出ましょうか、それと、他に買っておくものがなかれば、しばらくここにいて私の荷物を見ていてください。ちょっと水を買ってきます。」と言い残し、店舗のある階下に下りていった。

やがて「ああ、こっちでは「サン*リーの天然水」は南アルプスだったんだ。これも久しぶりだな・・」と云いながら、ペットボトルを片手に持って戻ってこられた。

これには私もすぐに理解出来て「ああ、そうですね。首都圏や関東地方では「南アルプスの天然水」が主流で、Kなどの九州では「阿蘇の天然水」が主流ですからね。」と返事をするとE先生は「そうそう、私も購入してから思い出しました・・。以前、こっちに住んでいた頃は、当り前に「南アルプス」でしたが・・。あと、これが関西や中四国の方に行くとまた別の水源で、たしか「六甲」の方だったかかな?」と云われたが、これは後日「奥大山」であったことが分かり、E先生に伝えると「奥大山・・ああ、鳥取の方でしたか・・。あっちの山陰の方にも、やはり良い水源があるのですね・・。」といった反応であり納得されたようであった。

さて、そうこうするうちに時刻は13:50となり、再び出立したが、今回は目的地のすぐそばということから、自然な流れで私が「かるかん」2袋を持つことになった。というのも、このような他組織への訪問の際は、若輩ながらもE先生はK医専大のいわば「正式な使節」ということになるため、その使節としての威儀を正すためであったと云えるが、こうしたことは、こちらの大学院に入学してからしばらく経って分かったが、たしかに、少なくとも、どうでもいいことではないと云えよう・・。

コンビニエンス・ストアを出てから、またしばらく通り沿いに歩くと、やがて医院名が書かれた看板が目に入り、医院前へと至った。前に立ってみると、そこは特に変わり映えのない雑居ビルのようであったが、その入っているテナントを郵便受けや掲示された看板から確認すると、そこには目的の歯科医院のほかに、1階に訪問診療も行う内科クリニックが入り、そして地下には訪問看護ステーション、そして何やらバイオ関連事業の会社が入っており、ここでも、さきの商店街にて感じた「凝集の具合」と何やら似たようなものが感じられたが、後になって思ったことは、こちら首都圏ではKと比べて、全般的に、その地価や賃料などの事情から、必然的に土地利用の仕方が効率的に、あるいは詰込むようになる傾向があるということだが、あるいは、こうしたところ(効率性の追求)にも、ある種のセンスのようなものがあり、そして、このセンスが半導体回路の設計などにおいては意外と重要であるのかもしれない・・。

ともあれ、ビル1階の正面出入口付近には、自転車で来院される患者さんのための駐輪スペースが設けられており、そこには少なくとも10台以上の自転車が停められていた。

やがて、その様子を眺めていた我々の側を、治療を終えたと見られる幼稚園児と思しき子供と、その母親がエレベーターから下りてきて、停めてあった電動アシスト自転車の後部座席に慣れた様子で子供を乗せて、通りを南方向へと去っていった。

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20220303【架空の話】・其の85 【モザイクのピースとなるもの】【東京訪問篇⑤】

食後のお茶を飲んでいたE先生は、満ち足りた表情をされていたが、やがて、おもむろに「ああ、もう13時だから13時5分にここを出ようか・・。ここからは、20分ほど歩けば先方の医院に着くことが出来ると思うから、この商店街を少し見物しながら行きましょう。」と云われた。時間配分的にも問題はないと思われたことから、これに同意して、私も「て*や」特有の小振りな湯呑に入ったお茶を飲んでみると、たしかに何とも云えず満ち足りた感じがしてきて、さらに下手をすれば眠くなってきそうであったことから、トイレに立ち、小用を足してからサッパリするために顔をゆすいだ。Kは九州の南に位置し、高温多湿なその気候風土から、タオルやハンカチなどは欠かすことが出来なく、私の場合、医専大の頃から手拭いや大判のバンダナを常に尻ポケットに収めていたが、出先でのこうした行為においては、これらはとても役に立った。

