2025年6月16日月曜日

20250615 丸10年の継続と2400記事に向けて:自由で非効率的な行為の価値

 来る6月22日で、当ブログは開始からちょうど丸10年を迎えます。一方、これまでの総投稿記事数は2346本であり、当記事を含め、あと4記事を新規更新すれば、いくらか区切りの良い2350記事まで到達します。そしてその後も、現在と同様のペースで更新を続け、とりあえず2400記事を目指したいと考えています。
 とはいえ、それがいつ頃になるかは未だ不明であり目途は立っていません。具体的には3日に1記事の投稿ペースであれば、2350から2400までの50記事は150日要することになります。したがって、6月後半(6/22)から150日すなわち5か月としますと、年内11月下旬での達成が見込まれます。しかしながら、11月下旬迄、変わらず当ブログを継続していることには抵抗があり、できれば、可及的速やかに2400記事まで到達して、その後はしばらく休みたいと考えています。
 そして、その現実的且つ具体的な方法として、これまでに作成した下書き記事(約200本)に加筆修正を行い投稿する、あるいは、過去に行っていたような引用記事の作成により、効率的に記事数を増加させることも可能と云えます。
 思い返しますと、以前、集中的に引用記事を作成・投稿していた時期がありましたが、この頃は現在よりも真剣に読書に取り組んでおり、あるいは少し極端に云いますと「ブログ記事作成のために読書をしていた」ようなところもありました。対して、昨今は、そうした目的意識が相対的に希薄であるため、以前ほど読書に身が入らない一方で、より自由で、立ち読み的に読書ができるようになった実感があります。この「自由な立ち読み的」とは、特定の目的に縛られず、さまざまなジャンルの書籍を関心の赴くまま分野横断的に読むという営みを指します。
 私見では、こうした自由で能動的な読書のなかから、普遍的且つ新しい考え、すなわち創造性が芽生えるのではないかと考えています。つまり、予め目的を定めた行為よりも、目的に縛られない能動的な活動を通して、人間の精神に創造の灯が宿るのではないかということです。
 もちろん、各人が携わる専門分野における著作や文献資料の読解・理解が重要であることは当然ではありますが、それと並行して、各人が能動的な関心に基づき読み進められるジャンルや分野を持つことも、社会全体の創造性を活性化させるうえでとても重要であるように思われるのです。とはいえ、こうした読書の行為態度には「コストパフォーマンス」や「効率性」を最重視する価値観とは相容れない部分が少なからずあります。
 すなわち、職務目的での読書以外を、非効率で無駄なものとみなす傾向が強く、それが一般化した社会とは、ある種の強い凝集性とともに、権威主義的な傾向も少なからずあるのではないかと思われます。
 そのように考えてみますと、当ブログ記事の作成とは、単なる自らの情報発信や記録や備忘録のようなものだけではなく、自らの日々の経験や読書を通して得られた考えを、あらためて自らのものにする、つまり「対自化」して、それらを統合するための行為であるとも云い得ます。
 それ故、継続期間や記事数といった「数値」とは、あくまでも可視化・相対化し易い指標であり、その背後には、自らの継続的で能動的な生きた関心が息づいているのです。そして今後、投稿頻度がまた多少変わろうとも、それらの根底にある創造を試みる精神は保ち続けたいと考えていますが、当面は2400記事までどうにか到達して、一旦、当ブログやSNSから離れてしばらく休みたいです。
今回も、ここまで読んで頂きどうもありがとうございます!

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