加えて、この時期は、生まれて初めて経験する英語科目の講義もあり、当初はかなり不安で、講義依頼をしてくださった先生に「・・本当に私で大丈夫でしょうか?」と、お聞きすると「大丈夫、大丈夫、鶴木君、ちゃんと英語で口頭発表してるじゃないの(笑)」とのお返事であり、引き受けさせて頂きましたが、こちらも体力勝負なところがあり、マイクを用いずに続けましたが、午前の講義を終えて、PCや教材を詰めたリュックを背負うと、何故であるか、重く感じられたことが何度かあります・・(苦笑)。
とはいえ、そこからまた原付で峠を二つ三つ越えて大学に戻り、最後の準備をしてから午後の実習に備えるのです。そうしますと、一時間ほどの休憩を取る余裕はなくなり、15分ほど一休みしてから実習開始となります。
歯科理工学実習については、2012年の時点で既に3年の経験があり、それなりに慣れてきた頃でしたが、この学年で特徴的であったことは、毎年、1学年を概ね1班10人の5班に分けるのですが、その年は、そこで1班10人全てが女性の班があったことです。
これは当時の私にとっては恐ろしいことであり、また、私がこの班を担当する前の週に、その週の実習を担当されていた先生に、この班員全員が何やら抗議していた様子を見て、その烈しさから、翌週の実習日まで気分が落ち気味でしたが、当日「意を決して」いや「開き直って」と表現した方が良いかもしれませんが、説明や雑談的会話などでの人文系ネタの割合を、以前よりも多くして実習に当たりました。これは、そちらの方が私としては嘘のない、それなりに根拠のある知見を交えた話が出来るであろうと考えたためです。
しかしながら、これまでの経験に基づきますと、人文系ネタを交えたようなハナシを喜んでくださるような女性は、人文系の大学院でも少なかったと記憶しており、ほかの場所では概ね、無視されるか、嗤われるか、バカにされるといった、ネガティブな反応が圧倒的多くを占めていたと記憶しています・・。
またこれは、家族・親族の中であっても、さきのような反応が一般的であるため、そうした(人文系ネタを愛好する)心が萎えてしまうことも、少なからずあるのではないかと思われますが、そうしたことは、たとえネット社会である現在でなくとも、何らかの活動を続けていますと、色々な契機が生じるように、新たな段階に至るきっかけが得られるのではないかと思われます。それは多くの場合、人との出会いであり、いわば師匠のような存在を見出すことにより、心が萎えて枯死することは、なくなるのではないかと思われるのです・・。
ともあれ、それまでの経験から、女性達と人文系ネタは概してあまり相性が良くないものと考えていましたが、この年は、さきに書いたように、午前中の教養英語講義からのハイ・テンションに乗じ、それまで以上に、人文系ネタを多く交えて話してしまいましたが、この時に、以前投稿の「【架空の話】実習・講義篇」内にあるようなことを話したのだと記憶しています。
また、彼女等のそれらに対する反応は、全体としては、あまり例年と変わったところはありませんでしたが、実習中あるいはその後の個別の質問のなかには、人文系ネタに関する興味深いものもありました・・。
そのようにして、特に問題なく、その週の実習も終えて、また、その年の実習も全て秋頃には終えることが出来ました。そして、その後の晩秋から翌2013年の早春にかけて、どうしたわけか、何度か大変興味深い出来事があったのですが、これらについてはまた別の近い機会に書きたいと考えています。
今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます!
祝新版発行決定!
ISBN978-4-263-46420-5
*鶴木クリニックでのオペ見学につきましても承ります。
連絡先につきましては以下の通りとなっています。
メールアドレス: clinic@tsuruki.org
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