2022年11月3日木曜日

20221103 【架空の話】を99話まで作成してきて思ったこと

おかげさまで先日の投稿により【架空の話】が99話にまで至りました。この【架空の話】は2020年4月からの「緊急事態宣言」下から作成を開始し、その後2年以上の期間と紆余曲折を経て、どうにかここまで来ました。そして、次の1話の投稿により100話となりますが、私はこれまでに、この程度まで継続する話を作成したことがありませんでしたので、素直に「我ながら、よくここまで作成することが出来たなあ・・。」と思うのですが、他方で、その先の展開についてはあまり考えていません・・。

とはいえ、これについては以前、大雑把には考えていたことがあり、あるいは精確に述べますと、現在に至り、粗い感じにて、その考えが物語として展開しているといった感があるとは云えます。

そして具体的には、現時点で実習篇と講義篇が「其の2」まで、そして【東京訪問篇】が15まで至っていますので、これらの先をそれぞれ続けて行きたいと考えています。その点、実習篇であれば、その情景を述べていけば良いのでしょうが、他方の講義篇は、現在の次の展開をどのように続けて行けば良いのか、多少考えさせられます・・。

とはいえ、どうしたものか、直近に投稿した実習篇・講義篇「其の2」のうちで、講義篇の方が明らかに伸びていました。そのため、前述のように、その続きの展開について考えさせられるのですが、これもさきの伝で、事前にそれなりに考えて、そして作成する段になったら、そうしたことを一旦キレイに忘れて、ともかく作成してみるのが、自らの経験から良いのではないかと思われました・・。

また、この【架空の話】を作成していて時折思うことは、登場人物の名前と性格の概要と、物語の中でどのような背景を持っている設定になっているかを、もう少し明らかにして、続きの物語の展開にとり上げて行きたいと考えています。そのためには一度、登場人物の整理の回を設けても良いのではないかと思われますので、これも後日また検討してみようと思います。

あるいは当初から登場人物の名前をアルファベットにせずに、ある程度具体的な名前として設定しておけば、もう少し事態は整理し易かったのかもしれませんが、これは既に後の祭りです・・。

加えて、この【架空の話】の内容は、概ねその半分以上が私の経験に基づくものではありますが、その構成や登場人物や同じく登場する組織などは、概ね架空であり、登場人物の多くには、それぞれ複数のモデルがおり、自分なりにそれらをミックスさせているつもりではありますが、お気づきになられている方もいらっしゃるかもしれません・・。

そういえば、これまでの【架空の話】は、主人公である「私」の視点にて概ね述べられておりますが、その私をKの医専大への学士編入を紹介し、さらに、現在進行している【東京訪問篇】での実務家教員選定の下準備作業にて、適切と思しきCH先生を医専大スタッフに紹介したD先生は、あまりキャラが立ってはいないですが、重要な役であり、またこのD先生のキャラクターに私が知る、複数の歯科医師の先生方が投影されていると云えます。

このD先生の設定としては、K大学の歯学部を卒業後、都内の老舗私立歯科大学に医員として入局して、また大学院生として研究を進め、やがて助教となってから数年後に都内の「私」の家の近くにて開業されたということになっており、また現在でもK大学歯学部そして、勤務していた歯科大学の双方に未だに何らかのチャンネルを持ち、その中で、たとえばK大学時代の顔見知り経由にて、K医専大の口腔保健工学科の学士編入試験の受験希望者を探して欲しいといったような依頼も来るわけです。

そして、私がそれに「引っ掛った」カタチとなり【架空の話】は展開するのですが、同時に、ここでは、実際の私に生じた、兄の死や指導教員の退職といった出来事は省きたいと考えています。そして、出来るならば、未来がある明るい話にしたいと考えていますが、他方で、こうしたことを私なりに文章での物語形式として、どうにか作成出来ている大きな原因は、この時期が、さきに述べた出来事により、強烈に記憶に残るように仕向けられたからであるとも云えるのです・・(苦笑)。

しかしまた同時に、これら二つの出来事は、ほぼ一年の間に生じたとはいえ、誰かの画策によるものではなく、偶然であると云えますので、これは誰かを恨んでも、どうにかなるものでもありません・・。

他方で、そうした経験をして、現在もそれを引き摺ってしまっている人間が、その経験をどうにか受容して浄化するための一つの方法としては【架空の話】として物語にすることが有効であるのではないかと、ここ最近は考えています。

次回に投稿予定の【架空の話】100話目は、実習篇・講義篇・【東京訪問篇】のいずれになるか未だ決めていませんが、出来ましたら、引続きどうぞよろしくお願いいたします。

そして、今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます!
順天堂大学保健医療学部


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