また、新たな経験や刺激を得たとしても、それをそのまま即座に文章化して記事とすることは、これまでの経験上、自身の場合は避けた方が良く、それよりも、ある程度の時間を経て、得た経験や刺激が内部にて、こなれてくることにより、他の要素と関連付けた文章として展開することが可能になり、そして、ある意味、気化や蒸散に近いようなカタチでの文章の作成が可能になるのではないかと思われるのです。
おそらく、作成する文章の目的によっても異なるのでしょうが、現在、自身が継続的に作成しているブログなどの場合、さきにも述べた通り「経験や刺激の即座の文章化」は必ずしも賢明でなく、それよりも、多少時間をかけてでも、経験や刺激を抽象化した文章を作成する方が、ある程度の期間の継続を望む場合には、適切であるのではないかと思われます。
とはいえ、この経験や刺激を抽象化した文章の作成は、多くの場合、作成文章を「他の何か」に関連付ける必要性があることから、これはこれで面倒であるのですが、ブログ記事に限らず、それでも継続していくことにより、この「関連付け」の背景(概念)操作がスムーズに出来るようになり、また、そうしてボンヤリとではあれ、構成された背景の様相を文章に移し替えることが出来るようになっていくのではないかと思われます。
また、この文章の移し替えの作業がスムーズに出来、さまざまな経験や刺激そして考えを適切に文章化することが出来るようになることが所謂「文体の獲得」であると考えますが、その意味で自身の場合、未だそこには至っていないように感じられます・・。
しかしながら、やはり当ブログ開始当初と較べますと、いくらかは文章化出来るようになってきたとも思われますので、もうしばらくは続けてみようと考えています。
そして、最後にこうした文章をここ数回書いているのは、未だ現在あまり深くまで理解出来ていないと感じられる伊達千広(宗広)による「大勢三転考」を読み進めていることが要因ではないかと考えられます・・(苦笑)。
その意味において、あまり強い経験や刺激ではないものの、読書もまた、それなりに継続的なブログ記事作成の為には重要であるようにも思われます。
今回もここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。
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