そして今後も、こうした医療に関連する興味深いと思われた書籍内記述の引用記事も、引き続き作成していこうと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
また、こうしたことを記していますと、思い出されるのは、ここ最近、何度かブログ記事の題材とした「黒光り」と「無双感」のことです。それら記事では開業医などの外見からよく看取されるのは「黒光り」であり、他方の「無双感」は、人文系の研究者などが、ご自身の専門分野での知見や見解を述べている際の様子から看取されると述べましたが、それらはあくまでも私個人の見解であり、また何れにおいても、それらの傾向から外れる方々も少なからずおられました。
また、そうしたいわば「規格外」とも云える方々の多くは、会話をしていますと「何か少し違う、尋常ではない・・」といった感じを受けるもので、さらに会話を続けますと、それまでに聞いたことがないような意見や考えに触れることもあります。
その一つとして、これまでに度々、当ブログ記事の題材としている医療介護系専門職大学新設が挙げられます。この話をお聞きしたのは2017年頃であったと記憶しており、当初は、あまり気に留めていませんでしたが、その後、私の方が当時勤務していた医療法人での職務から、歯科衛生士・技工士養成校(大学・短期大学・専門学校)へ訪ねることが多くなり、そこから本格的にこれら職種のなりてが不足していることを知り、さきの専門職大学の話を思い出しはじめた頃、再度、さきの専門職大学新設の意見を仰っていた開業歯科医師の先生とお目に掛かる機会があり、そこで「先生、ボクも最近仕事で歯科衛生士や技工士の養成校に度々行くのですけれども、総じて、就職支援室に来る求人数に対しての学生さんの数が少ないことを痛感しました。そこで、以前、先生が仰っていた歯科衛生士と歯科技工士の専門職大学の件ですが、あれは本当に考えておられるのですか?」と少し斜に構えた感じで訊ねたところ、件の先生は「いや、歯科技工士が足りないのは以前から分かっているから、それならば運営に苦慮されている歯科技工専門学校を譲り受けて、その後、CAD/CAMなどの新たな技術にも対応可能な機器・設備を導入し、それに見合ったスタッフも揃えて教育を行えば、新たな歯科技工士の教育が出来るし、それに加えて、歯科衛生士も毎年の求人数に比べて国家試験合格者数はかなり少ないから、歯科衛生学科も設置すれば良いかなと思っていたら、丁度同じ頃に、専門職大学という新たなタイプの大学が設けられたと聞いてね、それで、ウチの**先生にその説明会に行ってもらい話を聞き、そこから色々と事情を調べてみたところ、現時点では未だ動き出す時期ではないと思って、とりあえずは保留にしてあるのです。」という答えが返ってきました。
こうした考えは、これまで人文系の研究者の方々からは、お聞きすることがなかったことから、このような研究分野による視座、あるいはスケール感といったものは、明らかに異なるのではないかと思われたのです。
ともあれ、その時、私は件の先生に「しかし先生、専門学校からの改組とはいえ、ご自分で大学を新設しようと本気でお考えなのですか?」と、さらに訊ねたところ「いやいや、歯科技工士も衛生士も足りていないのは事実だし、最近のデジタル化への対応も歯科では重要だよね。それに、知っているかもしれないけれど、日本の私立の老舗医科大学でも設立の経緯で、分派独立みたいなことは度々あったわけだから、そうした動き自体は、現在の歯科医療専門職の教育であっても、そこまでおかしいとは思えないけれども・・。」といったお返事でした。
そして、こうした視座、あるいはスケール感は何に依拠しているのかと考えてみましたところ、それは全てではないにしても、ご自身が運営する組織に基づく経済感覚にあるのではないかと思われましたが、しかし、こうした考えの歯科医師も決して多くはないと思われますので、あるいは、他の個別的な要因があるのかもしれません・・。
私見としては、こうした若手・中堅の勢いのある先生方が、各地方にて、古くなって、運営が困難になった専門学校等を譲り受けて、学科編制を変えて専門職大学に改組するといった動きが生じ、そして活性化すれば、昨今問題視されている、我が国の高等教育での新陳代謝が、さらに進むのではないかと思われ、それはそれで、少なくとも悪い流れではないと思われるのですが、さて如何でしょうか?
今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます!