とまあれ、私がトイレから戻るとE先生も「じゃあ、私もちょっと・・」と立ち上がり、入れ替わりでトイレに向かった。やがて戻り、精算を済ませて外に出てみると、あらためて外の商店街は賑やかであり、行く手方向の右側の方を眺めると、商店街ははるか先まで続いているようであった。

そういえば、E先生がお土産として持参された蒸*屋の「かるかん」3袋は午前中にD先生に1袋差し上げて、その後の移動時、残りの2袋はE先生と私が1袋ずつ持参していた。ともあれ、そうしたすがたで商店街を歩いていると、Kでは見かけない新たな外食チェーン店があったり、あるいは関西地方の都市でよく見かけたチェーン展開のお好み焼き・たこ焼き店があるかと思えば、地元密着で古くからあると思しき魚の煮付などを並べた惣菜屋さんなどもあり、それらにくわえて、雑貨店やチェーン展開の大型ドラッグストア、そしてパチンコ屋が並び、こうしたさまざまな業種の店舗が集まっている様子は、天文館とは多少似ているものの店舗の凝集の具合やそれら店舗の構成要素がどうも異なるようにも感じられた・・。

こうした商店街の様子にはE先生も興味を示され、町中華のお店の前や、軒先におかれた惣菜には何度か足をとめられた。ちなみに、E先生は*クドナルドや天丼といった、どちらかと云うと濃い味付けを好まれる傾向が確かにあり、その他であれば、カレーライス全般は明らかに好物であり、入ったお店で注文を迷われると、すかさず「ではカレーライスをください。」と云われるような傾向があった・・。また、ハンバーグや豚の生姜焼きなどについても同様であり、そこから「この方は少し味覚嗜好のセンサーが大雑把であるのかもしれない?」と思われるかもしれないが、E先生の場合は、それ一辺倒ではないらしく、K市そして県内に留まらず、九州内での特に博多の美味しいお店については詳しく、以前にK市在住の遠い親戚である院長先生から聞いた、ポン酢が美味しい中洲川端の水炊きのお店も御存知であり、D1の頃、学会出席のために訪問した博多で、少し空いた時間を利用してポン酢を購入した際も、事前にE先生から場所の概要を伺っていた。

約言すると、たしかにE先生には、何と云うか強くて単調、一辺倒な味を好まれる悪く云えば、少し味覚音痴的とも云える一面がありながらも、他方において、さまざまな地域の料理についても楽しみ、そして評価することが出来るほどの味覚も持たれていることから、E先生をはじめとしたKの地域に住む人々の「感覚を切り替えるよう」とも感じられる、ある種の「柔軟さ」を感じたことはK在住期間中に幾度か経験して、また、何故であるか甚く感心した記憶もある・・。

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2022年3月3日木曜日

20220302【架空の話】・其の84 【モザイクのピースとなるもの】【東京訪問篇④】

そして、商店街に入ってすぐにE先生が「おお!」と少し驚かれた様子を見せたため、そちらの方を眺めやると、果たして、その先には、これまでに何度かE先生との会話にて話題ともなった天丼で知られる「て*や」があった。

時間帯的には丁度昼過ぎであり、店内は若干混雑していたものの、すぐに二人用のテーブル席へと案内された。E先生は入店前から何故であるか言葉数が少なくなり、席についてメニューを開いていたが、しばらく経っておもむろに「もう決まった?」と、こちらに訊ねてこられた。

そこで、私は近くにいた店員さんに「あの、すいません注文をお願いしたいのですが・・。」と声をかけると「あ、すぐに。」と言い残し、入口近くのレジに戻り、交代して別の人がこちらに注文を聞きに来てくれた。そこで、E先生は上天丼を注文され、私といえば普通の天丼を注文した。

注文を通して待っている間にE先生は「ここの天丼はチェーン店としては、とても美味しいと思うけれども、学生時代には神保町、水道橋界隈に何店舗かあった「い*や」という天丼や天ぷらのお店にもよく通ったけれども、あのお店も美味しかったですね・・。うん、初めて食べた時には、乗っかっている海苔の天ぷらに少し驚かされましたけれども、あれも食べてみるとなかなか美味しいものですね・・。

