2018年1月11日木曜日

20180111 研究を行う風土の違いについて・・【久しぶりの対話形式】

A「先日は一日で二つのブログ記事の投稿をしました。片方はトーマス・マンの『魔の山』からの抜粋引用でしたが、これが投稿直後から、かなり多くの方々に読んで頂き、それで勢いがつきまして、それに関連させた内容にて新たに記事を作成し投稿しましたところ、さきの『魔の山』からの抜粋引用ほどではありませんでしたけれども、これも私の作成した記事としては、かなり多くの方々に読んで頂けました・・。』

B「はあ、そうですか、今時『魔の山』に反応する方々とは、一体どういう人達なのでしょうか・・?しかし、それはともかくAさんはこの著作をいつ頃に読んだのですか?』


A「ええ、どういう方々に読んで頂いているかはよく分かりませんが、ともかく投稿当日から両方の記事共に100人以上の閲覧者数となりましたので、これにはかなりビックリしました・・(笑)。

それと、私がこの著作を読んだのは、たしか和歌山市から市川市に転居する前後の2006年から2007年の頃であったと記憶しています。」

B「なるほど、もうその頃には読んでいたのですね、たしか私もあの著作は修士課程の頃に読んだ記憶があるので、あの頃は色々と読んでいたのですね・・。それでも今となってはあれだけの長編を読み通すのは難しいかもしれないね・・(苦笑)。」


A「ええ、長編小説や大著の思想書などを読むにはどちらかというと、知力よりも体力や根気の方が必要ではないかと思いますね・・(笑)。ああした著作はとりあず読み続けていれば、そのうちに面白くなってくることが多いのですけれども、そこに至るまでがなかなか面倒で大変なのです・・(笑)。」


B「うん、それはそうだね・・そのことをもう少し表現を変えてみると、一度そうしたコツを掴むことさえ出来れば、あとは自転運動みたいに、どうにか進んでいくのではないかと思いますよ・・ああいったものは結局のところ自分の積極性や能動性が大事ですからね。そしてその枠組みみたいなものとして、文系の場合は博士前期課程もしくは修士課程が案外重要なのではないかと思います・・つまり、小規模な興味本位のグループのようなもので、ある大著に挑んでいくという仕組みですかね・・。」


A「ええ、それは本当によく分かります!ああいったものは始めのうちは結構ピントやハナシの的が外れていることが多いのですけれど、不思議なことに読み進めていくうちに、徐々にそれが合ってきて、そこで為される議論も知らぬ間に学術書などでも指摘されているような高度なものになってくるのです・・。そして、そうしたことを一旦経験しますと、徐々に自分一人でもそうした作業を行うことが出来るようになり、まあ自問自答というのでしょうが、それで、さきほどのBさんの表現にあったような自転運動のような感じになるのではないでしょうか?」


B「そうだね、これは簡単なようだけれど、案外と難しい何かがあるのかもしれませんね・・ところで、そうしたことは理系分野の方ではどうなっているのですか?」


A「ああ、修士・博士課程の違いはよく分かりませんが、あちらでは、それぞれの研究テーマを指導教員から与えられて、それに基づき試料作製・実験などを進めていくのですけれども、この時に同じ研究室・講座の方々の協力がなければ、実験・研究が進展しないと云えます。ですから、多くの場合、彼ら彼女らは連名にてさまざまな発表を行うのです。その意味で、もとから制度的にそのように構成されているのが理系分野ではないかと思いますが・・。」


B「なるほど、理系分野の研究発表の場合、大抵の場合は連名ですからね、それで実際、そういった連名の方々とはどのように協力しているのですか?」


A「・・それは、本当に多種多様ですね。

先ずファースト・オーサーと指導教員がいるのは分かるのですけれども、それ以外の方々との協力関係は繰り返すようですが本当にさまざまです。
実際はかなり実験に協力しているのに、発表する学会に加入していないために連名に名前が出ないといったこともあれば、あまり協力はしていないけれども、同じ研究室・講座であるから連名に入っているといったようなこともあると思います・・。
とはいえ、いずれにしても、この分野での大抵の方々は、周囲の方々のお世話になって発表に漕ぎ着けていると云えますので、あまりそうしたことは詮索する必要がないといった風土があるのではないかと思われます・・。私も夜を徹して試料の作製や観察を手伝ったこともありますし、また人にそうして頂いたこともありますので・・まあ沖縄で云うところの「ゆいまーる」みたいなものではないかと思っています・・(笑)。」

B「・・ううむ『それはどちらかというと南の方限定ではないか?』といった考えが湧いてきますが、とりあえずそれは後日再検討するということにしておきましょう・・(笑)。」


A「・・南の方の限定かどうかはともかく、理系・文系に関しては、うまく表現できませんが、何となく人種が違うと思うことも度々ありました・・。

概して理系分野の方々は議論などをあまりしなくても通じる『よく分からないけれども優秀なところがある人が多い』といった印象があるのですが、その優秀さがまた人それぞれであり、これが面白いかと云えば大変に面白いのです・・(苦笑)。
・・いや、しかし、それでも、これはおそらく文系人間である私から見た意見ですので、実際のところ、私とはその中ではかなりのキワモノであったのかもしれませんがね・・(苦笑)。」

B「はあ、そんなものですか・・あ、そういえば、文系人間で思い出しましたけれども、先日のブログ記事に書かれていた「独裁者云々」は、君の指摘は正しいかもしれませんね、私も確かめてはいないですが・・。

そして、そうした指摘を書籍の記述に対して普通に行うことが出来るのが、まあ文系的という概念があるとすれば、文系的であるのかもしれませんね・・(笑)。」

A「ええ、後になって考えてみたところ、あの指摘を古くから翻訳版が刊行されている『魔の山』に行ったのは(国内で)私が初めてではないかとも思いましたが、しかし、そういったものは本当に大したことではないと思いますので、とりあえず書くだけは書いておきました・・(笑)。」


近年来、日本列島各地にて発生した地震・大雨・水害等の大規模自然災害により被害を被った
地域の力強い復興を祈念しています。

昨年より
再び活発な噴火活動をはじめた新燃岳周辺の方々の御無事も祈念しています。


最後に
書籍の宣伝となりますが、師匠による新たな著作が医歯薬出版より刊行されましたのでご案内いたします。

御興味ございましたらどうぞよろしくお願いいたします。
著書名:『CAD/CAMマテリアル完全ガイドブック
ISBN978-4-263-46420-5