2020年8月31日月曜日

20200831 「内部衝迫」と「創造性」

昨日は、多少疲れていたのか、割合早い時間に就寝し、気が付いてみたら既に朝方になっていました。本来であれば、昨日は記事投稿の日と決めていましたので、本日はそれを取り返すべく新たな記事作成を行うこととします。

さて、本日、昨日の閲覧者数、インプレッション数を確認してみますと、どうしたわけか、通常よりも2倍程度となっており、軽くバスったといっても良い状況であり、驚きました。とはいえ、それはある特定のいくつかの投稿記事、動画が他に比べて多く読まれていたという状況ではなく、どちらかと云うと、投稿した記事、共有した動画等の全体の閲覧者数、インプレッション数が増加していたものと云えます。こうした状況が何に因るものであるか、未だ分かりませんが、ともあれ、これらを観て頂いた、あるいは読んで頂いた皆さま、どうもありがとうございます。

そしてまた、今後も多くの方々に読んで頂けるような記事を作成し、面白そうな動画の共有を続けていこうと思いますが、しかしまた、それはそれで自身にとっては重荷になるといった半面もあるため、今後もこれまで通り、出来るだけ肩の力を抜いて、面白い記事と、そうでない記事の双方が入り混じった投稿を続けていければと思います。

スポーツであれ、こうしたものであれ「自然体」とは、なかなか重要であり、肩の力が入ったような状態では、なかなか良いものは出来ません・・。しかし「意識する」ということは、往々にして、この状態をもたらすものであり、そこから生じる「葛藤」の中から、新たなものが生まれ、そして、時にはその中から、何かしら「新たなもの」が見つかるのではないでしょうか?

あるいは異言しますと、意識して行った行動の中で「無意識に」に吸収されるものがあり、それが、次の新たな活動の際に発揮され、そして、その繰り返しにより、徐々に全体像も変わって行き、新たなものとなっていくのではないでしょうか?

つまり、こうした漸進的な「変化」にこそ、何かしら自身の本質に根差した「進化」といったものがあるのではないでしょうか?そして、そのためには、やはり、その活動をある程度継続する必要があると云えます。

その意味で、当ブログは自身にとってある程度「意味」を持っていると云えますが、それは現在の新規ブログ記事の作成時においては、あまり感じることが出来なく、現時点では「今此処」の意識の方が圧倒的に強いと云えます・・(笑)。

こうした、活動の種類による意識様相の変容は、なかなか面白いものであり、ある意味、平常時でのそれは、分裂した状態にあると云えます。他方で、こうしたブログ記事の作成などを行っている時は、それらが統一された状態に近いと云えます。文章作成を含めた、ある種の「発散」を行っている際は、その射出口が、ある程度狭くなっている方が、比較的「楽」であると云え、また異言しますと、そのもとにある「内部衝迫」があまり強いものでなくとも、文章の作成が比較的容易に出来ると云えます。

また、人は心が満たされた状態にあると(能動的な)文章作成の必要性を認めない傾向があると云われますが、それがさきの「内部衝迫」に何らかの関連があるのではないかと思われるのです・・。

そうしますと、こうして、ブログ記事の作成をある程度継続出来ているということは、自身の心が満たされていないからであるとも云えます・・。それは自覚として納得出来ます。おそらく、この程度の期間、続けることが出来た背景には、自身の「ある程度強い」満たされない心、つまり「内部衝迫」があるのだと思われます・・。そしてまた、この「内部衝迫」は、この継続期間に自身に生じた変化にも抗う程度には強かったのだとも云えます。

あるいは書籍をまったく読まなくなれば、この「内部衝迫」は徐々に消えて行くものなのでしょうか?

そして、最後にこれはセンスの良し悪しはさておき一般に云う「創造性」にも何らかの関連があるのでしょうか・・?