・・ほかの地方の事情はあまり知らないけれども、関東や首都圏では、全般的に天丼は美味しかったですね・・。それと、ここのお店は違うけれども、天ぷらを胡麻油で揚げるお店が多かったと思います。これは淡白な味わいを貴しとする関西・近畿の方々から云わせると、下品あるいは野蛮な調理法といった評価になるのでしょうが、私としては、揚げたて天ぷらの胡麻油の香ばしい香りと、甘辛い丼タレの匂いが合体した香りや味わいを想像するだけで、かなり食欲が亢進してきますね・・。

そうそう、胡麻油で天ぷらを揚げている美味しかったお店は、たしか浅草の・・あ、D黒屋だ!」

といった感じでE先生は入店前の様子から打って変わり、御自身が経験された天ぷらや天丼にまつわる話をいくつかされたが、そうしてしばらく経つと、我々の注文した上天丼と天丼が運ばれてきた。

E先生は丼が目の前に置かれると、箸を取り、それを横にして両手に持ち、控えめな声で「いただだきます!」と云ってから、おもむろに食べ始めたが、その食べ方は、まさに「久しぶりに好物の料理を(無心に)食べている」といった感があり、また、面白いもので、それを見ていた私の方にも伝染するのか、そうした食べ方になり、消化にはあまり良くないのかもしれないが、二人とも5分もかからずに食べ終えてしまった・・。

おそらく季節のためであろうが、以前より私が好んでいた、タレに浸けた穴子の天ぷらが乗った天丼はメニューになかったが、それでも久しぶりの天丼ということもあり、たとえチェーン店のものであっても充分に堪能することが出来たが、これは食後のお茶を飲んでいるE先生もまた、その様子から同じであるように思われた。

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2022年3月1日火曜日

20220301 株式会社河出書房新社刊 ユヴァル・ノア・ハラリ著 柴田裕之訳 「21 Lessons: 21世紀の人類のための21の思考」 pp.229-231より抜粋

 株式会社河出書房新社刊 ユヴァル・ノア・ハラリ著 柴田裕之訳 「21 Lessons: 21世紀の人類のための21の思考」

pp.229-231より抜粋
ISBN-10: 4309227880
ISBN-13: 978-4309227887

21世紀に主要国が行った侵略で、これまで唯一成功したのは、ロシアによるクリミア征服だ。2014年2月、ロシア軍は国境を接するウクライナに侵入してクリミア半島を占領し、その後、同半島を併合した。ロシアはほとんど戦火を交えることなく、戦略的に重要な領土を獲得し、近隣諸国を震え上がらせ、世界の大国としての地位に返り咲いた。とはいえ、この征服が成功したのは、並外れた巡り合わせに恵まれたからだ。ウクライナの軍隊も地元民もたいした抵抗を見せなかったし、他の大国もこの危機に直接介入することを控えた。こうした状況を世界の他の場所で再現するのは難しいだろう。もし、侵略者に抵抗する気のある敵がいないというのが、戦争で勝つための前提条件だとしたら、それが満たされる機会ははなはだ限られる。

 実際、ロシアがクリミアでの成功をウクライナの他の地方で再現しようとしたときには、はるかに頑強な抵抗に遭い、ウクライナ東部での戦争は不毛な行き詰まり状態に陥った。そればかりか、この戦争でウクライナの反ロシア感情に火がつき、ウクライナは盟友から不倶戴天の敵に変わってしまったから、(ロシア政府の視点からは)なお悪かった。第一次湾岸戦争での成功で図に乗ったアメリカがイラクで無謀な戦いを始めたのとちょうど同じで、クリミアでの成功で図に乗ったロシアも、ウクライナで無謀な戦いに手を染めてしまったのだ。

 21世紀の頭のカフカスとウクライナにおけるロシアの戦争を総合して考えれば、けっして大成功とは言えない。それらの戦争で大国としてのロシアの威信はたしかに高まったものの、同国に対する不信と敵意を募らせてしまったし、経済的にも損失を招いている。ウクライナでクリミアの観光地やルガンスクとドネツクにある旧ソ連時代の老朽化した工場を手に入れたところで、戦争にかかる費用はとうてい補填できないし、資本の逃避や、国際制裁の代価はまったく埋め合わせることができない。平和な中国が過去20年間に見せた途方もない経済発展と、同じ期間に「戦勝国」ロシアが陥った景気停滞とを比較しさえすれば、ロシアの政策の限界に否応なく気づかされる。

