さて、本日の市川市周辺は、気温も低く、天気もあまり良くなく、また、かねてからの状況から、あまり出歩く人々もいませんでしたが、私の方は、生活必需品などの購入のため、何度か近所のスーパーに出向きました。そこでも、あまり客の入りは多くなく、どちらかといえば閑散とした様子ではありましたが、所望の品々を買い求め、早々に家に戻りました。こうした状況が何時まで続くのか分かりませんが、夏になるまでには、ある程度は収束していることを願う次第です・・。
書籍については、先日購入したユヴァル・ノア・ハラリ著「21 Lessons: 21世紀の人類のための21の思考」そして近藤義郎著「前方後円墳の時代」を読み進めていますが、先日来の引越しの慌ただしさから、あまり頁は進んでいません。また、私の場合、引越し直後の時期は、落ち着いて書籍を読むことが困難になる傾向があり、他方で、そこでも読み続けないと、さらに読むことが困難になることから、様子を見ながら読み進め、徐々に読書と自分の精神の歯車が合うように調整していきたいと思います。
また、以前に読了した横溝正史による「八つ墓村」「獄門島」そして山本七平著「私の中の日本軍」上下巻は、手荷物の中に入れ、移動中の電車、バスそして宿泊先のホテルで読んでいましたが、久しぶりということもあり、大変興味深く読むことが出来ました。とりわけ「私の中の日本軍」下巻に書かれている日本刀(軍刀)についての考察は、日本刀が静かなブームとなっている現今の我が国社会を考えるうえで示唆するものが少なからずあるように思われますので、こうしたことに興味のある方は、ご一読をお勧めします。
そういえば、さきほどの移動手段にて「バス」と書きましたが、徳島から関西方面の本州に渡る場合、最も手頃で便利な手段が高速バスを含めた自動車であり、一時間ほどかけて、市内から鳴門を経由し、そして淡路島を縦断しますと、神戸市の舞子に着きます。そして、ここからはJR山陽本線の舞子駅あるいは山陽電鉄の舞子公園駅から乗車しますと、神戸三宮、大阪など関西方面に割と気軽に出向くことが出来ます。【ちなみに私はこの舞子の高速バス乗り場、その周辺が大変印象的であると思います。他方、古来より舞子は淡路島を臨む風光明媚な土地でもあり、日清戦争の直後、当時外務大臣であった陸奥宗光が静養していた場所が、この舞子であり、三国干渉の報もここで受けました。】
これが徳島県の北隣の香川県になりますと、徳島県よりも西にスライドした位置にあることから、神戸まで出るのには、おそらく、どの経路を用いても二時間程度はかかり、それよりも瀬戸内海の対岸にある岡山までは電車にて一時間程度で着くことから、自然、高松は、さまざまな面において、関西圏とは異なる瀬戸内文化圏の方に親和性を持っているように感じられました。
その意味において、徳島県は神戸・高松双方へ高速バスを用いて一時間程度で着くことが出来るという、比較的恵まれた立地から、四国内においても、一種特殊な性質があると云え、文化全般などはどちらかというと、関西圏のそれに近いのではないかと思われました。
こうした性質は、三重県が関西圏あるいは東海圏の何れかに含まれるのかと、多少似たようなところがあると思われます。しかし、三重県の場合、双方圏域に対して陸続きであることから微妙であるのに対し、徳島県の場合、陸地では四国各県(香川・愛媛・高知)と繋がっていながら、周辺の海から臨むと、神戸、大阪、和歌山と比較的容易に往来が可能であることから、そうした性質を持っていると云えますので、これまたやはり特殊であると云えます。くわえて、こうしたことは、地域における遺跡や出土品の系統などから考えてみますと、その時代毎の変遷を理解することが出来ます。そして、徳島の場合、その視座においては、吉野川の存在が、かなり大きいと云えます。(河川や瀬戸内海のような内海は文化・物流の流通路となるのです・・。これは地中海でも同様のことが云えます。)
とはいえ、このようなことは、かつての和歌山在住時にはあまり考えず、また当時は実際に徳島に渡ろうとも考えませんでしたので、このたびの徳島在住期間において、何度か原付にてフェリーに乗り約二時間半かけて徳島から和歌山に訪問したことは、私としてはなかなか新鮮な経験であったと云えます。ちなみに徳島から大阪梅田までも、高速バスを用いると、概ねさきと同様、二時間半程度で着くことが出来ます。
ともあれ、今回もここまで読んで頂きどうもありがとうございます。
~書籍のご案内~
祝新版発行決定!
ISBN978-4-263-46420-5
~勉強会の御案内~
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~勉強会・特別講義 問合せ 連絡先メールアドレス~
conrad19762013@gmail.com
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