2018年6月13日水曜日

20180612 『勢い』があった時期のことを思い返してみると・・体育会運動部から・・

一昨日の投稿に続き、昨日投稿分の記事もまた、投稿翌日にしてはかなり多くの方々に読んで頂けました。読んで頂いた皆さま、どうもありがとうございます。1000記事への到達後、多少休息を入れつつこれまで記事作成を行ってきましたが、早いもので、その後既に10記事の投稿を数えます。

この調子にて記事作成を継続しますと1100程度までは思いのほかに早く到達することが出来るかもしれません。しかし、ブログ記事の作成を始めた当初においても、こうした感覚がありましたので、今更ながら、そして我がことながら、よくもその後1000記事まで書き続けることが出来たと感じられます・・(笑)。

また、一昨日より読み始めましたカレル・チャペック著『山椒魚戦争』は、本日の電車内の読書にて更に読み進み、300頁程にまで至りました。このペースにて読み進めていくと、おそらく今週中には読了に至るのではないかと思われます。しかし、読み進める速度と年齢の為であるのか、本日は少し目に疲労感を感じます・・。以前、院生であった頃は、更に多くの活字を一日に読んできましたが、不思議なことに当時、書籍を読んでいた時のような勢いは出てこないのです・・。これは現在考えてみても多少不思議に思われるところですが、しかし、あるいは皆、それぞれの人生において、そうした時期を何らかのカタチで経験されているのではないかとも思われます・・。

そして、現在思い返してみますと、学生時代の部活動においても現在では考えられないほどによく運動していました。また、よくケガもしました。救急車にもこの時にお世話になりました・・。あるいは竹刀や金属バットにて叩かれたことも少なからずあったようにも記憶しています・・。現在となってはこうした行為は言語道断であるのかもしれませんが、おそらく当時の大学体育会運動部は、どこもおおよそ、そのようなものであったのではないでしょうか?また同時に、かつてそうした行動をとられた先輩方に対して恨みのようなものはありませんし、たとえ町中でお目にかかったとしても、元気にご挨拶出来ると思います・・元来、体育会運動部とは、そういったものではないでしょうか・・?

他方、現在、体育会運動部あがりのスポーツマン紳士として自他共に認める方々の多くは、現役時代には、その男性的エネルギーのおもむくまま、こうした後輩部員の指導とも、暴力とも判定され得ない、いわばグレーな行為により『リーダー・シップ』というものを体得していったのではないかとも思われます・・(しかし、そうした方法で培ったリーダーシップとは、往々にして部下を神風特攻に出撃させつつ自身が生き延びるような、あるいは太平洋戦争中の神がかり参謀的な、もしくは現代のブラック企業経営者的なものではないでしょうか・・?また、そうしたタイプの方々が多く社会にて繁栄・活躍してきたのが戦後から現在に至るまでの我が国の社会ではないでしょうか・・?そしてまた、現在がそうしたこと(社会にて繁栄・活躍するタイプ)のパラダイム・シフトの時期であったとしても、この次に繁栄・活躍するタイプは、これよりマシになるという絶対の保証はどこにもありませんし、さらに酷くなることも十分に考えられますが、さてどうなるものでしょうか・・(苦笑)。)。

そうしたことから、さきのカレル・チャペックの著作もそうですが、特に現在の我々の社会であればこそ、山本七平の諸著作から気が付かされること、学ぶことが多いのではないかと思われるのですが、さていかがでしょうか?

~書籍のご案内~
祝増刷決定!
ISBN978-4-263-46420-5
医歯薬出版株式会社刊

~勉強会の御案内~
前掲著作の著者である師匠による、歯科材料全般もしくは特定の歯科材料に関しての勉強会・講演などのご要望がございましたら、こちらもよろこんで承ります。師匠はこれまで長年にわたり大学歯学部・歯科衛生・歯科技工専門学校にて教鞭を執られた経験から、さまざまなご要望に対応させて頂くことが可能です。

この件に関しての連絡先メールアドレスはconrad19762013@gmail.com となっております。
併せて、今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

