2021年12月23日木曜日

20211222 1670記事を過ぎて思ったこと、ブログ継続の意味について

またしばらく【架空の話】の続きをブログ記事として作成してきましたが、その間に総投稿記事数が1670を越えていました。そしてまた、今回の新規の記事投稿により、1673記事に到達しますので、今年中に、あと7件の記事投稿にて1680記事に到達し、来年1月中での1700記事到達への目途がどうにか立つように思われます。

どうにか1700記事への到達も、以前より現実味を帯びてきたとは云えますが、それでも、その先については全く考えておらず、あるいは(無事に)1700記事へ到達出来ましたら、1カ月程休んでみた方が良いのではないかとも思われます・・。2015年に始まり、現在に至るまで概ね6年半にわたってどうにか当ブログを続けてはきましたが、以前にも述べました通り、ここ最近、何度か、そして何故か「たまにブログ読んでいますよ。」と云われることがありました。

そういえば、当ブログを始めるきっかけとは、以前にも何度か述べましたが、何人かの方々から、同時期に「ブログを始めてみては?」と云われたことです。そこから、最近の「たまにブログ読んでいますよ。」もまた、あるいは何かしらの「意味」があるのかもしれません・・。いや、より精確には、元々それは単なる偶然であったとしても、そこに「意味」を見出そうとする行動、すなわち「ブログのさらなる継続」によって、そこに本当の「意味」が生じてくるといったメカニズムのようなものがあるのかもしれません・・。

これは、未だ判然とはしていませんが、こうした因果関係とも見受けられる事がらは、もう少し考えてみますと、その筋道、ストーリーは全て後知恵と評し得るものであり、それは事後の時系列的な整理、あるいは物語化のためには好都合であるのかもしれませんが、その現実の渦中においては、まさに五里霧中とも云える状態であると云え、ただ自分の信じる「何かの価値」に基づいて行動しつつ、時々は周囲の様子をも窺うといった感じであるのではないでしょうか?

ともあれ、そうした中において、事後的にではあれ、私はこの一連のブログに、その「何かの価値」の主軸を置いてきたように思われるのです・・。おそらく、この6年半に、もっと多くの面白い記事を投稿することが出来れば、そこから何らかの収入を得ることも出来たのかもしれませんが、そうしたことは頭の片隅にはあると云えばありますが、それよりも、新規1記事の投稿の方が現在の私にとっては重要であり、その先にある、1700記事、さらにその先にある、1800記事、そして来年6月のブログ開始から丸7年を迎えるまで(どうにか)続けることが出来れば、また何か新たな見解が腹に落ちて、さらに「収入を得る」なども含めた次の展開のようなものが判然としてくるのではないかと思われるのです・・。

そして、上に述べたことは、あくまでも仮説ではありますが、同時に、これまでに(どうにか)ブログを継続してきた中で得た感覚に基づくものでもあり、それは自分としては概ね進化であると認識しています。

しかし、その反面、この新たな感覚を得る過程において失ってきた性質・性能もまた、少なくないように思われます・・。そして、見方によりますと、それが所謂「創造的退行」と称されるものであるのかもしれませんが、そのように考えてきますと「創造性を発揮する」ということは、人によって、その傾向に相違があるとは思われますが、端的には、創造性を発揮し得る「何か」に対して過分に活力を配分することによって、はじめて駆動することが出来るのではないかと思われるのです・・。そしてまた、それこそが「個性の発揮」であるとしますと、我々の社会全般における強力な「同調圧力」とは、昨今、その必要性が叫ばれているイノベーションの本質とも云える「創造的破壊」と敵対、あるいは拒む性質のものとも云えます。

そして、これを視座として、現在の我が国にて生じているさまざまな事件、出来事などを眺めてみますと、やはり、多少暗澹とした気分になってくることは否めないように思われてくるのですが、さて如何でしょうか・・?

