2018年12月31日月曜日

20181231 年内最後の投稿、当ブログについて、および新たに購入した著作から思ったこと

ここ3日間ほど記事作成を行ってきませんでしたが、その間、年末ということもあってか、比較的多くの方々に、これまでの作成記事を読んで頂けました。去る27日の投稿記事にて年内の記事作成は打ち止めにしておこうと考えていましたが、さきに述べた事情により、あと1記事程度作成しておこうと考え直し、現在、このように記事作成を行っています。また、普段、継続的に記事作成を行っていますと実感することはありませんが、このブログ記事作成という行為は、思いのほかに体力を消耗するということが、ここ数日で分かりました・・(笑)。

くわえて、昨日、以前に投降した記事が気に入って頂けたという連絡が届きましたので、出所を調べてみますと、その分野の専門家とのことであり、いくらか恐縮してしまいました・・。ともあれ、自身が投稿した記事が評価されたことは純粋に嬉しく思うところであり、また、同時に『はて、自身の専門分野は何であったか・・?』と、いくらか考えてしまいます・・(苦笑)。これまで自身が取組んでみて、興味深く、楽しかったのは、我が国の近現代史あるいは古代史であり、そして、これらで得た知識を流用して取り組んだのが修士課程の地域学(ほぼ民俗学)でした。これはこれで比較的隙間産業的要素もあったことから、集中し、熱心に取り組むことが出来たと思われます。それ故、今後も、もし可能であるならば、この分野(民俗学・日本常民文化)にて学位を取得したいとも考えています・・。

また、ここまで書いていて思い出しましたが、以前の投稿記事にて、購入したい著作として挙げていたジャレド・ダイアモンド編著 慶應義塾大学出版会刊『歴史は実験できるのか―自然実験が解き明かす人類史』を先日購入し、読んでいますが、この著作は大変興味深く面白いです。300頁以上のボリュームではありますが1~7章にて扱われている事例は、それぞれ興味深いものであり、くわえて、各章、そこまでの長さではないことから、比較的読み易いのではないかと思われます。これと似た構成の著作として当ブログにて以前取り上げ、またベストセラーともなっている戸部良一らによる著作『失敗の本質―日本軍の組織論的研究』(中公文庫)が挙げられます。とはいえ、それぞれの扱う対象は、人類全体の歴史と、戦前の我が国の軍隊といった組織であり、規模などが異なりますが、それらの章立てを読み、その背後の全体的な文脈から見えるものは、後者『失敗の本質―日本軍の組織論的研究』よりも、まだ前者の方が希望や理知的な要素があるように思われます・・。

しかし、そこで考えさせられるのは『さきの『失敗の本質―日本軍の組織論的研究』がベストセラーとなるほどまで人口に膾炙されているのであれば、何故、我が国がこれまで引き摺っている組織におけるさまざまな好ましくない状況・仕組みが改善されているように見えないのか?』ということであり、あるいは、実はそこに、諸事に通じるかもしれない、我が国社会が持つ本質的な問題があるようにも思われるのですが、さて、如何でしょうか?

ともあれ、今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。そして、来年もまた、どこまで継続するか分かりませんが、どうぞよろしくお願いいたします。
【良い年末年始をお迎えください】
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ISBN978-4-263-46420-5

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前掲書籍の主著者である師匠による歯科材料全般あるいは、いくつかの歯科材料に焦点を当てた勉強会・講演会の開催を検討されておりましたら、よろこんでご相談承ります。師匠はこれまで長年、大学歯学部・歯科衛生・歯科技工専門学校にて教鞭を執られた経験から、さまざまなご要望に対応させて頂くことが可能です。

上記以外、他分野での研究室・法人・院内等の勉強会・特別講義のご相談も承ります。

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2018年12月27日木曜日

20181227 自分でもよく分からない感覚、記事作成に際して

おかげさまで一昨日の投稿記事は、かなり多くの方々に読んで頂けました。読んで頂いた皆さま、どうもありがとうございます。とはいえ、特に時間があるわけでもない本日に関しては、昨日と同様、記事作成を止めておこうと、つい先ほどまで考えていましたが、どうしたはずみか今現在新たな記事作成をしております・・(苦笑)。

1150記事以降、年内での新たな記事作成は特に行うことはないと考え、また、そのように記事にて述べているにも関わらず、こうして記事作成をはじめてしまう自身に対して、少なからず自己嫌悪らしきものをおぼえるのですが、それでも記事作成を行っておかないと、どうも落ち着かない自分もまたたしかにいるのです・・(苦笑)。

そして、一体何時になれば記事作成を行わないでも、落ち着くようになるのでしょうか?
この先1200記事程度まで継続すれば、自然とそのようになるのでしょうか?あるいは以前の良い区切りであった1000記事にて切り上げておくべきであったのでしょうか?