*今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます!
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2020年8月28日金曜日

20200828 埴輪の写真集を眺めていて思ったこと「埴輪と大魔神から」

1年前と比べて、世界規模で不安定な情勢になりつつある昨今ですが、おかげさまで当ブログは前回の記事投稿によって、総投稿記事数が1370に到達しました。今後、2日に1回程度にて更新を続けますと9カ月ほどで1500記事にまで到達することが出来る目算が立ちますが、希望としては、来年(2021年)6月の当ブログ開始から丸6周年を迎えるあたりまでに、それ(1500記事)を達成したいと考えています。

ともあれ、そのためには今後130の新規投稿を要するわけですが、そのように考えてみますと「先は長いな・・」と暗澹たる気持ちになってきますが、同時に、これまでの経緯から考えてみますと「これまでの継続に要した努力の約10分の1程度にて、それが達成出来る」と考えてみますと「それではやってみようか・・」といった比較的前向きな心持ちになってきます。「何でも気の持ちよう」とは申しますが、これについては、たしかに納得出来ます・・(笑)。

さて、先日来からブロガー、ツイッターでの閲覧者数、インプレッションが増加しましたが、それに加えて最近の「夏バテ」気味の状況から、新規での記事作成が思うように捗らず、徒に机上の書籍を読んだり、動画にて解説番組などを観ていても、なかなか着想は訪れず「ええい、ままよ!」とばかりに、先刻より何かしら書き始めたわけですが、そのわりには、意外と文章は進み、さらに何を書こうか、ここに来て徐々に定まってきました・・(笑)。

本日の首都圏もやはり夏日で暑かったですが、さきほど帰宅し、偶々手に取った埴輪など古代の土製副葬品の写真集(「日本の原始美術6 埴輪」)を眺めていますと、大映によって1960年代に制作された一連の「大魔神」作品が思い出されました。映画「大魔神」シリーズは、人里離れた辺鄙な場所にあり、周辺の人々から「武神さま」として畏れ、祀られてる古代甲冑姿の埴輪様(よう)の石像が、領土の侵略などによって地域が争乱状態に至ると、突如として憤怒の表情にて動き出し、平和を乱した側の勢力を完膚なきまでに叩き壊し、その後、武神像は生命が抜け、砂のように崩れ去るといった結末が概ね共通したストーリーと云えますが、この「大魔神」は、同じ時代に制作された特撮怪獣ものと比べますと、人気や知名度がイマイチと云え、また、ゴジラのように現在に至るまでシリーズ作品が(海外なども含め)制作されることもなく、無名ではないものの、多少マイナーな作品であると云えます・・。その理由は、やはり石像という設定ではあれ「埴輪」という実際の歴史上の遺物様(よう)のものが生命を持ち動き出し、憤怒の表情で破壊の限りを尽くすというモノガタリは聊か「重い」からであるように思われます・・・

この「武神像」こと「大魔神」のモデルになったものは1936年制作のチェコスロバキア・フランス合作映画「巨人ゴーレム」とされており、この作品は現在、動画サイトにて視聴可能です。とはいえ、その物語を16世紀頃の我が国を背景として、埴輪様(よう)の石像に置き換えたことは秀逸であると云え「あるいは当時(16世紀頃)何らかの機会に出土、発見された古代の遺物に対し、当時の人々はどのような思いを抱いていたのだろうか?」と考えさせられます・・。(「扶桑略記」に記された銅鐸(宝鐸)出土の様子が思い起こされます。)

そしてまた、現今の世界規模で不安定な情勢のなか、あらためて「大魔神」が映画化されたら面白いように思われます。ストーリーとしては、近年のグローバル化を背景として、国内某所に大規模遊興施設が建設されることになり、整地を行っていると、未だ知られていない大型の古墳と共に巨大な武人像埴輪(舞台が九州か山陰であれば石像でも良いかもしれません。)が発見されるが、工事を急ぐ建設業者および、その国内外での利害関係者が、それらをないものとしようとはかるが、地元メディアあるいは同大学研究者がそれに気付き、それらの文化財としての保護を求めて追及するが、業者、利害関係者はそれに応じず、かえって口封じのために脅され、生命の危機すら感じさせる状況に追い込まれてしまう。そうした中、メディア、研究者側の家族の誰かが、早急な建設進行のため、破壊を待つ古墳および武人像埴輪像のもとに行き、あやまり、そして家族の安寧を願うと、突如として武人像は動き出し、建設業者や利害関係者のもとに出現して破壊の限りを尽くして恐怖のどん底に突き落とし、消えてゆき、その結果として、不自然なカタチで大規模遊興施設の建設は中止となる。

