これを読んで頂いた皆さまどうもありがとうございます。
この経緯を踏まえ、本日もまた昨日の投稿記事内容に関連して思うことを以下に述べさせて頂きます。
我が国の大半の医院・歯科医院とは、一面において中小企業であると昨日の投稿記事にて述べましたが、これはその従業員数にて考えてみますと自明のことであると云えます。
くわえて、自身が以前に就いた職務にて特に歯科医療機関の求人情報・状況を調べていた時期がありました。
その際に得た感覚的な知見ではありますが従業員数50名以上の歯科医療機関とは一握りもないほどであり、その大半が従業員数10名以下程度の規模でした。
それ故、さきにも述べた大半の歯科医療機関とは中小企業といったことになるわけですが、その一方、この中小企業といった側面のほかに、いわば零細とも云える医院(企業)規模のなかにおいて指導医・専門医・認定医あるいは大学非常勤講師・学位取得者などが見受けられるところが市井の医院・歯科医院における大変興味深いところであり、また同時にさきに述べた知識集約的と評し得る所以であると云えます。
さて、ここまでは概ね昨日の記事にて述べた内容とほぼ同様ですが、ともあれ以上のことを踏まえつつ、次にその従業員について述べます。
医師・歯科医師については戦後よりその修業年限に大きな変革はありませんでしたが、近年、看護師養成機関の四年制大学化が為され、またそれと類似した流れによるものか、歯科医療における看護師的な存在と云える歯科衛生士の養成機関においてもまた四年制大学化の傾向があると云えます。
さらにその後、修士・博士課程に進まれる方々もいらっしゃるとのことであり、これはさきの医療業界全般における知識集約化の更なる進展においては決して悪くない傾向であると云えます。
しかしながら一方、四年制大学化された歯科衛生士養成機関を卒業し歯科衛生士免許を取得された方々とは、一面において中小企業の体を示す市井の歯科医療機関に勤務するよりもむしろ、通常の四年制大学学部を卒業された方々が望むような所謂大企業等に勤務することを望むといった傾向が(少なからず)見受けられるとのことです。
この傾向とはたしかに無理からぬことではあると思われますが、さきに述べた歯科医療機関にて知識集約的と認められ、さらにそのさきにおいて自身の専門分野をさらに深化させていくこと(いわゆるキャリアアップ)が可能と思われる歯科医療機関については、大企業などにて勤務するよりもはるかに得るものが多いのではないかとも思われます(具体的には規模の大小は問わず学外講座的存在の歯科医療機関あるいはそれに近いものが良いのではないかと思われます)。
またおそらく、過去にそうした歯科衛生士が少なからず存在したことにより現今の潮流である歯科衛生士養成機関の四年制大学化が為され、また、この流れとは未だ決して低調化するものではなく、具体的には世界に先駆けて高齢化社会が到来することにより、今後のさらなる介護福祉分野の拡充が望まれる我が国においては更に活躍の場を見出し、あるいはその専門職としてのあり方自体もまた変化していくことが可能であると考えます。
そして、こうした流れが生じた場合、それはおそらく歯科医療のみならず医療さらには我が国社会全体に対しても資するところが少なからずあるのではないかと思われるのですが、さて如何でしょうか?
とはいえ今回もまた、ここまで読んで頂きどうもありがとうございます。
昨年より現在までにて列島各地において生じた一連の地震・大雨・水害等の大規模自然災害により被害を被った諸地域のインフラの復旧・回復および復興を祈念しています。
昨今より再び噴火をはじめた新燃岳周辺におられる方々の御無事をも祈念しています。
参考サイトURL:http://www.huffingtonpost.jp/takayoshi-hashimura/future-of-dentistry_b_9184562.html
『歯科医療近未来予想図』
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