とはいえ、このブログ記事作成という、ここ数年の習慣に対しては、特に泥沼にハマっているといった感覚、あるいは後ろめたさのようなものは皆無であり、むしろ記事作成を行わなかった時の方が、いくらか後ろめたさのようなものがありますので、一層ハナシがややこしくなり、当ブログの切り上げ時を見定めることが出来ずにいるのかもしれません。

いずれにせよ1200記事に到達するまでは、あまり考えずに、書けるだけ書き、そして、そこに至った後、あらためて考えてみようと思います。

そういえば、一昨日投稿の記事にて、またもやトーマス・マンの『魔の山』にまつわる記述を提示しましたが、『魔の山』以外で近現代の社会について考える際に興味深く、参考になると思われる小説をいくつか挙げますと、欧州ですとロバート・グレーヴス著『さらば古きものよ』、ジョゼフ・コンラッド著『闇の奥』、ジョージ・オーウェル著『カタロニア讃歌』・『1984年』、カレル・チャペック著『山椒魚戦争』そして我が国ですと夏目漱石著『三四郎』、『現代日本の開化』(小説ではありませんが)、陸奥宗光著『蹇々録』(小説ではありませんが)、中江兆民著『三酔人経綸問答』(小説ではありませんが)、石光真人編『石光真清の手記』、野上弥生子著『迷路』、大岡昇平俘虜記』、大西巨人著『神聖喜劇』、北杜夫著『楡家の人びと』、司馬遼太郎著『竜馬がゆく』・『世に棲む日日』・『十一番目の志士』・『翔ぶが如く』・『』・『歳月』・『殉死』・『坂の上の雲』などが浮かんできます。これらの著作の殆どは、現在手元にありませんが、それぞれ大変興味深く読んだ記憶があります。また、そうしたことを書いていますと、不図、また司馬遼太郎の作品を読んでみたくなってきましたが、以前にも当ブログにて述べたことがありますが、私の活字による歴史への興味のはじまりは、その多くを司馬遼太郎の作品に負っているといっても過言ではありません・・。現在、その著作があまり手元にないのは寂しいですが、また機会を見つけ読んでみようと思います。そして、その時、私は一体どのような感想を持つのでしょうか・・?


ともあれ、今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。

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2018年12月26日水曜日

20181225 昨日の続き、専門職大学についておよび『魔の山』について【書籍からの抜粋引用あり】

おかげさまで、昨日投稿分の記事は比較的多くの方々に読んで頂けました。読んで頂いた皆さま、どうもありがとうございます。また同時に昨日一日での閲覧者数も休日ということもあってか思いのほかに伸びました。こうした状況を認識しますと、不思議なことに『やはり本日に関しても記事作成を行った方が良いのでは・・。』といった心情に傾いてくるようです・・(笑)。

さて、以前、当ブログにて数度にわたり取り上げた来年度から新設される新たなタイプの大学である『専門職大学』ですが、その後の大学設置・学校法人審議会による審査によって来年度つまり2019年4月からの設置が認可されたのは13大学3短大のうち1大学のみとなり、残りの大学・短大は申請を取り下げ、その次年度、つまり2020年4月からの設置を目指す運びになるとのことです。

ともあれ、今回の審査にて設置の認可を受けた大学はなんと、ここ四国の『高知リハビリテーション専門職大学』とのことでした。この大学が徳島と同じ四国にあることに加え、かねてより当ブログにて、その妥当性を述べてきた医療系であったことは、実際のところ自身とはあまり関係がないのかもしれませんが、率直に嬉しい感情が湧いてきます(笑)。

しかし他方、申請していた13大学3短大から、さきの審査結果により、今回の専門職大学の設置審査が厳しいものであったのか、あるいは主に学校法人側に原因があったものか分かりませんが、いずれにしましても、あらためて設置申請を提出される他の専門職大学も2020年4月での開学が認可されること、くわえて近い将来、こうした専門職大学が徳島の地に【出来れば複数】設置されることを願っています。

そういえば、先日のブログにて研究所と大学の違いをトーマス・マン著『魔の山』を挙げることによりその文脈のオチをつけようと試みましたが、それにより、この『魔の山』に興味を持たれた方々は是非この著作を読んでみてください。

また、そこで『魔の山』について書かれた他の著作の記述を想起しましたので、以下に抜粋引用します。

北杜夫著 新潮社刊『どくとるマンボウ青春記』pp.111-112
『先に「魔の山」という名を記したが、トーマス・マンのこの大長編は、下界、外界から隔絶されたスイスのダヴォスにある結核療養所が舞台である。ここにありとある人種が集まって、息の長い比較するものとてない物語は進行していく。ところで、高校の寮とは、小規模な一種の「魔の山」ともいえないであろうか。寮生はすべてきたない精神的な病菌に冒されていて、外界とへだてられたむさくるしい寮に起居しているのだ。ダヴォスの療養所においても、末期には麻痺とヒステリー状態が蔓延した。西寮の三学期の生活もそれに近かった気がする。ノートラというトランプがいやに流行した。ノートラ大王という呼称を受けている男もいた。それに単にあいつはトランプが強いというくらいの意味ではなく、ナフタのごとく不気味にも教祖じみた存在なのであった。「魔の山」においても心霊術の実験にみんなが心を奪われたりする。それに応ずるに、西寮では「コックリさん」が流行した。紙にイロハを書き、一本の箸を何人かで持って、コックリさま、コックリさま、お出でになりましたでしょうか。学期末の試験では誰と誰が落第る(ドッペる)でしょうか、お教え願います」などと真剣にやっている光景は、どうしても尋常なものとはいえなかった。』

