2018年10月16日火曜日

20181015 歴史全般の実感を伴った理解のためには・・電車内にて思ったこと

昨日から本日にかけては所要にて福岡の博多に出向いていました。書くまでもないことですが、やはり博多は都会であり、特に夜間での市街の明るさが徳島と大分異なるように感じられます。また、もう一つ驚いたことは、地下街が発達していることであり、そこから、しばらく首都圏から離れて暮らしている間に、それらが自身にとって非日常的なものになっていたことを実感しました。
案外、我々の日常感覚は、可塑性があるものであると思われます。しかしながら、他方で変えられない、忘れられないこともまたあるようではあり、こうした『違い』が何故生じるのかとは、自身のことでありながら、なかなか分からないものであり、機会があれば、じっくりと考えてみる価値はあるように思われます。
また、こうしたことを思い至る時は、日常性の中にある時ではなく、書籍などを読んだ後の少しボーッとしている時に不図、湧いてくるといったことが多いように思われます。
そして、そのうえで、先日のブログにて述べた『書籍を読む際、その文章の内容が理解されスムーズに頭に入り、そしてそれが文脈として蓄積されていく【物語が形成されていく】といった一連の感覚』は、この『少しボーッとしている時』と何やら密接な関係があるように感じられるのです。異言を試みますと『少しボーッとしている時』にこそ、書籍・物語などの文脈を理解していく感覚が培われていくのではないかということになりますが、さて、如何でしょうか?

さらに、この書籍・物語などの文脈を理解していく感覚こそが、歴史全般を実感を伴ったものとして理解する際に不可欠なものではないかとも思われるのです・・。

とはいえ、あるいは、こうしたものは各自各様にて、その適切なスタンスがあるようにも思われますので、それぞれで試されてみるのが良いのではないかと思われます。

また、多少批判めいたことを述べますと、我が国の国民性と指摘される此岸性を極度に重視する性質は、たしかに抜け目のない、目端のきいた行為態度には親和性を持つのかもしれませんが、同時にそれは、歴史全般の実感を伴った理解とは、相性が悪いように思われるのです・・。

こい願わくは、今後、人工知能・工作機械などが更に進化発展する我が国社会において、その努力が少しでも多く、歴史全般の実感を伴った理解の方向へ行くことを・・。

今回もここまで読んで頂きどうもありがとうございます!


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増刷決定!
ISBN978-4-263-46420-5

医歯薬出版株式会社


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