2016年1月15日金曜日

20160114 反知性主義・・?

A「最近首都圏は冷えますが、元気でやっていますか?」


B「ええまあ、お陰様でどうにかやっています。

それにしてもどうも最近ブログのネタがまた浮ばなくなってきてしまいました・・。
特にスランプで落ち込んでいるというわけではないのですが、ただ何となくネタが浮ばず、筆が進まずに「こういう状態もあるのだな。」といったところです。」


A「それでしたら、そういう状態をまたブログで正直に書けば良いのではないでしょうか?
そしてそれを書いているうちに、また何か面白いネタが浮んでくるのではないでしょうか?
しかし、それはそうと求職活動の方はその後何か進展はありましたか?」


B「そちらの方は多少動いてはいますが、相変わらず予断を許さない状況で、また何か進展がありましたら御連絡します。

A「はあ、そうですか・・
私個人としてはBさんみたいな人がもっといてもいいとは思いますよ(笑)。
というのは、現代の全学問分野での特徴の一つとはBさんみたいな学問的な意味での両生類()みたいな人が極端に少ないことではないかと思うからです・・。
こうした変な人がアカデミアに少しはいないと面白くないですからね()。」


B「・・ううむ、たしかに私はキワモノですから、そうした立ち位置をいただくことが出来ればそれこそ水を得た両生類あるいは雨を得た河童のようになることが出来るのではないかと思います()
しかし、そう考えてみますと、明治から昭和前半あたりまではそういった人が案外多くいたのではないかとも思いますが・・。
そうすると何だか丸山真男タコツボ文化の話を思い出してしまいますね。」


A「まあ元が同一であっても学問分野の専門化が進展した結果、それら分野がササラ状になっていったのでしょうが、今度はそれらササラの要素を何らかの枠組みを用いて統合出来るような人が出て来れば良いのですが・・。
そういう人があまり出て来ないのが現状なのでしょうね。」


B「・・たしかに統合は難しいとは思いますがニッチとしての理系、文系の間に立ち位置を見出すことは不可能ではないと思います。
一方、現在為されている高等教育への施策の方向を考えてみますと専門性での研究教育を重視しているように思えますから、これは難しいのではないかなとも思いますが・・(苦笑)
しかし、それでも高等教育の本質的理解には、そうした文系、理系を見渡せる複眼的な視野が必要不可欠であるとは思いますので、いずれ何らかの形でそのぶり返しは生じるのではないかと思いますが・・。」


A「ええ、現在特に地方国公立大学などでは文系不要論的な圧力が強いようですからね・・しかし、おっしゃる通り、こういった動きとはそこまで長く続くものではないと思います。
こうした傾向とは、いってみれば俗論との結託による文化大革命ポル・ポト派による大虐殺などと、その根源的な心情における動機においては大差無いとも見てとれますからね・・そして、そういったものは大抵どこかで反作用が生じるのではないかと思います。
ただ、その反作用がどのような形で生じるかについては予測がつきませんが。」


B「ええ、その御意見については同感です。
しかし一方、こうした意見とは、私の場合「そこまでして自分の立場を正当化するのか?」ともとられかねないので、あまり口に出してはいえないですがね(苦笑)
そうしたことからブログなどでそういった考えを述べることが出来るのは案外便利ではないかとも思います。
しかし、そうするとまた嬉しからぬ反作用が別件逮捕的に生じる可能性があるところが我が国のウェッティーなところではないかと思います
ともあれ、こうした危惧も畢竟、自意識過剰の所産ではあると思いますが・・(苦笑)。」


A「・・何だかトーマス・マンの「トニオ・クレーゲル」を彷彿とさせるような意見だけれども、我々は芸術家ではないからね・・。
それでも、そうした社会多数派の同調圧力を成分的基礎とする、場合によっては相手を死に追いやっても省みないような試練を投げかけるメカニズムとは一体どのような内部構造をしているのだろうかね?
また、そうしたものが目には見えないものの厳然と存在していることを認めながら、一方において道徳やら倫理を説くのはどうもナンセンスなような気がしなくもないですね(苦笑)。」


B「ええ、そうした二面性とは、自分が強者であると思っている方々には手放しがたい魅力を持っているというか、一種の力の源泉なのではないでしょうか?
ですから、そういった方々にこそ、そうですねカミュの「転落」あたりを読んでいただければ良いのではないかと思いますが・・まあ難しいですね(苦笑)。」


A「科学技術の進化発展と経済的繁栄が密接に結びついていた頃は日本人の宗教的制約が少ないことは有利に作用していたのかもしれませんが、現在のような社会状況においてそうしたことは逆に悪く作用するのではないかと思います・・。
こうなると特に都市部においては相互不信を基調とする個人主義の社会を招来し、その将来とは暗澹たるものになってしまうのではないかと思います・・。」(時計仕掛けのオレンジ)


B「ええ、そうした社会にならないためにこそ、一見経済的有用性を見出せないような文系学問分野の存在価値があるのではないでしょうか・・?
そういった学問分野に対し即物的判断をくだし、乱暴にことを収めようとすることは、さきにAさんがおっしゃったように歴史上多く見られるのですが、どうやら我が国もまた同じ轍を踏みそうな感じがしますね・・杞憂であれば本当に良いのですが。」

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