くわえてもう一つ

佐藤秀明編 新潮社刊『三島由紀夫の言葉 人間の性』pp.100-101
『はっきりいってしまうと、学校とは、だれしも少し気のヘンになる思春期の精神病院なのです。これは実に巧みに運営されていて、入院患者(学生)たちは、決して「私は頭がヘンだ」などと気づかせない仕組みになっている。先生たちも何割か、学生時代のまま頭がヘンな人たちがそろっていて、こういう先生は学生たちとよくウマが合う。何千人という人間のいる学校のなかで、ほんの何人かの先生がこの秘密を知っていて、この秘密を決して洩らさぬように学校経営をやっていく。』
「おわりの美学」(「女性自身 昭和41〈1969〉年2月14日~8月1日)

後の方の抜粋引用は『魔の山』への直接の言及はありませんが、前の抜粋引用部と通底し、さらに、昨今ではあまり聞くことが出来ないような穿った意見ではないでしょうか(笑)?

ともあれ、今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。

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2018年12月24日月曜日

20181224 地方都市の盛衰を決めるものについて思ったこと

おかげさまで昨日投稿分の記事も多くの方々に読んで頂けました。読んで頂いた皆さま、どうもありがとうございます。さて、先日四国四県の県庁所在地の人口をネットにて調べたところ、1位は愛媛県松山市で約52万人、2位は香川県高松市の約42万人、3位が高知県高知市の約34万人、そして4位が徳島県徳島市の約26万人とのことでした。

徳島に移り住んで以来、松山と高松は訪問する機会がありましたが、たしかに繁華街の賑わい、出歩いている人々の多さ、全国展開チェーン店の出店率などは徳島市よりも格段に上を行くものであったと云わざるを得ません。また、松山市は瀬戸内海を挟んだ広島と、高松市は同じく岡山と古くからの繋がりを持ち、それぞれの都市もまた、ある程度の規模を持つ都市【地方中枢・中核都市】であることから、何と云いますか、それらで瀬戸内東部地域ネットワーク、同西部地域ネットワークのようなもの、そして、それらを包括した山陽瀬戸内中央文化圏のようなものが存在するように思われます。【未だ実感はしていませんので、あくまでも仮説ではありますが・・。】

ともあれ、そうした文化圏から地理的に淡路島にて隔てられているのが徳島県であり、その意味で、淡路島が徳島県の一部であったならば、この状況はもう少し変わっていたのではないかとも思われます。その意味で、徳島県の方々は、興味がありましたら映画の題材にもなった『稲田騒動』について今一度考えてみるのも悪くないと思われます。

それでも徳島県から、この淡路島を介して瀬戸内海を渡りますと、そこは阪神圏である神戸であり、現在では高速バスを用いることにより、徳島から神戸までは約2.5時間程度で着くことが出来ます。

おそらく、さまざまなご意見があると思いますが、徳島県が淡路島を介して阪神圏と繋がることからは、徳島県にとっては良いことばかりではなかったと思われます。これが大都市圏である阪神圏ではなく、地方中枢(広島など)・地方中核(松山・高松など)都市圏との繋がりであったならば、さまざまな地域の資源はもう少し温存することが出来たのではないかとも思われます。

この点において和歌山県などは国道26号線、そして最近では752号線が開通して以来ずっと、こうした状況が否応なく続いており、そうした情景を和歌山県出身の作家である神坂次郎が、その著作である『熊野まんだら街道』の孝子峠(きょうしとうげ)のあたりで書いていたと記憶しています。

しかし、そうしたことを嘆いても仕方がありませんので、それをどのようにしてプラス方向へ働くようにするかが重要であると思われます。そして、そのプラス方向へ働くようにする方策として、大学・研究所などの誘致、あるいは多くの若者がこの地に集まり、そこで何か重要な経験を積むような仕組みの構築【要は大学と一緒ですが】が出来れば良いのではないかと思われるのですが、さて如何でしょうか?

今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。


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20181223 年内あと2・3の記事を投稿することにより・・および一つの地域活性化案について

年内、あと2、3の記事作成を行っておくことにより、来年に入ってからの1200記事到達までの路程が多少楽になると思われますので、もう少し年内の記事作成を続けようと思います。

さて、昨日投稿分の記事もまた、比較的多くの方々に読んで頂けました。これを読んで頂いた皆さま、どうもありがとうございます。さて、そこから思うことは『どのようにすれば徳島県に、より多くの有為な若者が集まるようになるのだろうか?』ということであり、お金も大変重要ではありますが、やはりそれと同様、あるいはそれ以上に多くの人々が移り住みたくなるようにすることが重要であると考えます。

その意味において高等教育機関にして地域の研究機関でもある大学の果たす役割は大きいと云え、大学が学生を教育するのと同時に地域にて起業を行い、新規の雇用創出が為されれるような自然な流れが出来上がれば、単純に考えれば、その地域は少なくとも疲弊、シュリンクはしないと云えます。

当然のことではありますが、地方の人口が減っている主な原因は雇用が少なく、賃金も都市部に比べ相対的に低いことから、より良い環境を求める場合、都市部に出て行かざるを得ないといったところにあります。そうしますと、地方においても都市部と同程度の賃金の雇用がより多く創出されることにより、地方の恒常的な人口減少・流出は避けられる、あるいは流出したとしても、新たに他地域から移り住んでくる人々により相殺されるものと思われます。