また、こうしたことを記していますと、思い出されるのは、ここ最近、何度かブログ記事の題材とした「黒光り」と「無双感」のことです。それら記事では開業医などの外見からよく看取されるのは「黒光り」であり、他方の「無双感」は、人文系の研究者などが、ご自身の専門分野での知見や見解を述べている際の様子から看取されると述べましたが、それらはあくまでも私個人の見解であり、また何れにおいても、それらの傾向から外れる方々も少なからずおられました。
また、そうしたいわば「規格外」とも云える方々の多くは、会話をしていますと「何か少し違う、尋常ではない・・」といった感じを受けるもので、さらに会話を続けますと、それまでに聞いたことがないような意見や考えに触れることもあります。
その一つとして、これまでに度々、当ブログ記事の題材としている医療介護系専門職大学新設が挙げられます。この話をお聞きしたのは2017年頃であったと記憶しており、当初は、あまり気に留めていませんでしたが、その後、私の方が当時勤務していた医療法人での職務から、歯科衛生士・技工士養成校(大学・短期大学・専門学校)へ訪ねることが多くなり、そこから本格的にこれら職種のなりてが不足していることを知り、さきの専門職大学の話を思い出しはじめた頃、再度、さきの専門職大学新設の意見を仰っていた開業歯科医師の先生とお目に掛かる機会があり、そこで「先生、ボクも最近仕事で歯科衛生士や技工士の養成校に度々行くのですけれども、総じて、就職支援室に来る求人数に対しての学生さんの数が少ないことを痛感しました。そこで、以前、先生が仰っていた歯科衛生士と歯科技工士の専門職大学の件ですが、あれは本当に考えておられるのですか?」と少し斜に構えた感じで訊ねたところ、件の先生は「いや、歯科技工士が足りないのは以前から分かっているから、それならば運営に苦慮されている歯科技工専門学校を譲り受けて、その後、CAD/CAMなどの新たな技術にも対応可能な機器・設備を導入し、それに見合ったスタッフも揃えて教育を行えば、新たな歯科技工士の教育が出来るし、それに加えて、歯科衛生士も毎年の求人数に比べて国家試験合格者数はかなり少ないから、歯科衛生学科も設置すれば良いかなと思っていたら、丁度同じ頃に、専門職大学という新たなタイプの大学が設けられたと聞いてね、それで、ウチの**先生にその説明会に行ってもらい話を聞き、そこから色々と事情を調べてみたところ、現時点では未だ動き出す時期ではないと思って、とりあえずは保留にしてあるのです。」という答えが返ってきました。
こうした考えは、これまで人文系の研究者の方々からは、お聞きすることがなかったことから、このような研究分野による視座、あるいはスケール感といったものは、明らかに異なるのではないかと思われたのです。
ともあれ、その時、私は件の先生に「しかし先生、専門学校からの改組とはいえ、ご自分で大学を新設しようと本気でお考えなのですか?」と、さらに訊ねたところ「いやいや、歯科技工士も衛生士も足りていないのは事実だし、最近のデジタル化への対応も歯科では重要だよね。それに、知っているかもしれないけれど、日本の私立の老舗医科大学でも設立の経緯で、分派独立みたいなことは度々あったわけだから、そうした動き自体は、現在の歯科医療専門職の教育であっても、そこまでおかしいとは思えないけれども・・。」といったお返事でした。
そして、こうした視座、あるいはスケール感は何に依拠しているのかと考えてみましたところ、それは全てではないにしても、ご自身が運営する組織に基づく経済感覚にあるのではないかと思われましたが、しかし、こうした考えの歯科医師も決して多くはないと思われますので、あるいは、他の個別的な要因があるのかもしれません・・。
私見としては、こうした若手・中堅の勢いのある先生方が、各地方にて、古くなって、運営が困難になった専門学校等を譲り受けて、学科編制を変えて専門職大学に改組するといった動きが生じ、そして活性化すれば、昨今問題視されている、我が国の高等教育での新陳代謝が、さらに進むのではないかと思われ、それはそれで、少なくとも悪い流れではないと思われるのですが、さて如何でしょうか?
今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます!
順天堂大学保健医療学部
祝新版発行決定!
ISBN978-4-263-46420-5
*鶴木クリニックでのオペ見学につきましても承ります。
連絡先につきましては以下の通りとなっています。
メールアドレス: clinic@tsuruki.org
電話番号:047-334-0030
どうぞよろしくお願い申し上げます。
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