 政府は空威張りしているが、ロシアのエリート層自体は、おそらく自国の軍事的冒険の費用と便益を十分認識しているだろう。だからこそ、そうした冒険をエスカレートさせないよう、これまで細心の注意を払ってきたのだ。ロシアは学校のいじめっ子の原理を守ってきた。すなわち、「いちばん弱い子供をいじめろ。だが、やり過ぎるな。先生が割って入ってこないように」というわけだ。もしプーチンがスターリンやピョートル大帝やチンギス・ハーンのような意気込みで戦争を行っていたら、ロシアの戦車はとうの昔に、ワルシャワやベルリンとまでは言わないまでも、トビリシやキエフには突進していただろう。だが、プーチンはチンギス・ハーンでもスターリンでもない。彼は21世紀には軍事力があまり役に立たないことや、戦争を仕掛けて勝つには、限定戦争を行うにとどめておかなくてはならないことを、誰よりもよく知っているように見える。ロシアが情け容赦ない空爆を行ってきたシリアにおいてさえ、プーチンは用心を怠らず、ロシアが最小限の足跡した残さないようにし、本格的な戦闘はすべて他の国の人々に任せ、戦争が隣国にまで拡がるのを防いでいる。

 実際、ロシアの視点に立つと、近年ロシアがとってきた攻撃的な行動とされるものはみな、新しいグローバルな戦争の端緒を開くものではなく、手薄になった防備を補強する試みだった。ロシアは1980年代末から90年代初期にかけて、平和的に軍を引き揚げた後、打ち負かされた敵のように扱われた事実を指摘することができる。それはもっともな話だ。アメリカと北大西洋条約機構(NATO)はロシアの弱みにつけ込み、約束に反して、NATOを東ヨーロッパへ、さらには旧ソ連の共和国の一部にまで拡張した。そのうえ西側諸国は、中東におけるロシアの権益を無視し、怪しげな口実でセルビアとイラクに侵攻し、総じて、ロシアは西側諸国の侵略から自国の勢力圏を守るには、自らの軍事力に頼るしかないことを、はっきりと思い知らされた。この視点からは、最近のロシアの軍事的な動きは、ウラジミール・プーチンだけでなく、ビル・クリントンやジョージ・W・ブッシュのせいでもあると言える。

20220228 作文技術の向上と認識の強さについて・・【緩慢なる発達】

本日は2月の最終日であり、また同時に、本日新規にて記事投稿をしますと1720記事に到達することになります。そうしますと、残りあと80記事の投稿にて、新たな目標として定めた1800記事へと到達することになります。これは今後、概ね5日間に4記事の投稿頻度にて、来る6月20日まで記事作成を続けることにより、当ブログ開始から丁度丸7年の頃に1800記事へと到達出来る目途が立つことになりますが、これに関しては、現在の私の状態を鑑みるに困難であるように思われます・・。

とはいえ、であるからといって記事を作成しなければ、投稿頻度はもとより、記事数の増加さえも望めません・・。それ故、本日も2月内にキリの良い1720記事へと到達すべく、先ほど来より記事作成を行っている次第ですが、他方で、書籍からの引用記事となる題材は未だ少なからずあり、昨日の投稿記事にて述べた「自らの文章による記事を・・」がなければ、本日は迷うことなく、書籍からの引用記事を作成していたと云えます・・(苦笑)。

それでも、この程度までどうにか作成が進みますと、少しは興に入るのか、キーボード上の指の動きはいくらかは滑らかになってくるようです・・。そして、この状態にまで持っていくことが出来ますと、当初の、文章作成に対しての重苦しさのようなものは大分軽減されて、あたかも話すかのようにして、文章を作成することが出来るようになります・・。通常であれば、こうした文章作成に適した意識状態は貴重であるとも云えることから、この状態のことを、敢えて、対象として文章化しようとは思わないのかもしれませんが、これまでに何度も、自身のブログについて、さまざまなことを述べてきましたので、あるいは、忘れているだけであるかもしれませんが、それらの中には、これまで当記事にて述べた主旨の根本・種子となるものはあるのではないかと思われます。