また、それをどうにか回避するためにも、今後もうしばらく、無理をしない程度に【架空の話】を続けてみようと思います。

今回もまた、読んで頂き、どうもありがとうございます!
順天堂大学保健医療学部

日本赤十字看護大学 さいたま看護学部 


一般社団法人大学支援機構



~書籍のご案内~
ISBN978-4-263-46420-5

*鶴木クリニックでのオペ見学につきましても承ります。

連絡先につきましては以下の通りとなっています。

メールアドレス: clinic@tsuruki.org

電話番号:047-334-0030 

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2021年12月20日月曜日

20211220【架空の話】・其の77 【モザイクのピースとなるもの】

医専大が新設されてから当初の数年間、口腔保健学科、口腔保健工学科の講義・実習のカリキュラム編成は、その科目が国家試験に大きくは関与しないものであれば、半ば試験的な意味合いもあってか、割合柔軟というか適当とも云えるようなものであった。

その顕われの一つが、さきのH先生が口腔保健学科、口腔保健工学科1年生の共通教養科目である「歯科英語」を担当するようになったことであるとも云える。その所以は、以前にも述べたが、医専大設置二年目に西欧某国からの視察団来訪の際に見せた、通訳の能力によるとされているが、ご本人はこれを特に肯定も否定もせずに「いやあ、あれは本当に参ったよ・・。(笑)」といった感じで返答されるのが常であった。

また、H先生は他にもいくつかの講義や実習の担当をされており、どちらかと云えば多忙とも云えるはずであったが、この科目については、特に愚痴もこぼさず、いや、半ば楽しんで、これに取組んでいるようにも見受けられた。

しかし、その後、私がK大学大学院に進んでから3年目に入る2カ月程前の頃、実習補助のために訪れた医専大の研究室にてH先生から「いやあ、来年から**(西欧某国)の**大学に留学することになっちゃったよ・・。それで、実習の方はM・E先生と**さん(私のこと)、それに必要であれば、K大の補綴系研究室の院生にTAでお願いすれば、どうにか大丈夫であると思うけれども、あの共通教養科目の「歯科英語」は留守中、誰にお願いしようかと考えていたのだけれど、**さん(私のこと)は、そっちもイケるかな・・?教養科目と云ったって、そこまでお堅いものではないし、これまでに使った教材は渡すから、留学の間1年ちょっとの期間、ウチの学科の実習に加えて「歯科英語」もお願いしたのだけれど・・。いや、実は大学事務の方もそれで了解をもらっているし・・引き受けてくれると、とてもありがたいのだが・・それに90分の講義は多分良い経験になると思うよ。」とのことであり、私としてもかなり不安ではあったが、これも良い経験になるものと、引き受けさせて頂くことにした。

そして後日、H先生から、これまでの教材一式と、講義に用いたパワポ・スライドのデータが入ったUSBフラッシュメモリを受け取り、また、それらについての説明を伺った。

口腔保健工学科の方は、それまでに実習補助として参加していたことから、1学年20名全員の顔と名前は一致していたが、口腔保健学科の方は、その3倍以上の学生さんが在籍しており、顔写真付きの名簿も見てみたものの、全員をおぼえるまでにはなかなか苦労したことが思い出される。

ともあれ、そうした経緯によって、私は90名近い1年生の学生さんの講義を受け持つことになったわけだが、教材についてはH先生より一式受領したものの、その際に「この講義は特に歯科関連の英語を学ぶかことが目的となっているけれど、それだけでは絶対に時間があまるから、**さん(私のこと)が好きな洋書か何かを教材に使うと、学生さんももっと講義に乗ってくるかもしれないよ。」とのアドヴァイスを頂いた。

そこで私は、比較的オーソドックスで読み易い英語で書かれていると思われたジョージ・オーウェルによる「パリ・ロンドン放浪記」「Down and out in Paris and London」を用いることにした・・。

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2021年12月18日土曜日

20211218【架空の話】・其の76 【モザイクのピースとなるもの】

S教授からの依頼「医専大口腔保健工学科の実務家教員選定の下準備」を主たる目的として、私とE先生は東京に赴き、一週間ほど滞在することになった。また、Kと成田空港を結ぶLCC便が私の編入試験の時から、さらにいくつか増便しており、往復の航空券は、かなり安く抑えることが出来た。