数年前から現在までに列島各地にて発生した大規模自然災害によって被害を被った地域のインフラの回復および、その後の復興を祈念します。

今回もここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。


















2018年6月11日月曜日

20180611 新たな小説を読み進めて思ったこと・・其2

おかげさまで昨日投稿分の記事は、投稿翌日にしては多くの方々に読んで頂けました。読んで頂いた皆さま、どうもありがとうございます。

さて、昨日より読みはじめた小説は、昨日の就寝前・本日の電車内での読書により200頁程度まで読み進みました。先の展開は未だ分かりませんが、これまでの記述からでも十分に当著作は新たな面白い小説を探している方々にとって、格好の一冊になると思われました。

また、当著作はただハナシとして面白いというだけに留まらず、現在においても通用する国際間のやり取りの実相のようなものが、上手く描かれていると思われますので、たとえば国際関係論などの講義科目の副読本などとして用いても面白いのではないかとも思われました。

さらにもう少し穿って、この著作が扱っているテーマについて考えてみますと、そこには16世紀以降の白色人種(コーカソイド)による世界侵出の際、彼らが見た各地の在来人種(有色人種)に対する見方の祖型のようなものが示されているのではないかと思われました。こうした視点は、面白いことに同じく東欧に出自を持つ英国の作家ジョセフ・コンラッドのいくつかの作品からも看取出来ることから、列強による帝国主義の先端にて行われていることの本質らしきものを遠巻きに、まさしく客観的に眺めている東欧勢といった構図が思い浮かぶのですが、さてこの構図には、いくらか近現代史的な文脈に叶うものでしょうか・・?

また、そこからハナシは変わりまして、こうして新たな小説・物語を読んでいますと、どのような感情・情念が惹起し促されるのか、ブログ記事の作成は比較的スムーズに出来るようです。おそらくこれも以前に述べたインプットとアウトプットの何らかの関係によるものなのでしょうが、その意味からも、実学に供する硬質な学術書だけでなく、こうした小説・物語などもまた我々の精神・知性そしてその創造性に対して悪からぬ影響を与えるのではないかとも思われました・・。

そして、この場合の読書とは、あくまでも能動的な活動であるということが大事ではないかと思われます・・。
それ故、本を読むことは一般的に良いこととされていますが、そのもう少し深い意味合いは、実学に供する硬質な学術書を咀嚼することが出来る知性を得るという目的以上に、能動的に書籍に接する習慣を得るということであり、おそらくこのことに関しては近代以降の我が国は現代に至るまで、あくまでも実学に固執するかのように留まり続けているのではないかと思われます。そして、その結実・具現化が現在の我々の社会であるとするならば、果たしてそれは『成功であった』と云えるのでしょうか?

便利な機器に囲まれている現代であるからこそ、知らないうちに我々の能動性が有用性のみに転換・収斂されることに対し、注意を向けた方が良いのではないかと思われるのですが、さて如何でしょうか?


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2018年6月10日日曜日

20180610 新たな小説を読み始めて思ったこと・・

先日より数冊の我が国古代史の概説書(既読)を読んできましたが、これら書籍からは新知見を得るといったことはあまり多くはないですが、他方で、その歴史の流れ・出来事の述べ方には多いに学ぶべきところがあると云えます。

それは『歴史の物語り方』あるいは『史観』とも云えるのかもしれません。つまり、どれほど多くの歴史的な知見を集積しても、それらを統合する、物語ることが出来なければ、それは知見としては不十分なものであり、おそらく、いかなる分野の知見であれ、インプット・アウトプット双方の活動を行うことにより、それら知見は『身体化』され、統合され、物語ることが出来るようになっていくのではないかと考えます。

そうしますと、知見の集積といったインプットによるものと同様にアウトプット、つまりその表出も行った方が良いのでしょうが、その表出の際に重要であると思われるのでが、さきの『歴史の物語り方』あるいは『史観』といった、いわゆるその『枠組み』のようなものです。

そして、この『枠組み』の正当性もしくは学問的な信頼性は、それを構成する個々の知見に依存すると云えますが、他方で、その『枠組み』の物語り方が面白ければ、あるいは何かしらの意味があれば、それはそれで良いといった部分もあり、おそらく世界各地の現代まで伝わっている古代神話などは、そうした部分があったことから、現在にまで伝わっているとも云えます。

