2016年1月20日水曜日

20160119 知的訓練とフロー状態について・・

ABさんは色々な分野を横断してきましたけれど、その中で特に何が面白かったですか?」


B「・・全て面白かったとは思いますが、自分の作成した試料で行った実験により新しい知見が構築されてゆく過程は、なかなかゾクゾクするような面白さがありましたね・・。
それと民俗学のフィールドワークで自分が薄々予期していた知見、あるいはそれを裏切るような知見に出くわしそうな丁度ギリギリのところも、なんともいえず興奮するものだと思います・・。
それに加えて、数十年前に刊行された古墳に関する書籍に基づいて古墳を探しに出て、野山をかき分け、それを見つけた時の興奮もなかなかのものですよ()
ああいった時は概ね単身行動なのですが、野山の中でも不思議なことに怖いとかそういう感覚はキレイにすっ飛んでいましたね・・。」


A「そうですか・・それはなかなか面白そうですね()
ともあれ、私は実験などを行ったことはありませんが、ああいった学問分野もはまると、とても面白いのでしょうね。」


B「ええ本質を得るために最適な試料の形状、治具、実験速度などを試行錯誤しているような時は、時間が経つのがかなり早かったように思いますね・・。
そして、ある程度既存の信頼できる知見と矛盾なく、さらに新たな知見を得ることが出来そうな感覚が湧くと、さらにそこから時間経過の早さが増すような感じがしましたね・・。
そうした感覚とは、このところかなり御無沙汰ではありますが、またどこかでそういった気持ちで何かに取組めるのではないかと思います。」


A「なるほど、多分ああいう時はなんというかハイになっているのでしょうね?
あるいは、そういうのをフロー状態というらしいです・・。
加えて、それはたとえば部活の試合や議論あるいは文章の作成時などにおいても同様の状態になることが出来るのではないかとも思います。」


B「そういわれますと、たしかにかつて時間を忘れて議論をしていた時や、夏真っ盛りの部活の練習などにおいてもそういった感覚をおぼえたことがありましたね・・()
あれは多分何かしら脳内麻薬みたいなものが影響しているのではないかと思いますが・・多分年齢がある程度までいくと、この脳内麻薬に対する耐性が出来てしまい、なかなかそういったフロー状態?に入ることができなくなってしまうのではないでしょうか?」


A「・・・はたしてそうでしょうか?
私も現在色々文章や様々な資料を作成したりしていますが、興が乗ってきますと、まだまだ周囲を気にしないで自身の作業に没頭してしまうことがありますけれど・・それはフロー状態とは違うものなのでしょうか?」


B「それはたしかにわかります。
しかし、問題となるのは、その新鮮さではないでしょうか?
私はこれまでいくつかの分野に身を置いてきましたが、幸いなことにその時々で、その分野特有であると思われる、そういった疾走感をおぼえることができたのではないかと思います。
そしてそれは能動性を持って何かしら未知のことに取組んでいる時におぼえる特有なものなのではないかと思うのです・・。
そうしますと、自身の分野に対して、馴れて、ある程度の知見を得た状態になりますと、その疾走感を得ることが困難になってくるのではないかと思います。
そして馴れから生じる惰性を戒めるために世阿弥の「初心忘るべからず」という言葉があるのではないかと思いますが・・。」


A「ふーん、そうしますと一つの分野に長年従事していると、疾走感をおぼえることが困難になるのではないかというのがBさんの持論ということになりますが、私はそうは思いません。
あるいはそういったことは、個々人の性質に大きく由来するものなのではないでしょうか?」


B「はあ、なるほど、そういわれますと、たしかに一つの分野に長年従事してきている人でそうした感覚を忘れていない方々も多く見受けられるとも思いますので、これは私の個人的な経験に基づいた意見あるいは偏見であるのかもしれません・・(苦笑)。
つまり私は一つの分野に長年携わった経験がないことから、そのような結果が導き出されるのかもしれません・・。
しかし同時に私は正式に研究とはいわれなくとも、書籍は読み、またその内容に関してはある程度考えているのではないかと思います。
そのことから自身の知性に対する少なくとも最低限の訓練は継続しているのではないかと思いますが・・。
また、ここ半年は周囲の方々からのすすめもあり、ブログを作成し続けておりますが、これはなかなか自身にとってはなかなか良いトレーニングとなっているのではないかと思います。
そして願わくは、そうしたこれまでの行為が比較的容易に結節することが出来る職務に就きたいと考えております・・()。」


A「ははあ、なるほど・・たしかにBさんのブログは内容の面白さなどにはブレがありますが、それと同時に何というか学問を修めた人であることは伝わってきますので、そうした発信は自他何れのためであれ、今後も続けられた方がいいと思います・・。
そして、そういった発信、アウトプットがある程度までいきますと、何かしら良いこと、面白いことが起きるのではないかと思います。
とはいえ、Bさんにブログをすすめた周囲の方々とは一体誰なのですか?」


B「ああ、それは何人かいるのですが、以前もブログで書きましたが不思議なことにほぼ同時期にいわれましたので、ブログ作成をはじめた次第なのです(笑)。
個人特定されてしまいますので、具体的にはここではお教えできませんが・・。
それでもそのお陰でどうにかここまで来ることが出来たのではないかと思います。
その意味において私はかなり幸運なのではないかと思うことがあります。
とはいえ、現在、私のブログの投稿記事数は193であり、その三分の一以上が自身の書いた文章であり、今後はその数を増加させてゆきたいと考えております。」


A「・・そうしますと、もうすぐBさんのブログ記事も200に到達するということになりますが、そこまでいきますと、実際に何か起きるのでしょうかね?
それは少し楽しみですね・・(笑)。」


B「いえ、そういったことはよくわかりませんので、まあ動画の投稿を除いて200記事に到達するまで、あるいは別の目安ですと、表示回数が10万を越えるまではとりあえず、あまり考えず書いて投稿し続けてみようと思っています。」


A「なるほど、そうですか・・それで表示回数は現在どうなっていますか?」


B「ああ、それは大体91000程度ですので、感覚としては、こちらの方が投稿記事数200に到達する前に達成できるような気がします・・。」


A「それは楽しみですね・・今後また何か面白いことがありましたら御連絡ください。」


B「ええ、了解しました。」

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