そしてまた現在も、出来れば、より多くの方々に読んで頂ければと、どこかで思いつつ記事を作成していますが、他方、それのみに多く捉われて記事を作成するようになってしまいますと、本末転倒な事態となり、次第にブログ記事の作成自体そのものを嫌悪するようになってしまうのではないかと思われるのです・・(苦笑)。
それ故、こうした事態においては、一種の価値配分のバランス感覚らしきもの、あるいは、一種の鷹揚さ・図太さらしきものが重要になってくるのではないかと思われます。
つまり、作成した記事が、ある程度多くの方々に読んで頂いているといった自覚と、その自覚に立脚して出来るだけ良い文章を作成していこうとする姿勢と、さらに、それらを併せた認識を持ちつつも、それをあまり気にしない鷹揚さ・図太さといった感じであり、これもまた、以前のブログにて述べた絶対矛盾的自己同一性といったものの一つであるようにも思われてきます・・。
そして、我々が何かしらの習熟を要する活動を行うに際し、それを習熟・上達したと認識し得る時の多くとは、自身の内面において絶対矛盾的自己同一性の認識に近いものがあるとも思われるのですが、さて如何でしょうか?
ともあれ、こうした矛盾したさまざまな要素の存在を自身内面において包含しつつ、それらが内面にて葛藤することにより、外界に対する我々の活動(アウト・プット)の多くとは為され、また、そうした背景を持ちつつ活動することにより、その活動に対して深さが認められるのでしょうが、おそらくこれが人工知能であろうが機械と我々人間の精神との間にある大きな違いではないかと思われるのです・・。
また、現在においては純粋に功利的と見做されるような活動の多くも、その始原においては、原初的な精神に基づく嬉戯のようなものであったのではないかと思われるのです・・。そして後に効率性・利潤が追求されるようになりますと、機械による自動化、人工知能により肩代わりされるようになるのですが、おそらく現在の我々は、まさにこうした時代であるからこそ、さきに述べた原初的な精神に基づく嬉戯としての活動を思い起こし再び体得する必要性があるのではないかと思われるのですが如何でしょうか?
そして、長い射程を持つ哲学・思想とは、こうしたことをも、その基礎に踏まえているのではないかと思われるのです・・。その意味において古くから社会に根付いた宗教といったものは、それなりに誤謬をももたらすのかもしれませんが、それでもやはり大きな価値もまたあるように思われるのです・・。
さて、おかげさまで当記事の投稿により総投稿記事数が940に到達しました。今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。
近年より現在までに日本列島各地において発生した、あるいは現在も継続して発生している地震・大雨・水害・火山噴火といった大規模自然災害により被害を被った(被っている)諸地域の安全そして復興を祈念しています。
~書籍のご案内~
昨年暮に師匠による著作が医歯薬出版より刊行されましたのでご案内いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
著書名:『CAD/CAMマテリアル完全ガイドブック』
ISBN978-4-263-46420-5
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