つまり重要なことは、有為な若者をより多く吸収できる雇用を生み出すことであると云えます。それは大学発のベンチャー起業等が多く為されることももちろん重要ではありますが、それと同時にベンチャー起業に失敗しても、無理せず生活を続けることが出来るように、高等教育機関は医療介護系資格の国家試験受験資格を付与するような大学・学部・学科がより多くあれば良いのではないかと思われます。
その意味にて徳島県は、かねてより立地する大学の特性にて医歯薬栄養【食品加工を含む】といった人々の健康を司る分野にて一定の評価を持つ地域特性があり、その地に他の類似分野を持つ大学が複数、新たなキャンパスを設置することにより、相互作用が生じ競争そして共創が為され、徐々に地域の活気・熱気といったものが増幅していくことは十分可能であると思われるのです。

想像してみてください。徳島県に複数の看護学部・コメディカル養成学部を有する日本赤十字看護大学順天堂大学東邦大学東京医療保健大学などの新たなキャンパスが設置された場合、地域の環境にどのように変化・影響が生じるのかを・・。さらに、いくつかの研究所、比較的新しい高知工科大学のような工業系大学が加わることにより、神戸・三宮臨海地域の研究都市の徳島バージョンのようなものが形成されることも決して夢ではないと思われるのですが、さて如何でしょうか?

また、おそらく和歌山県もこれと類似した方法を採ることにより、地域における研究・産業クラスターのようなものが形成され、独自の地域特性を更に発信することが出来るようになるとも思われます・・。

和歌山県も徳島県も幹線としての鉄道網・高速道路の主線より外れた地域【双方共に南海道の起点地域と訳することが出来る】に立地し、かつての大量物流が専ら船に依存する時代においては栄華を誇ったのですが、現在はさきの事情により、古来より地域が蓄積していた文化などを含めた総合的な体力が漸進的に衰退しつつある途上にあると云えます。

実際の物流に関与せざるを得ない諸業種であれば、幹線としての鉄道網・高速道路の主線より外れた地域は魅力的ではないのでしょうが『魔の山』的な要素も不可欠である大学など高等教育機関については、こうした地勢はむしろ悪くないようにも思われるのですが、さて如何でしょうか?

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2018年12月23日日曜日

20181222 地域における『すぐれた働きをした人』の判断基準およびその傾向について

ここ数日間は天候こそあまり良くなかったものの、大みそかまで10日ほどに迫っているとは思えないほど、暖かい日が続いているように思われます。さて、先日投稿のブログ記事にて述べた治承・寿永の乱にて屋島を根拠とする平家勢を追い討ちするため、渡辺津より出航した源義経の軍勢が阿波国勝浦【現小松島市】に到着したことですが、これを記念して小松島市には源義経のダイナミックな騎馬像があるとのことでした。

たしかに源義経は我が国歴史でのヒーローの一人ですが、この地に他所から移り住んだ人間としては『何故、同時代の土着勢力の誰かすぐれた働きをした人物を、たとえ知名度が全国規模でなくとも、顕彰しようとする方向に行かなかったのだろうか?』といった疑問もまた湧いてくるのです。

他の例を挙げるならば、6世紀に九州北部にてヤマト朝廷に対して反旗を翻した筑紫君磐井あるいは19世紀以降の南九州における西郷隆盛などは、行った行為は、それぞれ時の中央権力に対する反逆・反抗ではありましたが、そうであっても、少なくとも、それぞれの地元・在地においては現在においても郷土の英雄とされています。

これと同じ図式をかりそめに四国東部に用いますと、たとえば、田口成良をあまり全国的な知名度が高くなくとも福原【神戸】造営の【知られざる】立役者として顕彰することなどは、少なくとも地域にとっては意義があるのではないかとも思われるのです・・。

その点、鹿児島市は幕末から明治初期にかけては特に、多くの人々が、この地より雄飛していきましたが、それら方々の顕彰碑・生家跡の碑などは西南戦争にて官軍・西郷軍の何れかに与したかは関係なく、に少なからず市内にありました。

このように考えてみますと、地域毎の地元から出た『すぐれた働きをした人』に対する考え方の違いがあるように思われてきます。

そして、その『考え方の違い』は『どのような考え方、枠組みを用いるのが適当であろうか?』と、しばし考えてみますと、それは先日読了した著作『ホモ・デウス』の影響によるものでしょうか主知・主意・主情主義といった考え方・枠組みが想起されます。つまり、地域における『すぐれた働きをした人』を判断する基準が主知であれば理性・知識にて、主意であればその精神性・意志にて、そして主情であれば感情・情緒にて判断する傾向があるといった感じにて考えていきますと、ある程度、地域におけるその判断基準の傾向のようなものを見出すことが出来るのではないかと思われます。

この視点から、さきの鹿児島について考えてみますと、こうしたことに関しては比較的開放的であり、そして主意と主情主義が混淆する判断基準の傾向があるように思われます。また、徳島については、さきの小松島市の源義経像から考えてみますと、地域よりも全国規模にて知名度のある人物を銅像のモデルとしたことから、主知・主意主義が混淆する判断基準の傾向があり、さらに、そこから地域における実際の生活・価値基準と、外向きに用いる諸価値基準の二つ【ダブル・スタンダード】があるように思われ、何と云いますか、若干閉鎖的な主知主義といった感じがあるように思われます。【それを極端にしたものが『面従腹背』ではないでしょうか?】