また、E先生は医専大からの正式な出張という扱いとなり、これまで通り、出張の航空運賃でKと羽田空港間の往復の予約を取られた。

医専大に編入学をして3年、さらにK大学大学院に入学してからも3年目に入り、既に5年以上、Kに在住したことになるが、その間、実家に帰郷したことは、東京・首都圏にて開催の学会参加のための2回のみであり、また、その他の地域への訪問についても学会への参加以外では殆どなかった。

ともあれ、帰郷が決まり、久しぶりに実家に連絡をすると、当初、博士課程への進学を強く反対していた両親も「仕方がない」と云った感じになっていたのか、割にスンナリと滞在期間中の宿泊を許可してくれた。

そういえば、W県にて勤務していた兄は、2年ほど前に東京本社に戻り、現在は実家近くで一人暮らしをしているとのことであったが、どうしたわけか「W県に戻りたい」と繰り返していた。おそらくW県と兄は相性が良かったのだと思われるが、そうしたこともあって、私の東京訪問が決まる一週間ほど前、兄からW県にもある医専大への学士編入試験について質問の電話があった。どうやら兄はW医専大の臨床工学科か、もう一つの市内にある医療系大学の看護学科への学士編入を検討していたようだが、兄の経歴を鑑みるに医専大の臨床工学科が良いのではないかと思われ、その旨を伝えると、納得をしたようであったが、その後の進展については聞いていない。

この件についても、帰郷時に相談に乗った方が良いと思われるが、元来理系で、また、私よりも勉強家であると云える兄は、学士編入を希望するのであれば、もう少し上を目指しても良いのではないかと思われた。

ともあれ、E先生と今回の東京滞在期間中での具体的な活動を決め、終日同行の日もあれば、別行動の日もあり、何れにしても、その日の出来事のまとめは、電話で話し合い、またその中で重要と思われる事項については記述し、あるいはH・M先生にメールで知らせておこうということになった。

久しぶりの東京訪問であったためか、遠足前日の小学生のように気分が高揚して、あまり睡眠を取れなかったが、当日はさきの高揚を推進力として朝早く発ち、市電にてK中央駅まで出て、そこからバスに乗って空港まで向かった。LCC便であることからか、予約した飛行機は羽田空港でなく成田空港に着くとのことであったが、航空運賃の値段から考えると、痛痒はおぼえなかった・・。

また、E先生の方は、学生時代に在住していた場所の近隣にあるホテルに滞在されるとのことであり、それは千葉県の東京寄りのI市であり、先生曰く「ああ、ここは羽田と成田の丁度中間あたりで、都内に行くにも比較的便利で、それに都心のホテルと比べるとホテル滞在費用も抑えられるんだ。」とのことであった。

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2021年12月16日木曜日

20211216【架空の話】・其の75 【モザイクのピースとなるもの】

S教授は、よほどあらたまった場以外では、持ち前の関西弁にて話されることから、ここKにあってはS教授は、関西からこちらに赴任された方であると思われがちであるが、以前に述べた通り、その歯科理工学講座教員としてのキャリアは、東京・首都圏にて始まり、そこでの生活は20年以上にわたることから、当然、当地域での歯科事情全般には通じており、また、キャリア当初の頃に教えた学生さんの中には、そろそろ若手教授となってもおかしくはない方々もいるとのことである。そこから、医専大口腔保健工学科の実務家教員の選定に際しても、そうした以前勤務されていた**歯科大学のネットワークを用いれば、比較的容易に良い人材を見出すことが出来ると思われるのだが、どうしたものか、医専大のE先生と私に訊ねてこられた。