といったハナシの筋であり、内容的にはベタであると思われ、また大手町の将門塚にまつわるハナシとも類似するかもしれませんが、昨今の不安定な情勢の折に、そうした作品を制作するのは、あながち悪くないように思われるのですが、さて、いかがでしょうか・・。

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2020年8月26日水曜日

20200826 1370記事の到達 記事作成の継続で思ったこと

今回の記事投稿により、総投稿記事数が1370に到達します。そうしますと、年内での1400記事到達もそこまで困難とは云えなくなり、また、一つの大きな目標としている1500記事の投稿も、思いのほか早く達成が出来るのではないかと思われてきます。

他方、喜ばしいことである半面において、当ブログの閲覧者数、インプレッションが増加し、何と云いますか一種のプレッシャーのようなものを感じてしまい、記事作成を躊躇してしまうと云った状況があります・・。

こうした事情は、煎じ詰めれば「自分に対する甘え」ではあるのでしょうが、しかしまた、以前にもこうした状況は経験したことがあり、そして、それは必ずしも乗り越えられないものではないと思われることから、今回もまた、あまり焦ることなく、安定して記事が作成出来るようになるまで、特に焦ることなく、ただ、書けることを書き続けて行きたいと考えています。

また、異言しますと、おそらく、ある程度の期間、ブログ記事の作成などを行っていますと、段階的に「ガクン」と閲覧者数が増加するような事態は往々にして生じるもので、今回もまた、その一つではないかと考えていますが、この経験に基づく「考え」と、自身の「心情」と云ったものの折り合いがついていないのが現状であるといったことになります。

とはいえ、そこ(閲覧者数が増加した時期)で何も書かないでいるという状況は、実際の経験はありませんが「雪山での眠気」のように危険なことであり、そこから、そのままブログの断筆に至ってしまう方も少なからずいらっしゃるのではないかと思われます。

その意味で、選択肢としての書籍からの抜粋引用、対話形式での記事は大変に有用であり、ブログ開始当初の一年は、この二つの手法に拠ってどうにか乗り切った、やり過ごしたといっても過言ではありません・・(笑)。

そこからさらに、そうしたことを続けていきますと、安定したプラトーな状態から、また「ガクン」と閲覧者数が増えたり、あるいは減少するということが生じることがあります。そして、そうした事態において、さきに述べたような手法と、経験に基づくあまり動揺しない心で、さらに記事作成を続けて行きますと、また、閲覧者数の変動が生じるということになります・・。

こうした閲覧者数の変動も、仔細に検討してみますと面白いのかもしれませんが、自身としては、とりあえず「続けること」の方が重要であると考えますので、行ったことはありません。

ともあれ、これまで1370記事まで継続することができましたのは、読んで頂いている皆さまのおかげであり、今後も1500記事までは続けて行きたいと思いますので、今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

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2020年8月24日月曜日

20200824 夏バテ気味の中で思ったこと・・「モテ期を相殺あるいは、その序章であるのか?」

ここ最近の暑さのためか、多少夏バテ気味であり、また、書籍を読むというインプットのためにも、少し新規の記事作成投稿を控えようと考えるようになりました。とはいえ、現在の新規投稿ペースを落としたとしても、今月中に1370記事への到達は充分に可能であると思われますので、今後は、より無理をしない程度にて新規投稿を行いたいと思います。

くわえて、今年度に入ってから本格的にツイッターにて、当ブロガーの記事共有をはじめましたが、どうしたわけか、これまた最近、ツイッターからの閲覧者数が有意に増加し、直近28日でのインプレッション数は、以前にも述べましたが、自身としては、気圧されするような数値となっています・・(苦笑)。

しかしまた、それについての何らかな明確な反応といったものは極めて少ない近いことから「本当にそれだけの方々が閲覧されているのだろうか?」と疑わしく思うところであり、実際のところは未だ不明と云えます。また、不明であるからこそ「気圧されする」程度で済んでいるのかもしれませんが・・(笑)。

ハナシをいくらか具体的にしてみますと、ブロガーでの閲覧者数が昨日、480000を超え、残り20000程度にて、以前目標としていた500000に到達することになります。5年間継続しての、この数値は1年に均すと10万弱ということになり、さらに1日に均すと260程度となり、そこまで多いとは云えません・・。

