2018年6月18日月曜日

20180617 対話形式 1000記事到達後の燃え尽き症候群?単なるスランプ? 文学作品の背景にある時代精神について

A「久しぶりにBさんのブログを見てみましたら1000記事まで書き続けていたようですね。」

B「ええ、おかげさまで5月末頃に到達しました。しかし、到達した後もあまり休息を入れずに書き続けていますので、実感のようなものはありませんが・・(苦笑)。」

A「はあ、そんなものですか・・それで1000記事まで書いてみて何か変わったことなどはありましたか(笑)?」

B「いえ、特にこれといったものはありませんが、それでもここ最近は燃え尽き症候群とでもいうのでしょうか、1000記事到達以前に比べ、あまり集中して記事作成が出来なくなっているのではないかと思われるのです・・。しかし、もう少し考えてみますと、こうしたスランプのような時期はこれまでにも何度かありましたので、今回のもまた、その一つであるようにも思われるのですが・・。」

A「ああ・・燃え尽き症候群は以前どこかで聞いたことがありますが、目標としていたものがその達成や断念などによってなくなることにより生じる虚脱状態のようなものですよね・・。まあ、その意味で、とりあえずは大きい目標であったと云える1000記事まで到達したのですから、多少はそうした状態になってもおかしくはないのかもしれませんが、どうなのでしょうかね?」

B「ええ、この燃え尽き症候群は実際現在でも少し恐れていいて、また恐れているからこそ現在も記事作成を継続しているとも言えます・・(苦笑)。しかしながら面白いもので、そうした怖さから記事作成を行っていても、作成していますと、興に乗ってくるとでもいうのでしょうか、これが徐々に面白いように感じられてくるのです・・(笑)。また、こうした感覚は以前はあまりなかったように思われますので、これもまた、ある程度記事作成を継続してきた余禄の一つであるのかもしれません・・(笑)。また、それに加えて3年間ブログ記事作成を継続すると何かが起こるといった都市伝説のようなものを聞いたことがありまして、私の場合、1000記事到達からさらに1カ月程記事作成を続けることにより、これも達成出来るようですので、そこまでは続けてみようとも思った次第です・・(笑)。」

A「なるほど、そうするとBさんは1000記事という一つの目標は達成したものの、もう一つのそこから近い別の目標といえる3年間のブログ記事作成の継続は未だ達成していないことから燃え尽き症候群もありえないということになるのですね・・。しかしでは今度は3年間の記事作成の継続も達成しましたらどうするのですか(笑)?」

B「ええ、そこから先は未だ考えておりませんので、まあこれも到達した後、数日間休息してみてから、改めて考えてみようと思います・・(苦笑)。それでも、現在のスランプのような状態においても、どうにか記事作成を継続出来ていますので、その後もまた投稿頻度は多少変化するかもしれませんが、継続し続けるのではないかとも思います・・(苦笑)。」

A「はあ、しかしそうすると今度はその止め時のようなものが分からなくなっていってしまうのかもしれませんね・・(笑)。」

B「ええ、そこがなかなか難しいところでして、案外このまま継続していきますと1100、1200そして2000まで書いてしまうのではないかと、これまでの危惧とは少し異なった種類の危惧を覚えるようになるのです・・(苦笑)。」

A「まあ、それでもBさんの作成したブログがこれまでに比較的多くの方々に読んで頂き、また現在も読まれ続けているのでしたら、あまり『止め時』のようなことは考えずに、出来るだけ書き続けてみてはどうでしょうかね・・?」

B「そうですね、やはり読んで頂いている方々のことを考えてみますと、あまり無理は出来ませんが出来るだけ書き続けてみようと思います・・。」

A「ええ、それでいいのではないかと思いますよ、それに先日丁度読んだ記事でカレル・チャペックの『山椒魚戦争』のことが書かれていましたが、たしかに今現在の世界情勢でこの作品を読んでみますと、なかなか面白いかもしれませんね・・。そして、そうした何気ない情報も人によっては面白いと感じることもありますので、スランプであり、あまり能動的に文章作成が出来ない状態の時は、興味深いと思われた小説や映画などを紹介していけば、それなりに面白いかもしれませんよ・・?」

B「はあ、そのようなものでしょうか・・。あ、それと『山椒魚戦争』のハナシが出ましたので、思い出したのですが、この著作内(pp.236‐237)にて描かれている山椒魚の踊りですが、そのモデルとなったものはインドネシア・バリ島のケチャではないかと思われたのですが、どうでしょうか?」

A「・・いや、そう唐突にそう云われてもね・・それよりも私があの作品で印象に残った記述は、山椒魚がLとRの発音の区別が出来ないというところで、これは一般的に我々日本人が持つ特徴と考えられているので山椒魚のモデルは、より大局的にこの作品を考えてみても、あるいは我々日本人であるのかもしれない・・と思いましたね・・(苦笑)。」

B「なるほど・・たしかにその記述はあったと思います。また同じく作中にてマリアナ諸島が日本の委任統治下と述べられていましたので、その時代背景は1920~30年代の戦間期であり、且つ、世界情勢が不穏な方向に本格的に動き出した1930年代と云えるのですが、そう考えてみますと、同じく戦間期に書かれた作品であってもトーマス・マン著『魔の山』などは、その主要な時代背景は第一次世界大戦以前の1910年代であり、また実際に作品が書かれたのは戦間期の1920年代ですので、このわずか20年あまりの期間にてヨーロッパの情勢あるいはその背景にある時代精神が大きく変化したことが理解出来るのではないかとも思われますが如何でしょうか?」

A「・・『魔の山』と『山椒魚戦争』それぞれの背景となる時代精神の比較ですか・・なるほど、それはそれで面白いかもしれませんね、またそれでしたらジョージ・オーウェルやフィッツジェラルドあるいは日本人でしたら芥川龍之介あたりを取り上げてみてもなかなか面白いかもしれませんが、如何でしょうか?」

今回もここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。

~書籍のご案内~
増刷決定!
ISBN978-4-263-46420-5
医歯薬出版株式会社

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前掲書籍の著者である師匠による歯科材料全般もしくは特定の歯科材料を題材とした勉強会・講演会などのご要望がございましたら、よろこんで承ります。これまで師匠は長年にわたり大学歯学部・歯科衛生・歯科技工専門学校にて教鞭を執られた経験から、さまざまなご要望に対応させて頂くことが可能です。


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conrad19762013@gmail.com 
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

数年前より現在までに列島各地にて発生したあるいは発生している大規模自然災害により被害を被った地域の諸インフラの回復および、その後の速やかな復興を祈念しています。







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