2017年10月22日日曜日

20171021 ある文化を体現されている方々にお目にかかって思うこと

A「時折お目に掛かるある程度御高齢の女性から伺うお話とは大変興味深いものであり、そうして語られるお話しの中から、その時代の精神といったものが強く伝わってきます。

また、そうした語り口には、もちろん、それぞれに個性があるのですが、それと同時に何かしら共通する要素もまた、少なからずあるのではないかとも思われるのです。

そして、それらの語り口における共通する要素とは、残念ながら現在の自身の文章能力によっては、その真髄を文章にて表現することは困難ですが、別方面からの表現もしくは描写を試みますと、それは『白洲正子自伝』にある文章により、いくらか象徴することが出来るのではないかと考えます・・。

また、その表現をさらに異言してみますと、それは『戦前の東京山手文化』としても象徴することが出来るのではないかとも思われます。

しかしながら、時代の変化により、こうした文化を体現されてているような方々は、あまり見受けらなくなり、また、そうであるからこそ、自身が少数ながら見知っているそうした方々が持つ共通する要素が際立って見えてくるのかもしれません・・(やはり現代の我々が持っているさまざまな特性とは総じて異なり、それは単に御高齢であるからという理由のみによって収斂され得ない何かがあるのではないかと思われます。)。

そしてまた、そうした方々とはある程度の御高齢であるにもかかわらず、大変にお話しが上手であり、またさまざまな活字を読むことを好むといった傾向があるようにも思われます(しかし一方で、読む書籍の好みに関しては、それぞれ確固たるものが確立しているといった感が総じてあります。)。

そうした背景を持ちながら語る過去の我が国社会におけるさまざまな様相とは、かなり生き生きとしたものであり、それは自身がかつて民俗学のフィールド・ワークにて出向いて伺ったお話しとも、その意味(生き生きとしている)においては共通しているのですが、それらの背景にある文化が、どちらかが良い悪いといった価値判断を抜きにして、大きく異なると思われるのです・・。

今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。

昨年より現在までに日本列島各地において生じた一連の地震・大雨・水害等の大規模自然災害によって被害を被った諸地域のインフラの復旧・回復そしてその後の復興を祈念しています。

また、先日から新たに噴火をはじめた新燃岳周辺の方々の御無事も祈念しています。」






























0 件のコメント:

コメントを投稿