他方で、ツイッターでのインプレッションは、直近28日にて、ブロガーでの閲覧者数の1年分以上となり、自身としては、やはりそれは驚くべき数値であると云えます・・。

以上のことから、今後しばらくは、現今の「夏バテ」の回復はかりつつ、当ブログを継続して行こうと思うに至り、また、既に投稿した記事をツイッターにて共有することは、これまで通り続けていこうと考えていますので、かねてより読んでくださっている皆さまにおかれましては、引続き、どうぞよろしくお願いいたします。

また、そうしたことに関連があるのか、あるいはそうでないのか分かりませんが、これまで自身は、人生に三度はあるという「モテ期」を経験したという自覚がなく、中高大を通じて、そうした「気配」すらなかったと云えます・・(苦笑)。そして、ここ最近における閲覧者数、インプレッションの傾向は、それ(モテ期がないこと)を相殺するものではなく、むしろ、その序章であるものと考えたい(願いたい)ところです・・(笑)。

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2020年8月22日土曜日

20200822 読んでいた書籍から思ったこと・・これも地域の風土なのであろうか?

どうしたわけか、昨日のツイッターでのインプレッション数が、これまでで最高になりました。これには自身も多少驚き、そしていくらか気圧されましたが、その後も特に有意な変化といったものは生じていないことから、また、しばらく最前の調子にて進めて行こうと思います。ともあれ、昨日、当ブロガーであれツイッターであれ閲覧、読んで頂いた皆さま、どうもありがとうございます。また今後も、出来るだけさまざまなことを発信していきたいと考えていますので、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、昨日はさきに述べたことから、ここ最近では珍しく読書が捗りました。読んだ著作は新書や文庫や古典とも云える学術書などであり、それは半ば手当たり次第に読んでいたと云えます・・。とはいえ、同時にそこには、後知恵であっても、何らかの理由はあるのだと思われますが・・。ともあれ、そうした中、主に我が国の古代について扱った金関丈夫著・大林太良編による「木馬と石牛」を読んでいますと、著者の古今東西の古典、歴史、民俗などについての該博な知識量には圧倒され、また、そうしたことから、著者である金関丈夫氏は大学の考古学研究者であろうと思われるところですが、そうではなく、その専門分野は解剖学であり、氏は、いくつかの大学医学部や旧制医学専門学校にて教鞭を執ってこられた方です。

また、自身が大変興味深いと思われたことは、そのご出身が香川県であるということです。香川県あるいはかつての讃岐国は、古くは空海から、江戸期においては平賀源内に至るまで「多芸的な天才」が生まれるような何らかの「風土」といったものがあるのかもしれません・・(笑)。

さて、先日読み進めていた、さきの「木馬と石牛」内の「杵築とは何か」にて、当時の我が国での青銅製祭器出土状況と記紀の記述から、推論的に出雲の重要性を述べていましたが、それが執筆されたのは1953年(昭和28年)であり、それは、我が国考古学・古代史の画期的な発見と云える1983年(昭和58年)の神庭荒神谷遺跡、そして1996年(平成8年)の加茂岩倉遺跡の発見によって、古代の出雲が大きな力を持ち、また記紀での出雲神話の記述が、少なくとも荒唐無稽ではないことが明らかになる30年程前のことです。

そうした時代に、こうした推論を創造出来るということは、やはり「天才的」と評しても良いのではないかと思われます。また、翻って、昨今の我が国にて、それに近いと思しき研究者がいるのかと考えてみますと、自身の不勉強、情報不足故か、イマイチよく分かりません・・。

そして、そのように考えてみますと、昨今の情報技術の進化発展は、果たして良いモノであるのかも、またよく分からなくなってきます・・(苦笑)。

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2020年8月20日木曜日

20200820 本日、着用していた衣服(カーゴパンツ)から思ったこと・・

本日は休日であったため、散歩がてら都心部の大型書店まで行って、立ち読みをし、新書を購入し、さきほど戻ってきました。歩行距離は5kmと、あまり長いものとはなりませんでした。