しかし、もう少し考えてみますと、徳島に限らず、この『閉鎖的な主知主義』【ちなみに我が国のこの主知の『知』においては、人文社会科学的要素は希薄であり、ナチスドイツの強制収容所における人間をも実験試料のように扱うといったヒューマニズムの欠如といった性質が(無自覚のままで)あるように思われます。】は、我が国のさまざまな組織に普通一般に見られるものであり、また、それは良くも悪くも我が国社会における、さまざまな事物のガラパゴス化を招来させ、あるいはブラック企業蔓延の主たる要因であるようにも思われるのですが、さて如何でしょうか?

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2018年12月21日金曜日

20181220 日帰りの東京出張にて思ったこと・・【書籍の読了から】

本日は徳島へ移り住んでから初めて日帰りにて東京に行きました。徳島を発ち、羽田に着き、そこから本日の用務先に比較的近い実家クリニック分院に立ち寄りましたが、本日は休診日であることから誰もおらず、そこで一休みした後、早々に出立しました。

また、本日移動中の電車内にて徳島在住以降初めて購入した書籍であるユヴァル・ノア・ハラリ河出書房新社刊『ホモ・デウス』上下巻を読了しました。この書籍は今後も折を見て読み直してみようと考えており、また同著者によるさきの著作『サピエンス全史』同様、興味深いと思われた記述をブログ記事として抜粋引用しようと思います。

以前にも触れましたが、本日読了した『ホモ・デウス』は前作『サピエンス全史』と比べ、具体的な歴史上の事物に即して述べるというよりも、より思想的・観念的色彩が強いと思われ、それにより前作に比べ、理解しながら読み進めるのに多少苦労しましたが、前作を既に読んでいることから、何と云いますか、記述の流れのようなものがどうにか分かり、そして読み進めるにつれて徐々に面白さが増していきました。それ故、こうした著作に興味がある、あるいは今後の人類の進む方向についての参考となる考え・意見を知りたい方々にとっては大変面白く読むことが出来ると思われます。

ちなみに自身はこの後、出来ればジャレド・ダイアモンド 草思社刊『文明崩壊』上下巻あるいは同著 慶應義塾大学出版会刊『歴史は実験できるのか』を読んでみたいと考えています。くわえて、こうした歴史全般を扱う書籍でなく、具体的な歴史に関する書籍であれば、平安時代末期の治承寿永の乱【源平合戦】の頃を扱った所謂『平家物語』に関係する書籍を読んでみたいと考えています。徳島も含めて四国そしてさらに西の九州【鎮西】もまた、この時代の歴史の進行方向を大きく左右したことは大変興味深い史実であり、当時のそれぞれ地域勢力の源平の戦いに対する反応、対応の仕方を、これら書籍を通じて知ることにより、その地域が辿った歴史、さらには現代にまで貫かれる普遍的な地域性の発露のようなものをも見出すことが出来るのではないかと思われます。

たとえば、もしものハナシになりますが、屋島を根拠としている平家を追い討つため、摂津の渡辺津を船出した源義経率いる軍勢が、阿波の勝浦【現小松島市】に上陸した際、この地の土着勢力が平家方である阿波民部こと田口成良によって名実ともに統一されていたならば、源義経率いる軍勢の上陸は困難であり、あるいは神武東征の浪速 白肩之津での上陸戦のようになっていたことも考えられます・・。

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2018年12月17日月曜日

20181217 昨日、一日の閲覧者数が伸びたことから思ったこと

おかげさまで昨日分の投稿記事は思いのほか多くの方々に読んで頂けました。読んで頂いた皆さま、どうもありがとうございます。また、それに加えて昨日はかなり久しぶりに1日の閲覧者数がかなり伸び、ここ最近では珍しいほどにまで伸びました。

また、これまでにいくつかの書籍を当ブログにてシェアさせて頂きましたが、そのうちの一冊が、それが属する分野の書籍のなかで、かなり多く出回っているとのことでした。とはいえ、当ブログにてシェアさせて頂いたことが、その売上部数に直接結び付いているとは思えませんが、それでも発売当初よりシェアさせて頂いた書籍が多くの方々に読んで頂いていることは、少なからず嬉しく感じるところであり、それ故、今後もこうしたことは出来るだけ続けていこうと思います。

さて、昨日の記事投稿により年内の目標であった1150記事に到達したことから、本日以降しばらく記事作成を休もうと考えていましたが、さきに述べたようなこと【閲覧者数・シェアさせて頂いた書籍の反響】があったことから、本日もまた、このように記事作成を行っています・・(苦笑)。

とはいえ、年内残り10日間ほど、記事作成を行うことにより、来年に入ってからの1200記事に向けての路程に余裕が持てるとも思われることから、これはこれでいくらかは意味があるのかもしれません・・。しかし、このようなことを書いていますと、1000記事以降、あまり意識することなく150記事ほど作成してきたことが分かり『果たしてこの調子にて1200記事まで作成してみても意味があるのだろうか?』とも思うところですが、おそらく、こうしたものの上達もしくは付随する成果は、継続している間では、明確には分からないとも思われるのです・・。おそらく、これまでの継続的な記事作成のなかで身についたものは、その継続的な行為から、ある程度離れてみて、はじめて判然と理解することが出来るようになるのではないかと思われます。

そしてまた、おそらく、こうしたことは歴史などについても同様のことが云え、それが過去のものとなって、はじめて、あるものの意味・価値といったものが分かるようになるのではないでしょうか?その意味では、自身は未だこのブログを過去のものとしないようにしているのかもしれませんが、しかし、それはずっと続けることも出来ません・・。1200記事まで継続するのは良いとして、その後、投稿頻度は落ちるとしても、最終的に私はどのあたりまで記事作成を行うつもりなのでしょうか・・(苦笑)?

