さて、ここ数日間は、以前に作成したブログ記事を下敷きとした銅鐸に関する記事、そして引用記事を作成、投稿してきました。これらも当初思っていたより伸びました。また、あらためて、以前に自分が作成した銅鐸を題材とした記事を新たな記事作成のために読んでみますと、面白いもので、また新たな刺激として感じられるのです。これをもう少し具体的に述べますと、これまで、あまり用いることがなかったことから、忘れて、干乾びていた銅鐸に関する知識が、以前に作成記事を読むことにより、生気を取り戻し、またあらためて、興味を持ちつつ読むことが出来るようになっていました。
これが以前であれば、さらに興味が亢進されて「新たな書籍を・・」となっていたのでしょうが、最近では、そこまでの気力、精神力は励起されないようです。とはいえ、書籍自体は現在も何冊か読み進めており、また、ここ一週間ほどは、歯科材料学の英論文や、原書の英語小説なども読み始めました・・。これらについては三日坊主にならない様、意識した方が良いのでしょうが、他方で、これらを読み進めていても、さきに述べた銅鐸に関する記事と同じような現象が生じ、読み進めているうちに、あまり用いることがなかったため、干乾びていた英語を用いる感覚が徐々に生気を取り戻し、これまで、どうにか読み進めることが出来ています。
トレーニングなどでも、以前に時間を掛けて培った筋肉に関しては、比較的容易に取り戻すことが出来ると度々聞くことがありましたが、読書なども、それと同様、身体性の一種であると云えますので、あるいは通底するものがあるのかもしれません・・。
それ故、やはり若い時分には、後になり比較的容易に甦らすことが可能な、知識の体系を学んで身に着けることが意外に重要ではないかと思われるのです。その意味において、現在のような刺戟に満ちた様々な娯楽が溢れている社会とは、そこまで良いものではないように思われるのです。そして、これは自分の経験からの意見ですが、高等教育の期間については特に、そうした刺激的な娯楽から縁遠い場所にいて、そして、その期間のうちに、さきのような一種の身体性を得ることに努めた方が良いのではないかと思われるのです。
そして、その観点からも「孟母三遷の教え」のコトバに集約されるのでしょうが、大学などの高等教育機関は、その学生さんへの影響を考慮して、あまり都市部歓楽街などの近隣に設置することは避けた方が良いのではないかと思われるのです・・。
しかし同時に、こうしたことは学問分野によっても異なり、人文社会科学などに関しては、最新の生きた情報をいち早く入手するため、また、その他様々な文化施設がある大都市圏に立地していた方が良いのではないかと思われます。たとえ、その場所の近隣に歓楽街があったとしても・・。
他方で医療介護、工業系分野などに関しては、それぞれ分野での研究へのアプローチの仕方が、さきの人文社会科学系とは異なることから、敢えて大都市圏での立地に拘らず、むしろあまり大きくはない地方都市に設置した方が学生さんの勉強や実習などは捗るのではないかと思われます。
また、そうした視座から国内各地・地域に設置されている大学の学部・学科構成や、その由来を調べ、比較することにより、それら大学の設置当初の時代精神や設置者側の思惑なども、ボンヤリと浮かびあがってくるのではないかとも思われました。
今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます!
祝新版発行決定!
ISBN978-4-263-46420-5
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