一たび、そうした抽象化を覚えますと、今度は、それをホテル宿泊客以外の日常生活においても用いるようになり、あまり多くはありませんが、その方の苗字から、出身地域を見出したこともあります。さらに、これまた、いくつかの記事にて述べましたが、ある地域に在住し、しばらく経ちますと、その地域特有の顔貌の傾向の種類なども、ボンヤリとながら分かるようになり、それはまた、n数が増えることにより、そのボンヤリが、わずかに明晰化され、そして、より実感として、さきの苗字と同様「ああ、この地域には、こういった顔貌の傾向が多いのか・・。」といった感覚を得るに至りますが、それでも、こうした認識には総じて「完全」というものはなく、とにかく、具定例としてのn数を増やしていくことにより、その精度を徐々に上げて「完全」に近づけるのが最善であるように思われます。
さて、この「顔貌の地域性」ですが、それらしき感覚を覚えるようになったのは、これもまた南紀でのホテル勤務の頃であったと記憶しています。南紀白浜は、古くからの温泉地であり、また海水浴場もあることから、特に夏季での観光客が多く、また勤務ホテルに隣接する白良浜の一帯は、さらに人口密度が高く、その中を行き来しつつ、フロント業務を行っていました。また、この時季はホテルとしては書入れ時でもあり、あまり休日も取れず、たしか22日間以上の連続勤務もありました・・。とはいえ、こうしたことは、現在になって責める気は全くなく、また、当時の我が国の少なからずの企業は、実質的には、そのような感じであったのではないかと思われます・・。
そうした視点からすると、たしかに我々の社会は変化しているのだと実感しますが、ともあれ、ハナシを「顔貌の地域性」に戻しますと、その後、大学院生として今度は和歌山市内に在住、生活をしていますと、また、そうした関心が生じてきましたが、この時は「顔貌」に、その関心を集約させることはなく「他の地域を特徴付ける(説明し易い)事物を見出そう」と考え、その対象としたものが、当ブログにて何度か述べている銅鐸でした。銅鐸への関心自体は、それ以前の南紀在住時からあったものの、それはいわば漠としたものであり、地域を特徴付ける事物として認識はしていませんでした。とはいえ、後になって考えてますと、そうした方向性の志向や統合を受けていない、いわば「混沌とした知覚の状態」といったものが、さまざまな実験曲線でのプラトーのようにあるのではないかとも思われてくるのですが、ともあれ、こうして私は、日常的な経験から銅鐸を当地域を特徴付けるものと設定した次第ですが、その背景には(一応)日常的な経験として、銅鐸に関する記述のある書籍を読んでいたということがあります。そして、ここまで作成していて、日常的な経験として、あまり実生活には密着し過ぎないで、且つ、ある種の事実を記述した文章を読み続けることが、意外と重要であるように思われてきましたが、さて如何でしょうか。
今回もまた、ここまで興味を持って読んで頂き、どうもありがとうございます。
さて、この「顔貌の地域性」ですが、それらしき感覚を覚えるようになったのは、これもまた南紀でのホテル勤務の頃であったと記憶しています。南紀白浜は、古くからの温泉地であり、また海水浴場もあることから、特に夏季での観光客が多く、また勤務ホテルに隣接する白良浜の一帯は、さらに人口密度が高く、その中を行き来しつつ、フロント業務を行っていました。また、この時季はホテルとしては書入れ時でもあり、あまり休日も取れず、たしか22日間以上の連続勤務もありました・・。とはいえ、こうしたことは、現在になって責める気は全くなく、また、当時の我が国の少なからずの企業は、実質的には、そのような感じであったのではないかと思われます・・。
そうした視点からすると、たしかに我々の社会は変化しているのだと実感しますが、ともあれ、ハナシを「顔貌の地域性」に戻しますと、その後、大学院生として今度は和歌山市内に在住、生活をしていますと、また、そうした関心が生じてきましたが、この時は「顔貌」に、その関心を集約させることはなく「他の地域を特徴付ける(説明し易い)事物を見出そう」と考え、その対象としたものが、当ブログにて何度か述べている銅鐸でした。銅鐸への関心自体は、それ以前の南紀在住時からあったものの、それはいわば漠としたものであり、地域を特徴付ける事物として認識はしていませんでした。とはいえ、後になって考えてますと、そうした方向性の志向や統合を受けていない、いわば「混沌とした知覚の状態」といったものが、さまざまな実験曲線でのプラトーのようにあるのではないかとも思われてくるのですが、ともあれ、こうして私は、日常的な経験から銅鐸を当地域を特徴付けるものと設定した次第ですが、その背景には(一応)日常的な経験として、銅鐸に関する記述のある書籍を読んでいたということがあります。そして、ここまで作成していて、日常的な経験として、あまり実生活には密着し過ぎないで、且つ、ある種の事実を記述した文章を読み続けることが、意外と重要であるように思われてきましたが、さて如何でしょうか。
今回もまた、ここまで興味を持って読んで頂き、どうもありがとうございます。
順天堂大学保健医療学部
祝新版発行決定!
ISBN978-4-263-46420-5
*鶴木クリニックでのオペ見学につきましても承ります。
連絡先につきましては以下の通りとなっています。
メールアドレス: clinic@tsuruki.org
電話番号:047-334-0030
どうぞよろしくお願い申し上げます。
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