帰宅後、着替えていて不図、気が付いたことは、この日穿いていたパンツ(ズボン)は2010年に購入したものであるということです。穿く頻度の濃淡はあるとは云え、同じパンツ(ズボン)を10年間穿き続けてきたことは、自身としても少し驚きました。また、それにくわえて思い出されたことは、本日同じく履いていた靴は、さらにそれよりも2、3年前から使用しているものであり、これまでにソールを2度交換したことです。この靴は、現在ではあまりキレイな状態とは云えませんが、これだけの期間、革もヘタることなく履き続けることが出来たことから、やはり、それなり良いものであるのだと思われます。【ラッセルモカシン(Russell Moccasin)というメーカーです。】

また、さきのパンツ(ズボン)は中古加工したダブルアールエル(Double RL)のカーゴパンツであり、前面左右の大形のポケットが特徴的であり、片方に文庫分ならば2・3冊は軽く入り、さらに旅行時でのパスポートなどの重要書類を収めた大型の財布なども追加して収納することが可能です。

2010年に撮影したインドネシア訪問時の写真で、このパンツ(ズボン)を穿いていましたが、現在よりも若干色が濃いかもしれません・・。また、もしも購入可能であるならば、もう一本購入したいと思うところですが、残念ながら、現在では扱っている店舗はなく、購入したいのであれば、古着屋さんなどで探すことになります・・。
撮影日:2010年11月2日
撮影場所:ジョグジャカルタ国際空港(Yogyakarta International Airport)

ともあれ、こうした事情を考えてみますと、私は以前に比べて、あまり衣服に頓着しなくなったように思われます。それはユニクロなど大型量販店進出のおかげであるのかもしれませんが、他方で、それは、そうした外部の環境に由るものよりも「自身の外見の向上にあまり期待をしなくなった。あるいは、あまり洗練させる必要を認めなくなった。」ことに大きく拠るのではないかと思われるのです・・(苦笑)。

これは、年齢を重ねることによる自然な変化であるのか不明ではありますが、同時にそのようになった時期は、比較的明瞭であり、それは2013年の学位取得の頃からと云えます。そこからは、生きるために、あまり衣服にお金を費やすことの出来るような状態ではなくなったとも云えますが、しかし、そうした、これまた外部環境に由るものと云うよりも、それを契機として、自身内面に何らかの変化が徐々に生じていったということの方が大きいと自身は考えます・・。

しかし、そうした状態が続くのは、自身としては衣服費用の節約による利益よりも、あるいはそうした外見から生じる損失の方が大きいかもしれないと考え、今後はもう少し、衣服に気を使っていこうと思うに至りました。(もちろん、それは徒労に終わるかもしれませんが、しかし、単に自分なりの美意識を高めるためと考えれば良いのかもしれません・・。)

それでも、さきのカーゴパンツは便利で丈夫であり、今後も場面によっては穿き続けていこうと思っていますが・・。

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2020年8月18日火曜日

20200818【架空の話】・其の38

無事に買取交渉を終えて買取額を受け取り、指導教員と共に店外に出ると、おもむろに「ちょっと寒いから今日は家の近くの蕎麦屋でカレーそばでも食べようと思っているんだが、一緒にどうだね。」と話を振って来た。

「カレーそばですか・・それはまた美味しそうでシブいですね・・。丁度、少しお金も手に入りましたので、ご一緒させて頂きます。」と返事をすると「そうですか、分かりました。では行きましょう。場所は、私の家の近くで、君の家へは少し遠回りになりますが、それでも構いませんか?」と訊ねて来た。時間はそこまで遅くなく、また、夕食には丁度良い時間であると思われたことから、これも了解し同行した。

電車の中ではまた、さまざまな話題に飛んだが、最近読まれた新書か何かの影響か、この時は我が国の古代についての話題が多かった。そして、先日話に上った中国地方某県の話が出たが、ここで「うん、あのあたりは、古代、ヤマト王権が列島大部分の覇権を手に入れるまでは、その独自の勢力を保持していたようで、そのためか、あのあたりの海側の肥沃で稲作に適した地域では、大規模な古墳が初期には造られているんだ・・。まあ、まだ実際に行ったことはないのだけれど、そうした古墳造営の様相から時代の流れを読むというのも、なかなか面白いものですよ・・。」とのことであった。

