おかげさまで昨日投稿分の記事は投稿翌日としてはかなり多くの方々(120人以上)に読んで頂けました。読んでくださった皆様どうもありがとうございます。
また、当然と云えば当然ですが、これまでに作成したブログ記事は投稿直後であっても、ある記事は多くの方々に読んで頂けることもあり、またその一方で、そこまでには至らないものが大半の記事と云えます・・(苦笑)。
その上で、昨日のように多くの方々に読んで頂いた記事の直後に新たな記事を作成・投稿することは多少のプレッシャーを感じないわけでもありません・・(笑)。
しかしながら、その一方で、これまでどうにかブログ記事の作成を行ってはきましたので、その状況にもある程度は慣れ、そして現在、新たな記事作成を行っています(笑)。
さて、こうした状況にも少なからず関連することではありますが、先日来よりどうしたわけか『メタ認知』というコトバがよく耳に入ってきました・・。
これまで心理学関連の書籍はいくつかは読みましたが、その際、『メタ認知』というコトバはあまり出てこなかったように記憶しています。
『メタ認知』とはメタな認知ということであり、この場合のメタとは『より高次の・~を含んだ・後ろの』といった意味であり、つまり『認知したことを認知する認知』といった意味合いであるとのことです。
また、この『メタ認知』とは、自他共に対して為されるようであり、たとえば歴史上の或る出来事を認識する場合、『その歴史上の出来事を認識する自分を認識する』といった感じになると云えます(クローチェもそのようなことを述べていました)。
そして自身の場合、かねてより歴史全般が好きであることから、こうした認識の仕方に関しては、多少は『慣れ』といったものはあるように思われます。
そして、おそらくこの『慣れがある』と云い得る程度の感覚こそが自身が何かを聞き・読みそれらを判断する基準の根源となっているのではないかとも考えます。
そのように考えてみますと、本質的にこの『メタ認知』とは所謂『自信』と称されるものとも通底する何かがあるとも云えそうです。
あるいは本当の自信とそうでない自信の大きな相違点とは、この『メタ認知』が自信を裏打ちしているか・土台となっているかという点ではないかとも思われます。
そして、ここまで書いており不図思い出された著作は夏目漱石の『現代日本の開化』であり、さらにもう少し考えてみますと、この個々の『メタ認知』の糧となるものとは、個々人の物理的な経験以外ないものと考えますが如何でせうか?
また、そのように考えてみますと、世界規模において近現代とは、機械・技術の進化発展により、我々をさまざまな身体を酷使する労働から解放するのと同時に、さきに述べた『メタ認知』の糧となる物理的な経験の機会が減少していったとも云い得ます。
しかし、であるからといって機械・技術の進化発展を逆戻りさせたいとは思いませんし、また、そうした(逆戻りを欲する)思想とは懐古主義に留まらず、他の側面において恐ろしい何かがあるのではないかとも思われます・・。
それ故、現代の我々とは更なる機械・技術の進化発展の中に居ながらも『メタ認知』の糧を得るため、時折、かつて我々の御先祖が日常のように行っていた自然の中でのさまざまな活動を行うのではないかとも思われます・・。
また、バートランド・ラッセルが『自然と切り離された文明は衰亡していく』といった意味のことをどこかで述べていましたが、これはさきのこととも少なからず関連があると思われます。
おそらくこれはテレビ・ゲームで体を動かすであるとか、ヴァーチャル・リアリティーにて何かを体験することなどと、本質的に次元が異なるハナシであるように私には思われるのですが、その一方において、おそらく我々日本人とは、こうしたことをも機械・技術の進化発展の中に消化・解決したいと欲しているようにも見受けられることがあるのですが、さて如何でせうか?
そういえば、さきほどインターネット検索にて知ったのですが、英語にて思想・哲学などが含まれる形而上学といいうコトバはmetaphysics(meta-physics)つまり物理(現実の現象)の背後・高次にある理論の学問ということになりますが、そうした認識によりますと、たしかに神話も哲学もそして心理学も似たようなモノであるのかもしれません・・。
そして、それを我が国の文化に当てはめて考えてみるとそれは一体何になるのでしょうか・・?
ともあれ、今回もまたここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。
近年、日本列島にて発生した地震・大雨・水害などの大規模自然災害により被災された諸地域の復興を祈念しています。
昨年から新たに活発な噴火活動をはじめた新燃岳周辺の方々の御無事も祈念しています。
そして、書籍の宣伝となりますが、師匠による新たな著作が医歯薬出版より刊行されましたのでご案内させて頂きます。
どうぞよろしくお願いいたします。
著書名:『CAD/CAMマテリアル完全ガイドブック』
ISBN978-4-263-46420-5
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