もっとも、遡って考えてみますと、おそらく諸規模の共同体において聞かせる共同体の成り立ちの物語・神話のようなものが先ずはじめに存在し、それが進化・発展し、現在の歴史学という学問分野になったと云えますので、枠組みの正当性以前に物語・神話が存在したのでしょうが・・。

また、現在における『枠組み』の物語りの様式は、小説・映画・マンガなど多く存在しますが、おそらく我々日本人は、その原因は分かりませんが、こうした小説・映画・マンガの物語と学問的な知見の信頼性に依拠する物語としての歴史との間にあまり相違を認めないといった、わりあい顕著な傾向があるように思われます。

それは、恐竜に対しての怪獣のように・・。そして、こうした『枠組み』もまた、自由な考え方が出来るという意味では良いのかもしれませんし、また、そうした傾向が基層にあることから、我が国の自然科学系学問分野での世界規模の優秀性が担保され得たと云えるのかもしれません・・。

さて、こうしたことを書いている背景には、本日から新たに読み始めた小説があるからです。この著作は以前から興味があったももの、これまでに読む機会がなく、今回はじめて手に取り読みましたが、冒頭から面白く既に100頁近くまで読み進みました。1000記事の作成を終え、新たな著作は読みたくないと思っているところに、こうした出来事が生じますと、また、そこから湧出する『枠組み』も多少変わるようであり、今回この記事を作成した次第です・・(笑)。

この著作は以前に読んだ荒俣宏著『理科系の文学誌』内に取り上げられていたカレル・チャペック著『山椒魚戦争』(岩波書店刊)という作品です。おそらく作品としてはディストピアものに分類されるのでしょうが、同じくディストピアものに分類されるジョージ・オーウェル著『1984』における国の統治機構による監視・抑圧といったネットリとした暗い陰惨さを伴うものではなく、当時の西洋植民地支配の構図を少し遠巻きから眺めたようなカラリとしたところがあり、また同時に19世紀半ば過ぎに、遅まきにこの支配の構図に参加した(せざるを得なかった)我が国であれば、その視座もまた微妙なものとなるのかもしれません・・。


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2018年6月9日土曜日

20180609 普遍化された言説と生きたコトバの違いについて・・経験?

先日6月6日投稿分の『自我を介在させた外界の認識の仕方の提示の継続によって』は思いのほか多くの方々に読んで頂けました。読んで頂いた皆さま、どうもありがとうございます。またそれ以降、本日に至るまで新たな記事作成・投稿は行いませんでしたが、特に新たな記事作成に対しての衝動が生じることはありませんでした・・(笑)。

しかし、同時にこの期間で不図感じたことは、これまでブログ記事作成を継続していた経験によるものか、さまざまな外界の事象を見る際、半ば無意識ながら、何かしらコトバにて分解・抽象化しようとする傾向が身体化されているのではないかということです(このことは、こうしてコトバにて輪郭を与え、文章として表現することは出来るのですが、同時に、その(文章のもととなる)実感あるいは内在化された感覚は、実際に経験することがなければ、そのコトバはあくまでもモノマネ・他者からの受け売りに過ぎず、生きたコトバとはならない・・故に哲学も宗教も詩も全ては扱う人間次第であり、またそのことが、自然科学系学問分野に多く見られる演繹的な学問体系と大きく異なる点ではないかと思われます・・おそらく、その根源において(哲学・宗教・詩など)は他者によって普遍性・法則性の抽出の対象とされることを企図しないものであったのではないだろうか・・?
しかし、同じく根源においては、自然科学系学問分野とて同様であろう・・。)。

ともあれ、こうしたことは、普段は自身でも気が付くといったことはありませんが、しばらくの期間、継続してきた行為から離れてみて、はじめて気が付くといったところがあるように思われます。