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2018年12月16日日曜日

20181216 1150記事の到達、今後の継続の目途、歴史意識にこだわる意味について

今回の記事投稿により総投稿記事数が1150に到達します。同時に、この投稿記事数は年内の到達目標としていたものですので一先ずそれは達成したことにもなります。

そして、この次は来年の三月に入る前に1200記事に到達したいと考えています。また、多少希望的観測も入りますが、おそらく1200記事程度にまで至れば、新たな何かが見えてくるようにも思われますので、とりあえず、そこまでは書いていきたいと考えています。

以前はいくらかブログに関しての言説をネット上で読んでいた時期もありましたが、ここ最近では、そうしたことをほぼしなくなり、それを思い出し、つい先ほど久しぶりにブログに関するネット上の言説を少し検索してみましたが、以前と比べあまり大きな変化はなかったように思われます。

また、これまでどうにか記事作成を継続してきましたが、このブログが世の中に何らかの影響をおよぼしていると実感することは皆無であり、むしろ、その方が落ち着いて記事作成が出来ますので、出来れば、今後もこの調子にて、もうしばらく続けていきたいと思います。しかし他方で当ブログでの記事が影響しているのか分かりませんが、ある題材にて記事を作成しますと、そちらの方面の方々より偶然のようにご連絡を頂くこともありますので、さきほどの実感はより精確には、皆無ではなく『皆無に近い』が適切であると云えます・・。

くわえて、さきに『今後1200記事までは記事作成を継続していきたい』と述べましたが、来年の五月より今上天皇陛下が御退位され、新天皇陛下が御即位されることにより元号が新たになりますので、1200記事以降も、二つの元号にわたる程度まで書き続けるのがキリが良いのではないかとも思えてきます。しかし、そのように考えてみますと当ブログを開設したのが2015年の6月22日でしたので、4年間の記事作成達成のため、元号の変わる5月から、そこまで離れていない、来年の6月22日まで継続する方が良いのではないかとも思えてくるのです・・(苦笑)。しかし、そうなりますと、現時点から考えて半年以上の記事作成の継続を要しますので、さすがにこれはあまり現実的でないと云えます・・。

そういえば、元号が変わることで、想起されましたが、やはり我が国は全般的に、歴史意識が乏しく、さらにそれは昨今のインターネット網の普及・発達に伴い、面倒にして些末なことを図書館などで調べなくとも、ある程度までは手軽に情報・知識を得ることが出来るようになったことにより、世界規模にて更に拍車がかかったのではないかと思われます。

こうして、いちいち歴史などのことについて図書館などで調べなくとも、分かったような気分・気持ちにしてくれるさまざまな周辺機器の進化発展は、おそらく我々の精神衛生的には良いのかもしれませんが、それにより、かつてのあまり思い出したくはない歴史の様相を機に応じて想起してしまうような気質・精神状態に変化が生じ、無自覚により、ある種の驕慢さが世界規模にて蔓延するようになりますと、それは、国内外さまざまな規模での争いの遠因になるとも云えるのではないかと思われます・・。【おそらく司馬遼太郎が生前、自著『坂の上の雲』を映画などの映像化を許可しなかった理由は、これと似たものであったように思われます・・。】

そして、その意味においても、世間一般より見て、おかしいと思われようと、今少し歴史意識にこだわり、考えてみる価値があるように思われるのですが、さて如何でしょうか?

今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。
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ISBN978-4-263-46420-5
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20181215 1149記事 記事作成を通じて分かってくること・・

今回の記事投稿により総投稿記事数が1149となり、残り1記事にて年内目標の1150にまで到達します。また、その後もおそらく飛び飛びになるとは思われますが、年内の記事投稿は行うつもりです。

とはいえ、今現在においても『1円にもならないブログ記事の作成を続けていても意味があるのか・・?』と考えることは時折ありますが、やはり、この程度までどうにか継続していますと、愛着と評して良いものか、あるいは惰性と評した方が良いものか、あまり意識せずに『何となく』で記事作成を行ってしまうことが出来るようにもなります・・。また、本日に関しても、そのような調子にて記事作成をはじめた次第と云えるのですが、そうしたことから、ブログ開設当初と比較しますと、毎度の記事作成へのハードルは随分低くなったとは云えます。もちろん、であるからといって毎日毎日記事作成が出来るわけでもありませんが、こうしたことは、何はともあれ、とりあえず継続することにより、徐々にブログ全体としての輪郭のようなものが自分なりに理解出来るようになり、そして、それに対応するような感じで、自分の文体といったものも認識していくのではないかと思われます。