それに対して私は「ええ、しかし、我が国では一般的に何でも進化と云いますと、小型の精密化といったニュアンス・感覚がありますよね・・。逆に何かが大型化する時というのは、国家、いや社会規模で、躁状態になっている傾向があると云えまして、端的な具体例でしたら、戦艦大和・武蔵などがそうではないでしょうか?そして往々にして、そのしばらく後に、時代精神の変化により、まあ「過去の遺物」になっていってしまうといったことが多いのではないでしょうか?」といった内容の返事をした。すると「まあ、たしかに我が国のお家芸は小型・精密化といった「集約」にあると云えますが、しかし、その戦艦のハナシは既に我が国が近代に統一国家になってからのものですよね・・。それに対して、さきのO県の古墳は、ヤマト王権が名実ともに、列島の大部分を支配する前の段階でのハナシでね、つまり、古墳を巨大化させることが出来る程の土着勢力の存在が、ヤマト王権による統一以前といえることから、何と云うか比較する段階もしくは前提となる条件が異なるのではないかと思いますよ。」といった意味の返事が来た。

このことは後年、調べてみたところ、たしかにそうした傾向があると云え、おそらく、似たような事例としては、戦国時代から江戸時代にかけての国内各地での築城の傾向があるのではないかと思われた・・。つまり、端的には当時の指導教員と私の主張いずれにも、ある程の「分」があったのだと云える・・。

ともあれ、その間にも我々は電車を乗り継いで目的の蕎麦屋に向かっていたが、こうした様子から、何だか以前に観たガイ・リッチー監督作品の「Snatch」の冒頭シーンが思い起こされた・・。そして、そうした会話をしているうちに目的地に到着した。

その蕎麦屋は、外見からも年季を感じさせ、所謂、首都圏の多く商店街にある「地元で古くから続いている蕎麦屋」といった趣があった。比較的新しい紺色の暖簾を潜りつつ、擦りガラスが嵌め込まれた格子戸を開けると、店内は割に賑わっており、カウンター席の奥にある調理場から「どうも先生!」と和帽子を被った体格の良い店主と思しき中年男性から声を掛けられた。指導教員は慣れた調子で「ええ、今日は私のところの学生を一人連れてきました。それでカレーそばを二つお願いできますか?」と返事をした。すると「はいよ!今、お茶とおしぼりをお持ちしますので空いている席にお座りください。」と元気な声で云われ、我々は少し奥にある二人掛けのテーブル席に腰かけた。するとアルバイトの男子学生と思しき方がお茶とおしぼりを席まで持って来て「今日はカレーそば二つでよろしいですか?」と訊ねてきた。私は頷き、指導教員は「ええ、それでお願いします。」と返答をして「かしこまりました。少々お待ちください。」と伝票に記入して去って行った。外は寒かったが、店内は蕎麦を茹でるお湯のためか、少し蕎麦の薫りがして暖かく、また周囲には若い客はおらず、大体は壮年およびそれ以降の客層であり、おそらくは我々が一番若い客であったと思われる。指導教員は「このお店は昔からここにあって、たしかに三代目なんだよ。私も子供の頃に同居していた祖父に連れられて、よく来ていたらしいのですが、その後、こちらに戻ってきてからかなり久しぶりに一人で来てみると、やはりなかなか美味しいのだよ・・。それで、ここのカレーそばは、使っているカレー粉が昔から国産のものではなく、英国のものを使っているんだよ・・。英国のカレー粉を使って、和食と云えるカレーそばを、こんなに美味しく作れるというのは、やはりスゴイことだと私は思うのだけれど、まあ、それは食べみてから判断してみてください。」とのことであった。英国に長く留学していた指導教員が、そのカレーそばの由来に驚くのは、おそらく、私よりも深い何かしらの感慨や、そのもとにある経験があるのだろうと思われたが、とりあえずは楽しみに待つことにした。また、その時に不図、以前に読んだ吉村昭の「東京の下町」というエッセイが思い出されたが、そこにもたしかカレーそばの記述があった。

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2020年8月17日月曜日

20200816 ブログ記事下段の告知事項について思ったこと、および蛇足

以前、自身で勝手に決めたことではありますが、当ブログを作成するにあたって、書籍からの抜粋引用部を投稿記事とする場合は、ブログ記事下段に掲示しているいくつかの告知事項を掲示しないことにしました。その理由は、自身のオリジナルで作成した文章による投稿記事であれば、その下段に告知したい内容を掲示することに、躊躇はないのですが、そうでない文章を記事として投稿する場合には、その告知をためらってしまうといった心情的事情に基づくと云えます・・。