また、そこから継続してきた行為を離脱するか再開するかにより、さらにその先の進む路は異なってくるのでしょうが、しかし、何れにせよ、それまでの過程で経験し、感じ得たことは、やはり後々まで影響を及ぼすのではないかとも思われます・・(おそらく、我々日本人は、このことに対し、西洋諸国あるいは、ある程度まで一般化され、言語化された教説を持つ宗教もしくは思想・哲学が社会に根付いた社会とは良い悪いは抜きにして異なるのではないかと思われます。)。

そして、そうした考えを踏まえることにより、ブログ記事作成の再開も容易になり、あるいは、しばらくの期間の離脱に対しても(過剰な)後ろめたさ・罪悪感のようなものを感じることが少なくなると云えます(自身内部に持続性が実感出来るのであれば、再びそれに入ることは特に困難を伴わずに行うことが出来るように思われる。)。

そのように考えてみますと、現在の記事作成休息期間にも、そこには何かしらの意味があり、ただがむしゃらに継続しているばかりが良いというわけではないのかもしれません・・。しかし、そのことを理解するためには、自身の場合、これまでの1000記事程の継続が必要であったとも云えるのかもしれませんが・・(苦笑)。


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2018年6月6日水曜日

20180606 自我を介在させた外界の認識の仕方の提示の継続によって

ブログ記事であれ、ある程度継続し外部に公表する文章を作成していますと、自分が持つ文章を作成する際のいくつかのクセのようなものに気が付かされます。それは文体といった比較的分かり易いものから、記事の題材・テーマの選択といった抽象的なものへとわたります。

表層的な文体に関しては、短期的には意識することにより、ある程度変えることが出来るのではないかと思われるのですが、記事の題材・テーマの選択に関しては、記事を作成している最中に『あ、現在作成しているこの記事の題材・テーマは以前にも書いたことがあるぞ・・』といった感じにて度々気が付くことがあり、当初は自分の視野の狭さ、引き出しの少なさを恥じ入ることが多かったのですが、それでも記事作成を継続していきますと、次第に何と言いますか、それら書かれている題材・テーマが、徐々に読み易く、理解し易くなってきているのではないかとも思われてくるのです・・。

あるいはこれも自惚れであるのかもしれませんが、これに関しては明確な指標(読み易さ・理解し易さ)といったものはありませんので『ただ感覚的にそう思われる。』といったところです。しかし、この感覚(作成した文章題材・テーマからの(自身に対する)普遍性の認識)こそが案外重要なものではないかとも思われるのです。

そして、この感覚が外界でのさまざまなレベルの出来事と何らかのカタチで連動していると実感出来ることこそが、我々の精神の糧となり、また同時に一つの創造の源泉ともなるのではないでしょうか?

そうしますと、この感覚とは『精神』とも云えるのかもしれません。

おそらくこの感覚、すなわち精神に関しては、今後、人工知能が大きく発達したとしてもそう簡単には代替、凌駕することは出来ないと思われます。

自我を介在させた外界の認識の仕方、そしてその個人による特殊性の中に我々が持つ創造性の生命があるように思われますが、さて如何でしょうか?

また、そうした視点から、ブログ記事の作成を続けていますと、記事作成の困難さが徐々に軽くなっていくのではないかと思われます。

今回もまたここまで読んで頂き、ありがとうございます。


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20180605 ブログ記事の作成を継続して(半ば期せずして)認識・実感すること・・

毎日の記事作成の習慣を止めた後である現在、2015・2016年に作成した過去の記事を眺めていますと、その文章構成・文体の出来具合などは別にして『よくも書いてきたものだな・・』と我がことながら、少し感心することがあります・・(苦笑)。

やはり大半の記事は、あまり面白いと云えるものではありませんが、それらの中のいくつかの記事に関しては、現在においても考えさせられる何かがあり、また、そうした記事は継続的に読んで頂いており、閲覧者数も比較的多い傾向があると云えます。

また、今年(2018年)に入ってからの投稿記事にて現在に至るまで継続的に読んで頂いている記事は、4月5日投稿分の『 永遠回帰・シューシュポスの神話? 議論よりも上意下達が効率的と考える社会・・』であり、投稿後2か月にて600人以上の方々に読んで頂けました。この記事は冒頭にてベストセラーの新書吉田 裕著 『日本軍兵士』を扱ったことから、多くの方々に興味を持って頂けたのではないかと思われましたが、そうしますと、話題となり、世間にて多く取上げられている著作に対しての書評などを含めた文章を作成することにより、多くの方々に読んで頂けるのではないかとも考えられます。