こうして、自分の文体、そしてその細やかなバリエーションのようなものをより深く理解し、さらには自身の手足のように扱うことが出来るようになりますと、何かしら機に応じて、あまり痛痒を感じることなく、自分の文章を作成することが出来るようになると思われます。

とはいえ、そこに至るまでが面倒なのであり、そこから、多くの記事はあまり多くの方々に読まれることはなくとも、とりあえずは継続する意味があるようにも思われるのです。つまり、このブログ記事作成は、究極的には自分のために行っている行為であることから、やはり多くの方々に読んで頂けることは大変ありがたいことでありながらも、その軸は自分本位のままであり続ける方が持続可能性があるように思われます。

このこと【自分本位】は、ここ最近忘れかけていたことでしたので、改めて文章としてみることは、やはりそれなりに意味があるように思われます。そうです、このブログを書き続ける究極の目的は、あくまでも自分のためでありながらも、多くの方々に読んで頂けるような記事の作成を目指すという矛盾のなかでこそ、先日の記事にて触れた『内面での観念的な動き』が生じ、文章にて描写の対象となる動態が生じ得るのではないかと思われますが、さて如何でしょうか?

ともあれ、今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。

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2018年12月15日土曜日

20181214 ブログを書き続ける自身と日常の自身・・【視座そして内面の動きの率直な描写?】

今回を入れて三回の記事投稿により、総投稿記事数が1150に到達し、かねてよりの年内の目標は達成したことになります。そうしますと、今週末にて今年のブログ記事作成は一先ず終了となりますが、おそらく、その後もいくらかは記事作成を行うものと思われます。

さて、そのようなことを書いていますと、どうしたわけか『このブログ記事を作成している自分と、日常生活を送っている自分は果たして同一であり、かい離していないだろうか?』といった疑問が湧いてきます。ブログ開始当初は、この疑問について悩み、公表を前提とした自身の文章を書くスタンスを定めることに色々と自分なりに工夫なり苦労をしていた記憶があります。そして、その時期において採った対話形式の文体は、現在考えてみますと工夫の一つであり、それなりに効果があったと思われます。

おそらく、文章を作成する際のスタンス・視座のようなものを定めることが、それを継続する際において重要であり、これに文章の題材・ネタとなるものが、加わり、内面での観念的な動きを描写出来ると感じる(ここは「考える」ではないと思われます。)ところに継続的なブログ記事作成の要因があると思われます。

とはいえ、内面の観念的な動きを感じ取り、それを毎日文章にて描写することは残念ながら未だ出来ませんので、現在においても時には対話形式にて、あるいは書籍からの抜粋引用を以て記事作成を行うことになるわけです。

また、そうしたことを書いておりますと「内面の観念的な動きを感じ取り、それを文章にて描写する」ことが歴史などをも含む、さまざまな記述の根底にある本質であると思われたのですが、おそらく、これに関して、我が国は不正直というわけでなく「外界でのさまざまな動きを感じ取り、文章に描写すること」に関しては、かなり鋭い感性を持っていると思われますが、さきの観念的な動きを文章によって描写することに関しては、地域性であるのか、民族性であるのか、古くから苦手であるように思われます。【率直さの方向性が国・民族などによって異なるのかもしれない。また、おそらくそれには宗教が強く関与していると思われる。】

これは、いかなる過程・経緯にて、そうした性質になったかは精確には分かりませんが、ともあれ、そうした性質により、観念的な動きをコトバにて描写したものが経時的に蓄積したものであると云える歴史などの理解そして発達が停滞してしまった先の時代がまさに現代の我が国社会であるように思われます。

医歯薬学など人命そして健康に深く関与寄与する諸学問が極めて重要であることは重々承知していますが、今後、我が国が本当にダメになるとしたら、その起点となるものは、おそらく医歯薬学などではなく、コトバを、文・史(フミ)を扱うところからであると思われます。これが杞憂であれば本当に良いですが、さて、どうなることでしょうか・・。

ちなみに、ここまで書いていてふと思い出したことは大西巨人著「神聖喜劇」に大岡昇平が寄せた評です。

ともあれ、今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。

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2018年12月13日木曜日

20181213 昨日の続き、再び歴史意識について

おかげさまで昨日投稿分記事も比較的多くの方々に読んで頂けました。これを読んで頂いた皆さま、どうもありがとうございます。

我が国の一般的な歴史意識は、おそらく以前からあまり変わらず、何といいますかアニメなどの舞台設定にありがちな擬制的のものと、史実とされるものの間の区別が曖昧であり、それがさまざまな媒体により更に拡大再生産そして拡散されることにより、現在の状態になっていると思われます。

しかし何故、我々の社会においては史実とされる歴史と擬制的なそれとの間の区別が曖昧なのでしょうか?

そもそも『史実とされる』とは、どのような意味であろうかと考えてみますと、学問分野としての歴史学に則ったものであると思われるのですが、これに関しては、専門書・学術書なども少なからず刊行され、研究も為されているのでしょうが、では何故、その研究成果と日常我々が接する歴史的な背景を持つ事物の間にかい離が生じるのでしょうか?