私はそうしたことを聞くことが出来る東京・首都圏の開業歯科医師はD先生のみしか知らないため、S教授に「一人、ここK大学歯学部のOBの先生を存じ上げていますが、その先生は医専大口腔保健工学科の先生方とも繋がりがあります。くわえて、そこで勤務している歯科衛生士さんは、医専大口腔保健学科のOGでして、たしか飯田橋に本学がある**歯科大学が運営している吉祥寺の方にあるクリニックで接触嚥下機能のリハビリテーションの研究をされてマスター(修士)を取得されたと聞いていますので、この一件もおそらく親身になって対応して頂けると思われます。」と、自らの見解を述べた。

E先生は教授に「ええ、それは良い考えであると思います。しかし、そうした先生をこちらにお呼びして実習なり講義をお願いすることになると思うのですが、それに掛かる費用はどこからか拠出することが出来るのでしょうか?」と、現実的な質問をされた。それに対し教授は「ああ(医専大の)HとMには少し前に軽く云っていたんやが、ワシや補綴の先生方で以前から歯科技工の新技術に精通された先生を医専大の実務家教員にて用いることを提言していたんやが、それが県庁かK大学執行部を通じて医療専門職大学運営機構に届いて、今回ようやく少し予算がついたんや。」とのことであった。

そして、E先生と私は、教授からの指示により、CAD/CAMなどの歯科応用についての先進的な取組みをされている東京・首都圏の歯科医師とコンタクトを取り、そして、可能であるようならば医専大の実務家教員の話をして、次に進める準備を整えてくることになった。また、今回の東京訪問に際しては、教授が以前勤務されていた**歯科大学の歯科理工学講座に挨拶がてら、以前に作成依頼を受けていた測定試料を渡し、そして可能であれば、その測定試験にも立ち会い、条件が同一であることの確認をしてくるといった用向きもあった。

さらにE先生の方は、御自身の母校に設置されている口腔保健工学科に訪問して、実務家教員に相応しい先生をあたるといった用向きも別途追加された。

ともあれ、その後に実習補助のためにまた医専大に行くと、実習前の時間にH先生から「今度、東京に行ってD先生に会うみたいだね。「どうぞよろしく」と伝えておいてください。それと、今回選ばれる先生がウチ(医専大口腔保健工学科)に来て実習や講義をすることになったら、その先生が運営する歯科医院に、ウチの学生さんが見学や研修で訪問させて頂くことになるかもしれないから、その歯科医院の技工設備・規模も一通り見てきて欲しい。」とのことであった。

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2021年12月15日水曜日

20211214【架空の話】・其の74 【モザイクのピースとなるもの】

K大学大学院の博士課程3年目のある日の夕刻、医専大のE先生が講座に訪れてからしばらく経ち、私と云えば、実験室で新たな実験の準備のため、数種類のジルコニア半焼結体から低速ダイアモンド・ホイール・ソウを用いて試料切片の作成を試みていた時、E先生が実験室に入ってきて「ああ、ちょっと**さん、今S教授が用事があるから来て欲しいと仰っているのだが・・」と、少し遠慮した様子で声をかけて来られた。

私は、感覚的に今回の切片切り出しが、あと30分程度はかかると踏んでいたため、ダイアモンド・ホイールの回転速度をさらに少し落とし、潤滑油(ルーブリカント)をさらに少しだけ追加して「はい、わかりました。この切り出しはあと1時間程度は掛かると思いますので、丁度部屋からペーパーを取って来ようとしていたところです。それでS教授の用事とは何でしょうか?」と訊ねると、E先生は「ああ、それはS先生が直々に話されるけれど、ウチの大学(医専大のこと)の実務家教員のことについてだよ・・。まあ、とりあえず行こうか。」といった感じの返答であった。そこで私は早々に手と顔を流しで洗い、ベルトに引っ掛けていた手拭で拭いて、その手拭を尻ポケットに収め、E先生の後について教授室に向かった。

