2018年4月11日水曜日

20180411 PCの急な不具合により1日記事作成を休むと・・

昨晩はPCの不具合によりブログ記事の更新が出来ませんでした。不測の事態とはやはり時折生じるもののようです。ともあれ、そのためか昨日は久しぶりに集中して読書出来たように思われます。読んだ書籍は現在電車内にて読み進めている新書ではなく、既に読み、そしてこれまでに何度か当ブログにてその文章を抜粋引用した竹山道雄著『昭和の精神史』であり、この著作は現在読んでみますと、あらためて大変興味深いことが書かれていることに気が付かされます。興味のある方はご是非一読をおススメします。

とはいえ、著者である竹山道雄は、おそらく著した文章が後世、このようにして読まれることはあまり考えず、ただ、ご自身の知識・知見などを踏まえて当時あるいは往時の出来事についての考えを述べたのであると思われますが、そうした文章が後世たる現在において、単にかつての時代精神・雰囲気を知るための材料としてでなく、現在の社会を知る上においても有効であると認識されることは、そこに書かれた考えの射程が長く、ある程度の普遍性があることを示し、同時に書かれる対象の普遍的な性質をも示すのではないかとも考えられます。また、それは具体的な内容であればあるほど、その洗練の具合は高まり鮮明な著述となり、そしてまた、それに伴い受容・拒絶の様相も明確になってくるのではないかと思われます。

さて、おそらく我が国の特に近現代史を扱う人文社会科学系学問においては、さきに述べた事情がいまだ生々しいものであり、単なる(昔の)学説の認識の仕方などに留まらず、現在の個人の思想・信条といった、より深い部分にも密接に関与・影響することから、特に公的な場面におけるその取り扱いが難しいのではないかと思われます。

これは思想・信条の自由という環境の中で自身の考えを正直に述べれば良いというわけでもなく、またそこで変に学識の程度などが論われることもまた、少しおかしいのではないかと思われますのです。

ある考えを持っているから、その人の学識は高くないなどと判断することは、恥ずかしながら自身においても身に覚えがあるのですが、しかしそれは表層のみを見て判断していることであり、それはある種の効率性を装った知的怠惰であるように思われるのです・・。

では、何を以てある見解の本質あるいはその背後にあるものを判断するかと考えてみますと、それはやはり、よく会話してみることと、書かれた文章をある程度読んでみることではないかと思われます。

正直なところ以前に比べれば大分マシにはなりましたが、私は自身の作成した文章を読むのがあまり好きではなく、当ブログにて記事を作成、投稿した後は、加筆修正を行うため近い日付の投稿記事に関しては開くことがありますが、大分以前(2年程)に作成した記事に関しては、あるいはそちらの方が現在と比べて深い内容が書かれていることが多いのかもしれませんが、同時に自身が書いたものとして認識し難い、読み難くさせるような何かがあるように思われるのです。おそらく、その間に自身に何らかの変化があったものと思われますが、しかしながら面白いことにそうした実感は全くないのです・・(笑)。

それ故、文体の獲得もまた、同様のことの延長線上にあり、明瞭に認識できるような変化などは生じないのかもしれないと思われてきます・・。ともあれ、これに関しては未だ未経験のことですので、あくまでも予測ではあるのですが・・。

ともあれ、今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。

ここ数年来、現在までに日本列島各地にて生じた、もしくは現在も生じている地震・大雨・水害・火山噴火といった大規模自然災害により被災された(被災されている)諸地域の安全の確保・復旧そしてその後の復興を祈念しています。



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ISBN978-4-263-46420-5






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