この間にかい離が生じていなければ、我が国の一般的な歴史意識は、冒頭に述べた擬制的なものになることはなかったように思われます。

あるいは、広く我々の中には、かつての封建時代あるいはそれ以前より、どちらかというと圧政に近い支配を受けたという無意識に近い認識があり、そこから歴史学に基づくような歴史を最終的には拒絶するといったような性質があるのかもしれません。

しかし他方で、特に地方などにおいては、かつての封建制度あるいはそれ以前の社会の残渣とも云えるような、前近代的な習慣・思考が日常において見受けられることは、大変興味深い二律背反・絶対矛盾的自己同一である思われます。【もちろん、であるからといって都市部が良いというわけではありませんが。】

そして、この二律背反・絶対矛盾的自己同一が良いものであるかどうかは分かりませんが、何れにせよ、さきの擬制的なものでない、歴史学を背景とするような歴史意識が、どのレベルの社会であれ、ある程度の深さと広さで定着することにより、さきの前近代的な習慣・思考は自然と解体なり溶融あるいはまさしく、その歴史意識に即して変形していくのではないかと思われます。

他のさまざまな条件が異なるため、確実にそうであるとは云えませんが、おそらく、こうした過程を封建制度にはじまり経てきた国々が西欧諸国であると云えます。我が国は、典型的な意味でのこうした国々ではありませんが、それでも、国レベルでの歴史意識の醸成に資するような大きな経験を除いては、概ね及第しているのではないかと思われます。

しかし、この一般化され得る歴史意識あるいは基準とされる、正当にして正統とされるような共同幻想のモノガタリ
こそが、国際化によって国境が曖昧になってきている現代においては、思いがけずに重要であることを、我々はどのようなカタチで認識することになるのでしょうか?

あるいは認識しないで済むものなのでしょうか?

ともあれ、今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。
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20181211 国の得意な文化様式から首都圏にて思ったこと・・

昨日より今日にかけて所用のため、東京・首都圏に出向いていました。師走の時季の首都圏は若干、徳島よりも冷えると思われます。また、首都圏においては相変わらずの混雑する電車に揺られて移動しましたが、そのおかげによるものか、読み進めている書籍については思いのほか頁が進みました。

この書籍は先日12月9日投稿分の記事にて述べましたユヴァル・ノア・ハラリ著『ホモ・デウス』下巻であり、未だ現在、その記述から、どのような結論へと至るのかは分かりません。とはいえ、ここまで読み進めるうちに、期せずして『歴史を知ること』の重要性をあらためて思い知らされました。

医療をはじめとする自然科学系諸科目・分野に関しては、我が国、我々は、その即物的な性質と相まってか相対的にかなり優秀であると思われるのですが、他方で『歴史を知ること』に関しては『何かしら本能的にそれを避ける』ような性質があるようにも思われるのです・。

さきにも述べましたが、首都圏にて電車に揺られて移動していますと、その車内・車外に見える景色から思うことは、食べ物、アニメ文化、そして健康、医療についての関心の強さです・・。

食文化に関して我が国の国民性は、かなりこだわる性質を持つと云え、あるいは世界各国の文化を、その国の文学、工芸、美術などの作品よりも、その国の料理・食文化から理解しようとしているのではないかとすら思われます。

ともあれ、これは特に悪いことではなく、あるいはそれも世界を認識する一つの方法であるようには思われますが、しかし、食欲という本能とも密接に連動する感覚、味覚をのみ、やけに強調し、ある文化を理解しようと試みる、もしくはそれにより、何らかの確固たる知見を持つに至ると考えることは、やはりどうしても偏ったものであるように思われるのです・・。

それに加えて、アニメ文化もまた、世界を認識する一つの方法であろうとは思いますが、これもまたさきと同様、偏ったものであると云え、あるいはある程度の期間、それに慣らされ、習慣化しますと、生身の我々の身体のさまざまな動き自体も、アニメ、マンガの影響を受けるのではないかと思われます。そこから、我が国のアニメ、マンガが普及する以前・以後の映画作品あるいはテレビドラマなどにおける、さまざまな人の動き(行動・言動)を比較してみますと、今現在、うまくコトバとして抽象することは難しいですが、そこには何かしら違いがあるように思われます・・。

この食文化そしてアニメ、マンガ文化に共通して云えることは『享受することが比較的手軽な文化である』ということであると思われます。つまり、我が国は、大きく見ますと、手軽に享受することが可能な文化を通して過分に異文化の理解をはかるといった性質があり、そして、ここを起点・基点として、自国文化の優越性を盲信していくといった、あまり芳しくはない性質をも持っているのではないかとも思われますが、如何でしょうか?

食文化、アニメ、マンガ文化は素晴らしいものであるとは考えますが、しかし、そうした比較的容易に享受可能な文化事物に対して過分に重きを置かれるような文化が生み出した工業製品あるいは医療などは、効果・機能といった普遍的な性質により、他との差異が明瞭に認識可能であるうちは良いのかもしれませんが、それのみに拠らない付加価値が強く求められる時代になりますと、国内はいざ知らず、世界的見地からは、あまり優れたものとは見做されなくなっていくのではないかと思われますが、如何でしょうか?

おそらく、より多くの人々が手軽に享受可能という意味での普遍性と、より多くの人々が思想・観念的なことへの洗練、向上に関心を向けた先にある普遍性は異なるのではないかと思われますが、さて、如何でしょうか?

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