これまで6年半以上にわたり、ブログ記事を作成してきましたが、自分の作文技術の向上のような感覚はかなり乏しいのですが、同時に、これまでの期間を通じて分かったことは、あくまでも感覚的にではありますが、当ブログでのオリジナルの記事の主旨には、いくつののパターンがあり、またそれは、自分の好みによるものであるということです。こうしたことは多少、内省的になって考えれば、分かることであるのかもしれませんが、他方で、ある程度の期間、行為を継続して「分かった!」といった感覚を得るに至るのでは、その「分かる」の強さが、主体に与える影響も異なり、そして、その強度を受容して、感覚として判断するのが身体性であるのではないかと思われるのです・・。

その意味において、さきに述べた当ブログ記事の主旨のパターン、およびその好みの認識・発見は自分にとってはそれなりに驚くべきことであったと云えます・・。そしてまた、自分のブログなどの作文技術もまた、今後、向上するのであれば、これと同程度の足並みにて向上していくのであろうと思われるところです・・。

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2022年2月28日月曜日

20220227 ここ最近での記事作成から思ったこと【ブロガーとツイッターとの連携に関連して】

 本日の首都圏は日中、気温は気温が上がり、この時季としては、かなり過ごし易かったと云えますが、日が暮れてからは、気温が下がり、この時季らしい寒さとなりました。また、去る2月14日以来のロシア軍によるウクライナへの侵略は、今なお続き、まさに予断を許さない状況であると云えます。

ツイッター界隈を見ていますと、この侵攻についてのさまざまな意見が見受けられて興味深いのですが、同時に、投稿可能文字数によるものか、ツイッターでは「簡潔に意見を述べる」といった傾向が強く、一方で、そうした発信があまり上手いとは云えない私としては、未だにどちらかと云えば、ぎこちなくツイッターを運用をしていると云えます・・(苦笑)。

また、私はツイッターを始める以前から、ブロガーにてブログ記事の作成を続けていますが、それら投稿記事をツイッターにて連携可能であることから、たとえ、ぎこちないツイッターの運用であっても、当ブロガーを基軸として、現在に至るまで、どうにか続けることが出来ています。

つまり、ブロガーを基軸としてツイッターを運用しているのですが、2020年1月にツイッターをはじめて以来、現在に至るまでの2年間は、以前にも述べましたが、ブログ記事作成に対する緊張感が明らかに上昇しました・・。

それは、ツイッターにてブログ記事を連携ツイートしますと、時折は直の反応があり、そうした反応により「ああ、本当に読まれていたのだ・・」といった実感が湧き、次いで「あまりいい加減な記事は作成できないな・・」となり、それにより緊張感が生じるのですが、では、この緊張感は、果たして記事作成において良いものであるのかと考えてみますと、未だに判然とせず、現在においても「ツイッターを始める前の方が自由に記事作成をしていたな・・」と思うことが度々あります。

また、ブロガーでの閲覧者数は、ツイッターとの連携によって著しく増えたということはありませんが、他方で、閲覧者数の推移を見て、平均的に閲覧者数は少し増え、また、その偏差は小さくなったように感覚的には思われます。

その意味においては、たしかに未だツイッターの運用に習熟はしていませんが、しかし同時に、以前と比べると、いくらかは慣れてきつつあるようにも思われるところです・・。

くわえて、当ブロガーでの、これまでの閲覧者数は約65万人となっていますが、これは今後1800記事まで投稿しますと、どのようになっていくのでしょうか・・?

ともあれ、ここまで作成して、やはり現在、自身による文章作成は鈍って、またスランプでるようにも感じられてきましたので、しばらくの間は、冒頭にとり上げた、ロシア軍によるウクライナへの侵攻に関連した引用記事を投稿しようと考えていましたが、少し方針をあらため、たとえ拙くとも、意識して、自らの文章による記事も作成していきます。

今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます!

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