今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます!
【加筆修正後】
以前より私は文系的な話題になると少し拘るクセがあり、それは歯系院在籍時においても同様でした。現在、振り返り、きわめて運が良かったと思われることは、その歯系院において、私の文系についての拘りを特に否定せず、むしろ鷹揚に受け止められ、さらには、その文系ネタで、逆にこちらに質問されるような方々が周囲に少なからずおられたことです。
その理由と考えられることは、以前、当ブログにて述べましたが、私が在籍した歯科理工学研究室とは、国内すべての歯科大学・大学歯学部に設置されている基礎系の研究室の一つであり、そこは臨床系の研究室とは異なり、研究室の長である教授が、歯科医師(あるいは医師)などの臨床資格を有していないことも少なくなく、私が在籍した研究室の教授(師匠)もまた、歯科医師や医師ではなく、歯学と工学の両分野で博士号を取得された、いわゆるダブル・ドクターの研究者であったことです。
そのためか、研究室での会話の内容も多岐にわたり、そこに、私のように文系ネタに拘る人間が加わると、やはり当初は、多少、波風が立った記憶があります。しかしながら、研究室の長である教授自身が、さまざまな話題を好まれ、また、そこで出た見解についても、その確からしさの程度を見抜かれたり、あるいは追加説明により、さらなる対話を通じて理解されるといった優れたリテラシーから、特に険悪な雰囲気になることはありませんでした。
そして、その門下の先生方もまた総じて、比較的狭い分野に専心して研究されるようなタイプの方々ではなく、いずれも、それぞれの「道なき道」を進むようなスタイルを持たれた先生方であると云えます。それ故、当初こちらが述べる知見や見解を納得して頂くまでは本当に大変でしたが、しかし一度納得されると、「なるほど、そういうものか……」と、意外なほど、あっさり理解してくださるといった、まさに「理屈が通じる」先生方であると云えます。
他方、私の方も、先生方に対し、文系ネタで煙に巻くようなことはせず、自身の知り得る最も信頼性の高い見解や知見を提供し続けていました。そして、それができたのは、そこが大学という環境であったこと、そして当時の私に、専門(歯科理工学)以外の著作を読む習慣があったことによるのではないかと考えます。
斯様に振り返ってみますと、当時から現在に至るまで、私自身もまた「道なき道」を歩んでいるのではないかという思いが、ふと湧いてきます…。近年、特に2020年代以降は、世界情勢をはじめ我が国の状況も混迷の度合いを深めつつありますが、こうした時代においてこそ、私は別としても、道なき道を行くタイプの方々のが本領や真価を発揮されるようになるのではないか――といった予感も不図、抱かれましたが、果たしてこれからどうなっていくのでしょうか。
そして今回もまた、ここまで読んで頂きどうもありがとうございます!

ISBN978-4-263-46420-5
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