こうしたことは、おそらく、考え方次第ではあるのでしょうが、それでもやはり、一度、習慣として、しばらく継続されますと、それが根付いてしまうようであり、いくつかの例外はありますが、それは投稿記事下段での告知をはじめた頃から、変らないと云えます。

他方、ブログ記事での告知事項も、自身にとって義務ではなく、能動的に行っていますが、それもまた、ある程度継続しており、それを、さきの事情により、日によって取り止めるのことも、勿体ない、あるいは口惜しいと思われることから、その打開策を自分なりに検討したところ、当ブログ記事での告知事項が動画サイト(YouTube)から引張ってきた動画であるならば、わざわざ記事下段に、それらを貼り付けることなく、動画サイトから、そのままフェイスブックやツイッターにて共有すれば良いと考えるに至りました。

こうしたことは、後になりますと「しょうもない・・」と思われるところですが、一度、自分なりに継続して確立された「やり方」を変えることは、少なくとも自身としてはあまり気が進みません・・。合理的ではありませんが、そこには「惰性による心情」といったものがあるのだと思われます・・。

さて、そのように、たとえ書籍からの抜粋引用部を記事とした日においても、動画サイトからフェイスブックやツイッターに動画を共有をしてみますと「あるいはこちらの方が効果的であるかもしれない・・。」ということに気が付きましたが、同時に、そうした共有を継続するためには、更なる記事更新の継続が必要になると思われます。

それは、書籍からの抜粋引用であれ、記事の新規投稿を行うことなしに、動画サイトからの共有を継続することは、冒頭にて述べた理由からは多少緩くはなっていますが、それでもやはり躊躇されるものであることから「更なる記事更新の継続が必要になる」と考えるのです。

ともあれ、そのようなことを記事として書いてみますと、ある程度の文量にはなったと思われることから、本日はこれを記事題材としようと思います・・(笑)。

また、これまでの内容からしますと、蛇足にはなりますが、近年のCAD/CAM加工技術および3-DプリンターなどといったPCに接続する類の一連の技術の進化発展により、これまで保険制度によって守られて来た医療・歯科医療業界の中で、より深いところからの変革を余儀なくされているものの一つが、歯科技工業界であると云えます。

それは、より抜本的な歯科技工士の教育制度の変革も必要になってくると云えます。そのため、新たな大学制度である「専門職大学」と、この変革を要する歯科技工士の教育を組み合わせることが、時宜に適っているのではないかと思われるのです。

また、歯科衛生士の教育についても同様であり、それは関連する他職種そして、訪問医療・介護との連携を考慮した教育を行うことにより、新たな歯科医療の流れが生じてくるのではないかと思われるのです・・。(それは新たな歯科医療の世界スタンダード構築の一助にはなると思われます。)

面白く、有意義・有益であると思われますので、是非、ご検討して頂ければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

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2020年8月16日日曜日

20200815 終戦(敗戦)記念日に思ったこと

本日は終戦(敗戦)記念日であるため、報道番組・ネット上においても、そうした特集が多く見受けられました。戦後以来、毎年、この日を迎えると、このような感じになり、また、ある程度区切りの良い年になると、例年に比べ、多少多くの特別番組・報道記事が組まれるといった感じになります。おそらく、こうした行事は、この先も、我が国の政治体制が大きく変わらない限り、続けられると思われます。

そこから、この8月15日の終戦(敗戦)記念日は、現代を生きる我々にとって未だ100年も昔の出来事ではなく、比較的身近であり、深く理解しようと思えば出来そうな時代であると云えるのですが、どうしたわけか、我が国では、各教育段階にて、この時代についての歴史教育は、あまり詳細にはやろうとはしない傾向があると云えます・・。

自らの記憶を辿ってみますと、高校時代は、明治維新にて日本史の授業は一通り終え、その後から20世紀前半の歴史についての授業は、受けた記憶が定かにはありません・・。しかし他方で同じ頃に、現代文の授業で扱った夏目漱石による「現代日本の開化」は、それ以前にも自分の興味から何度か読んでいたということもあり、学内のテストにて比較的良い成績をとったという記憶は、割合明瞭に残っています。