桝形を抜けて室内に入ると、S先生は入ってすぐの場所に置かれたテーブル周囲にある椅子の一つに座り、ノートパソコンを開いて画面を見つつ、何やら考えごとをしている様子であった。E先生がS先生に「先生、**君を連れて来ました。」と云うと、S教授はPC画面から、こちらに目を上げ「おお、ご苦労さん、それと**、実験の最中に悪いな、しかし、ちょっとお前等みたいに東京に詳しい連中の意見を聞きたいと思うてな・・。まあ、二人とも適当に座れ。」と云われた。E先生と私は空いている椅子に腰を下ろしてから、E先生がおもむろに「S先生、医専大口腔保健工学での実務家教員の件であると思うのですが、それと東京が何の関係があるのですか?」と教授に訊ねた。すると「・・うむ、医専大には実務家教員という、まあ非常勤講師の枠が所謂普通の大学と比べ多いのだが、それで、これまでの実務家教員・非常勤講師は、県内あるいは宮崎や熊本で開業されている研究好きで熱心なウチの研究室に縁のある先生方にお願いしてきたんやが、来年度からは、未来の歯科技工についてのビジョンを持ちつつ臨床活動をされている先生方にも実務家教員をお願いしようと思っておるのだ・・。そこで、お前等、東京もしくはそのあたりの開業医で、誰か相応しいと思う先生は知らんか?」と訊ねてこられた。

以前にも述べたが、E先生はこちらのご出身であるものの、大学学部、研修医期間は東京にて過ごされたことから、その地の歯科医療を含んだ、さまざまなことがらについて詳しく、S教授のお話しを聞きつつも早速、何やら考えている様子であった。 

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2021年12月14日火曜日

20211213【架空の話】モザイクのピースとなるものの背景について思ったこと・・

 今回の新規記事投稿により、総投稿記事が1668に到達します。この数値はあまりキリが良いものではありませんが、ともあれ、そうしますと、残り32記事の投稿にて1700記事到達となります。

他方で、今月・今年は残り17日あまりですので、この期間内に10記事+αほど投稿しておきますと、来年1月での記事投稿が多少楽になると思われますので、本日も当初はあまり気乗りがしませんでしたが、とりあえず作成しておこうと考え、さきほど来から何やら書き進めている次第です。

そういえば、今月当初から改めて【架空の話】の続きをいくつか作成しましたが、その理由は以前の投稿記事においても述べましたが先月末頃に続けて「たまにブログ読んでいるけれど、【架空の話】に時折面白いのがあるね。」という主旨のことを云われたからです。

また、云われた後、しばらく経て分かったことですが、それらの方々は、共通して大学研究者でした。とはいえ、それは【架空の話】の内容に近い医歯学系ではなく、工学系・人文系分野の先生方であり、私としましては、医歯学系の先生方に云われるよりも幾分か嬉しいと云えます。

くわえて工学系・人文系分野の先生方が【架空の話】を読まれて、何について興味深く思われたのかと思い、人文系の方に訊ねたところ「自分がほとんど知らない分野の方々の生態というか文化のようなものが書かれているところが面白いですね。」といったお返事を頂きました。

とはいえ、その作中にあるK医療専門職大学は、あくまでも架空の高等教育機関であり、そのカリキュラムなど教育課程の詳細については、あまり詰めてはおらず、未だ、その課程のなかで有意に多いとされている「実習」については「どのようなシステムになるのだろうか・・」と架空であるにも関わらず、勝手に悩んだりしています・・・(苦笑)。

おそらく、専門職大学での歯科技工士養成における「実習」の場合、鋳造などの、これまでの技術を主とした歯科技工を行っている技工所と、CAD/CAMに用いる装置・機器などを多く備えた、いわば将来の技術を多用した技工所の双方での実習期間を設けることが望ましいように思われます。

また、実務家教員としては、これまでの歯科技工士養成課程と同様、その多くを歯科医師があたることになると思われますが、これについては、しばらくはこのままで良いと思われます。

将来、そうした教育を経て、これまでの各種機器にくわえ、CAD/CAMに用いる装置・機器の扱いに長け、さらに、それら機器を用いた実験系なども組み立てることが出来る歯科技工士が登場してくるものと思われます。

そういえば、以前に(実在の)四年制大学での歯科技工士養成課程を経て、さらに修士・博士課程に進まれた方と何度かお話をする機会がありましたが、たしかに、その方は私などよりもはるかに優秀であり、また、手先も器用であると思われたことから、前述の将来とは、思いのほか早く訪れるのではないかとも思われる次第です。