しかしながら、大手書籍販売サイトを閲覧してみますと、半ばプロとも云えるような方々による書評(レビュー)が多く掲載されていることに気が付かされます・・。

それらレビューを読んでみますと、たしかにその水準は総じて高いと思われ、自身がそこで書評(レビュー)を作成しても one of them となる可能性が高いと思われることから、やはり現在の系統付けられてはいないものの、より自身の能動性に則した記事を作成し続ける方が、何と云いますか『独自性』があり良いと思われるのです・・。


くわえて、自身の作成した文章ながら面白いと思われることは、4月5日に『 永遠回帰・シューシュポスの神話? 議論よりも上意下達が効率的と考える社会・・』を投稿した約一月後、先日から当ブログにて数度扱っている体育会運動部の試合での出来事(事件)が発生したことです・・。

とはいえ、この記事作成の背景には、さらに大規模な社会における出来事あるいは傾向といったものがあり、自身はそれらに触発され、当記事を作成したと云えるのですが、一方で、文章・文字を用い、さまざまな出来事・事象を抽象化することにより半ば期せずして、より大きな、同時代の社会にて生じている傾向・流れのようなものを認識・実感することがある(出来る)のではないかと思われるのです。

そして、ブログであれ、公表を前提とする文章の作成を継続する効果もしくは意味合いは、はっきりとはいえませんが、こうしたことろにあるようにも思われるのですが、さて如何でしょうか?

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2018年6月3日日曜日

20180603 2012年初秋開催の勉強会での記憶から・・

以前に書きましたが、2012年初秋に和歌山市にて開催された勉強会での発表レジュメ冒頭にトーマス・マン著『魔の山』からの抜粋引用を用いました。

このレジュメはデータをUSBフラッシュメモリに収め、当日会場にてプリント・アウトして頂けるとのことでありプリント・アウトされたレジュメを出席者に配布していますと、一人の先生が『ほおお『魔の山』ですか・・これが今回の**さんの発表内容に関係があるのですか・・?』と興味深げに質問されました。

わたしは『ええ、炎の温度と用いる金属の種類、作成出来る焼き物の種類の間には密接な関係がありますので、この『魔の山』の記述は興味深く、発表のイントロに相応しいと思った次第です・・。』と返答しました。

すると、その先生は『なるほどぉ・・』と深めに頷かれたあと、少し間をおいて『では『魔の山』は何時書かれた作品であるかご存知ですか?』と大きくはありませんが幾分鋭い声で尋ねてこられました。

わたしは左斜め上を少し視線をおいたのち『ええと・・この物語は第一次世界大戦の戦場の描写で終わっていますので、書かれたのはおそらく1918年以降であり、且つその後1933年に政権を握ったナチスに対する批判らしきものが文中に見当たらないため、書かれたのは1918年から1933年の間であり、具体的には1920年代あたりではないかと思われます・・。』と口頭試問時の学生のような態度で返答しました。

すると、この先生は突如として笑顔になり『なるほど、そうですねえ!』と満足気に、持たれていたレジュメを机の上に置きつつ云われた。その時に『文系には文系の考え方、価値観のようなものがあり、私がそれを忘れていないかチェックされたのだろうか?』といった考えが不図頭をよぎりましたが、たしかに、そうした傾向はないとは云えないと思います。また、そこでどうにか即興で先生が満足される程度の返答が出来たことは、運ではなく、自身の実力であり、またそこでスマホや電子辞書を取り出し検索をはじめたら、それはダメであったろうと思います・・(笑)。

ちなみにこの時、わたしはD2病の真只中にいました・・(苦笑)。

こうした経緯から思うことは、おそらく本当の知識の獲得や勉強は、そこまで簡単なことではないと思われるのですが、現在の世間の動向を見ておりますと、どうもそうばかりではないようにも思われるのです。これはこれで今後の面白いことにつながっていくものなのでしょうか?
私には、イマイチよく分かりません・・(苦笑)。


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