また、ここまで書いていて思い起こされたことは、高校に入学してまだ間もない頃、世界史か何かの科目で第二次世界大戦について、先生に指されたのを良いことに、しばらく、その経緯を説明するように話したことであり、これで「少し変なヒト」という扱いになったのではないかと思われます・・(苦笑)。

その後、私の歴史についての興味が本格的に動き出したのは、大学最後の1年あたりで、以前にも何度か記事に書き、また、現在もなお途中の【架空の話】に指導教員として登場している文系の師匠に出会ってからであると云えます。現在思い返してみますと、当時は師匠の方が所謂D2病の、ど真ん中であり、私は、その頃の「濃いキャラになっていた」師匠から、少なからぬ影響を受けたのだと云えます・・(苦笑)。

そこで、自身も大学院に進学しようと周囲に訊ねてみると「とりあえず3年程度働いてみて、それでも行きたければそ、の時に考えれば良い。」ということになり、普通に就職しました。しかし、さきの影響は大きかったようであり「やはり院に行きたい。」と考え、また、多少お金も貯まったため、転勤にて東京勤務になってから、さまざまな大学に問合せ、資料請求をしたり、周囲を説得したりして、どうにか準備を整えました。

この時、いくつかの大学院を受験しましたが、どれも、あまり好感触と云えるものではありませんでした・・。ただ、会社勤務の際は、ホテルフロントとして、比較的多く外国人宿泊客の対応をさせられた(させて頂いたため)か、英語面接は、自身としては、後悔する部分もあったものの、同時にそこまで酷いモノではなく、また英文和訳のテストは、これまた会社時代、FAXなどで送られてくる、さまざまな宣伝チラシなどの概容訳をやらされていた(させて頂いた)ためか、そこまで怖気づくことなく、対応は出来たように記憶しています。

あとの小論文は、あまりその出来は分からずに、もう一つの面接は、何やら怖く、面接官にバカにされたような感じも受けました(現在考えてみますと、当人には、そうしたつもりはなかったのだと思われますが・・)。

ともあれ、どうにか入学を許されて入ってみますと、周囲には、当時としては、私以上に「変なヒト」と判断し得るような方々が何人かおり、そのよく分からない研究に対する熱意やストイックさに、こちらも知らぬうちに伝染し、また、そうした様子を手紙かメールにて察知したと思しき、さきの文系の師匠は、関西方面にて開催される学会を機会として、何度かこちらに訪ねて来られたことがありました。

この修士院生の頃は、自身にとっては、まさに「遅まきの青春」であったと云え、それ以前の学生生活と比べると、周囲の環境も決して悪くなく、居心地の良いものでした。

とはいえ、院の修了後は、数年前に開業した実家にて手伝うことが出来るようにと、東京の歯科技工専門学校に通うことになりましたが、これはまさに専門学校であり、自身としては、よく手を動かしたと記憶しています。また、それまで自身は図工や美術については比較的成績が良く、勝手にセンスがあると思っていましたが、この専門学校にて、世の中には器用な人がいるものだと、はじめて認識しました・・(苦笑)。

また、この専門学校にて「このさきは歯科技工士も大学院に進むべきだ。」との考えに触れ、また、それに影響を受け、周囲の反対を押し切って、以前の和歌山よりも、さらに西に行くことになりました・・。

現在では、四年制大学の歯科技工士養成課程を卒業した歯科技工士が普通におり、さらに修士、博士課程へと進み、学位取得にまで至ると聞き及んでいますが、そうしたストレートな課程を経て来られた方々と比べますと、私は原初的な、あるいは黎明期特有のゴチャゴチャした試作機もしくは多砲塔戦車のようなものであると云えます・・(笑)。

それでも、そうした存在には全く価値はないというわけでもなく、それは、当ブログも含めて、これまでと、そして、これからの活動にかかっているのではないかと思われますが、さて如何でしょうか・・。

ともあれ、これまでで一つ判然としたことは、私の歴史好きの傾向は比較的強く、普通でいると、自然にそちらの方面に行ってしまうということです・・(笑)。

この先も本日の終戦(敗戦)記念日が、自国の近現代史を見つめる日であり続け、変に形式化、ベタ化しないことを願います・・。

*今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます!


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