そして、そこまで書いていて、不図、【架空の話】の次の題材を思い付きましたので、そのキーワードを「新しい投稿」に記しておき、また本日の記事については、このあたりにさせて頂こうと思います。

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2021年12月11日土曜日

20211211【架空の話】・其の73 【モザイクのピースとなるもの】

以下、聞いたハナシではあるが、K医療専門職大学が新設されて2年目、EU非加盟の西欧某国大使館から県庁経由にてK医療専門職大学に問合せがあり、某国の高等教育行政に携わる方々が、医療介護専門職を養成する日本の新たな種類の高等教育機関を是非、見学したいとのことであった。

しかし、わざわざ何故、九州辺縁にあたるKの専門職大学の見学を所望されたのかと考えてみると、イマイチ判然とせず、あるいは人によると「幕政末期の頃、Kと某国が戦争をして以来、現在に至るまでさまざまな交流があるのだ。」とのことであったが、これはあながちウソともいえず、また医療の絡みであると、明治日本が医学の手本とする国をドイツ一辺倒として定めることにより、それまでお雇い外国人であったドイツ以外の医師達は、いわば用済みとして多くが解雇となったが、そうした中の一人である某国人医師WはKに留まり、地域での医学教育や医療の発展に尽くしたとのことであった。

しかし、あとで聞いたハナシによると、そうした過去からの因縁も多少はあるのかもしれないが、そもそも、この視察団はK以外に四国、瀬戸内、山陰の専門職大学も見学する予定とのことであった。また、それと関連して、近畿・関西そして、それ以東の地域に対しては別の某国視察団が訪問していたかは不明であるが、これについても、少し面白い意見を聞いた。それは「日本を出自とするノーベル賞受賞者は、その多くが西日本出身であり、そこから、この地域にある何らかの特色・特徴を見出そうという目的があったのだ。」とのことであったが、これに関しては多少、誇大妄想の感があるように思われる・・。

とはいえ、その見解に至るまでの背景は事実であることから、それは某国よりも自国にて、さらに精査することにより、何らかの有意な見解を見出すことが出来るのではないかとも思われたが、さらに、これについても、さきとは別方面ではあるが、少し面白い意見を聞いたことがある。その内容は「国内でも、そうした研究は為されていて、そこから、西日本の漁業が盛んな地域、あるいはその周辺において特に能力優秀な方々が輩出される傾向が認められることから、魚、特に青魚に含まれる成分が頭脳の働きを高めるのではないか・・。」とのことであったが、これについても幾度が類似する見解を聞いたことがあり、これもまた、その背景は少なくとも、全くの間違いではないことから、興味深い未解決の疑問として現在にまで至る。

さて、この某国視察団の来訪に際し、通訳が必要ということになり、当初、医専大近隣のK大学法文学部の語学を専門とする教員に通訳依頼が行っていたが、来訪数日前に体調を崩されてしまい、急遽、通訳の代理が必要となった。そして、この代理通訳となったのが、さきのH先生であった。

この視察団訪問の折り、H先生は県知事や医専大学長(K大学医学部教授との兼任)等の雲上人に混ざり、視察団との間の円滑なコミュニケーションの促進に努め、そして、彼等をK空港にまで送った際には両手にて握手を求められて労われたとのことであった。そして、H先生には、こうした背景があったことから、後年、私がD3の頃、某国の大学へ留学されることになったという意見を聞いたが、これもまた眉唾ものであったと云えよう・・。とはいえ、そのような背景からの説明であっても、決してウソとは云えないことから、それらをある程度自然なモノガタリとして結節することが可能な経験をされている方に、自然と、そうした縁のようなものは流れて行くのかもしれない・・。

また、この一件を契機としたのか、翌年からH先生は口腔保健学科・口腔保健工学科の1年生を対象とした教養科目「歯科英語」の担当として、あたるようになったとのことであった。

今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます!
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